砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

CBC賞予想 暫定版

◎エイシンブルズアイ 登坂前に勝負をつけるのであればこの二頭で決戦するのが順当。 エイシンブルズアイは血統的に前受けベターであるが淀みなく脚を使うほうがよろしくて、これは母父Siphonの影響だろう。スプリント戦は一気の脚で先行してそこからどれだけ…

ドゥラメンテが引退

せめて有馬くらいは出るんじゃないかと思っていたけれども・・・。 骨折しなければ、落鉄しなければ、手前替えをしていれば。なんかIFのレベルがどんどん下がっていった上での決着だよね。「いやー、骨折しなかったら凱旋門賞勝てたかもしれないのになぁ~」…

マジンプロスパーから学ぶこと CBC賞予想

下り基調のスパイラルコーナー、そしてスプリント戦最長の直線。これらの要素を普通に考えるとディープインパクトやサクラバクシンオー的に靭やかな馬が強そうである。アドマイヤコジーンはCozzene直系だけあってより良さそう。 Cozzneと言えばアドマイヤコ…

何やら今年はスプリンターが愛おしい

さて、春競馬も終わって夏が訪れる。 季節よりも先に「宝塚記念が終わったから」とか「日本ダービーが終わったから」とか、そっちで一年のめぐりを感じるのが競馬ファン。「えーと、今週末は宝塚記念だから6月の4週目かな!」と考えるのが競馬ファン。 曜日…

ヌレサドニアリーwithリヴァーマン 宝塚記念回顧

同じディープエルコンでもこちらが勝ったか。 アンビシャスは4角から手応えが怪しくなっていて、ズルズルと後退していった。揉まれ弱いところはあるし、こういった道悪が苦手ということは確かに予想された。それを込みで予想したのだから納得は出来る。 重心…

今年の宝塚記念は放棄する

午前現在において阪神は重馬場。しかし関西全域は晴れていて、阪神もまた例外ではない。夜にはまた梅雨の影響を受けて雨が降るらしいが、この調子だとメインは稍重くらいには回復すると思われる。 宝塚記念の風物詩と言うべき状況ではある。おとなしく道悪上…

ヒシミラクルとゴールドシップと 宝塚記念予想

過去に春天と宝塚記念の両レースを制した馬は多いようで少ないようで、結局多い。 マヤノトップガン タマモクロス メジロマックイーン テイエムオペラオー ヒシミラクル ゴールドシップ イナリワン などなど(調べるのが面倒になった) 年代が非常に広いこと…

福永のハーツクライ 宝塚記念予想

福永祐一は見るからにぶん回す騎乗が増えている。それは大外を大鉈ストライドでビューンっと飛んで行くわけではなく、止めどなくスピードを乗せ続けるということだ。一息入れない。 ゴールドシップでさえ息を入れなければスパートは止まるわけで、スランプ時…

サトノクラウン考

サトノクラウンの見せた圧倒的なパフォーマンス、それは今年の京都記念。重馬場で開催され、他の人気どころがヒーコラヒーコラしているところを楽に抜けだしてしまった。頭角を現した弥生賞での圧勝劇もまた馬場に対してはハイペースな展開だった。 つまりサ…

ストーリーセラーの弟が勝ち上がったぞ!

カンパニー産駒を応援しているため、色々とカンパニー配合を考えた時期がある。 特に思いつかなかったのだが、ストーリーセラーの配合はグッドであった。クラフティワイフ≒ヘクタープロテクターでスピード増幅に一定の結果を残している。普通にいい牝系を使…

不思議のネオユニヴァース 宝塚記念予想

実に不思議なことだが、ネオユニヴァース産駒が宝塚記念を制したことはない。というか、ロジユニヴァースが一度だけ出走しただけ。実に不思議である。 そして今年も出走しない。サウンズオブアースが回避したのである。 ネオユニの上等産駒は突然走らなくな…

中央4場で最も水はけの悪い阪神

今のところ日曜は雨が降らないらしい。ただ金曜まで断続的な雨が続き、土曜もまた雨だとか。そうなると馬場がいい具合に悪くなって外が伸びる可能性は多々あり、そうなると差しが届くのではないかと。 阪神内で差すならストライドの大きい馬・・・というのは…

宝塚記念の時計事情

ゴールドシップが躍動し、ラブリーデイがぬけ出すここ3年の宝塚記念。だがこれらの年はとてもG1級の時計で決着していない事実がある。 阪神2200mのレコードはアーネストリー&サテツが押し切った11年の宝塚記念に記録された。ここ数年の宝塚はそれに比べて3…

素晴らしき配合が素晴らしき時計で 函館スプリントS回顧

「兄貴やりやがったな・・・!テン乗りの兄貴はこれだから怖い」 まずファントムロード藤岡兄貴に憤慨。しかし内が伸びていて外差し全滅馬場だから仕方がない。内をすくってどうこうっていう選択は正しい。だが上がり最速を叩き出す騎乗はレースを度外視した…

僕らが大穴配当から学ぶべきこと 函館スプリントS予想

まず目につくのはKnown Factの存在。1着のダンツレガリアは母父がウォーニングという荒っぽさで、ウォーニングの日本における代表産駒と言えばゴリゴリ短距離馬カルストンライトオ。そしてサニングデール、タニノマティーニ。 もうバリバリの函館スプリント…

四位のおっさんが函館入りするのに日曜メインの騎乗馬がない

これはかなりアホな話だと思う。 まぁ思っていたほど騎手の質は落ちていないし仕方のないところはあると思う。前走からの続行組も多いし、関東関西の垣根もあるわけだからあーだこーだと言うこともない。しかしそれでも四位のオッサンが函館SSに乗れないのは…

エイシンヒカリ当然の惨敗

眠たい目をこすりながらレースを見守ったが案の定大負けだったな。 ディープ✕嵐猫でシャンティイ9Fをあれだけ快勝した馬がアスコット10Fをまともに走れるはずないんだわ。1F延長も大きなマイナスであろうし、桁の違う高低差で登り降りするコース形態も大きな…

ダントツの本命オメガヴェンデッタ 函館スプリントS予想

代々重ねられた血統に統一性があることがまず素晴らしい。Amborix≒My Babu✕Turn-toなスピードに対してSir GallahadやBlue Larkspurなどを重ねる形は実に素晴らしい。函館SSでハマりやすい配合形だ。 そもそもビハインドザマスクが好配合であり、それに相似気…

エイシンヒカリについて

エイシンヒカリについて。 まずディープインパクト産駒がロイヤルアスコットの大レースで一番人気を得るということがすんごいことで、何がすんごいかって言ったら・・・ブックメーカーは何を見てるのかと思っちゃう。斜に構える俺はそう思ってしまう。 だっ…

スカイキューティーについて 函館スプリントS予想

これが馬券になるのであればかなり面白い。 名のある牝系ではないが、母スギノキューティーは日本においてはニシノフラワーに次ぐMajestic Lightの代表産駒。この種牡馬はアメリカで活躍馬を多く出し、特に牝馬の中距離戦で実績を重ねた。 ただ日本において…

箸休めに函館スプリントS展望

函館スプリントSは差し追い込み有利のレース。これは前がオーバーペースで突っ込んでいくことが多いためだ。 前2Fは競馬において最もペースが流れる区間で、距離を問わず前2F目に公式ラップの最速を記録していることは珍しくない。しかし函館1200mはその前2F…

オルフェーヴル✕キングカメハメハは短距離馬を出すのではないか その3

復習 1 オルフェーヴルの中距離的靭やかさはSir Gallahad=Bull Dog✕Flembetteによるもの(だろう)。 2 ゴールデンサッシュ=サッカーボーイはディクタス中のTeddyをノーザンテーストで総括した(と予想される)。 3 ステイゴールドはノーザンテーストか…

オルフェーヴル✕キングカメハメハは短距離馬を出すのではないか その2

前回の復習 オルフェーヴルの中距離的靭やかさはSir Gallahad=Bull Dog✕Flembetteによるもの(だろう) 1 メジロマックイーンに対して より厳密なことを言うとFlembetteはDubar-Rablaisと共に伝わることがほとんどである。Teddy✕Dubar(Rablais)のフラン…

オルフェーヴル✕キングカメハメハは短距離馬を出すのではないか

問題は非サンデーのキンカメ肌が少ないことではある。 オルフェーヴルの特徴は・・・ディープインパクトと対比すると分かりやすいと思う。 まず共通項を挙げると、やはり三冠馬というのは俊敏であり、靭やかであり、瞬間的な加速をこなし、豊富なパワーを高…

「Peace Classic」を買った。

70週年を祝うピースの最高級品。「ザ・ピース」より500円高い。 「この70週年ってなんだ」とタバコ屋で話をして 「今年がそうらしくてピースのパッケージが全部変わってるんだよ」 「限定版出るんだけど買う?」 というわけで予約して買ったわけだね。タバコ…

マーメイドSの良し悪し

阪神内2000mは牝馬には過酷な条件である。だからディアデラマドレの瞬発力が勝ったり、シャトーブランシュの粘り差しが届いたり、求められる末脚が一定ではない。 昨年などはその年のエリ女勝ち馬が横綱相撲で勝ちにいって負けているのだから面白い。馬が強…

ロジチャリスの表現されたもの

ダイワメジャーと言えば前向けでゴリゴリ走ってなんぼな種牡馬。ロジチャリスもその例に漏れず、先行~好位から差し込む競馬で一気に本格化気配。 モチジュン先生の「ダイワメジャー黄金配合」の条件に母父2400m級化物を据えるというものがある。オペラハウ…

エプソムカップかマーメイドステークスか

来週はどっちにしようかなぁ、とマーメイドSとエプソムCのメンツをジロジロ。 シュンドルボンの名に惹かれてマーメイドSをチョイスしようとも考えたがエプソムCにはルージュバックがいた。けれど相手がぱっとしない。OPクラスでは甘い連中ばかりで穴が出そう…

父の成し得なかった栄光を三度 安田記念回顧

「偽ベリーの騎乗をチェックしなきゃな」 なんてこといいながらすっかり忘れていて、気がつけば鳴尾記念、安田記念とレースが終わってしまった。結末はサトノノブレスとロゴタイプという予想外れのジャイアンツキリングであるからホントに衝撃的。 しかし今…

Chief's Crownの魔力~サトノノブレス雑感~芝砂万能三つ巴

純米配合ながら強いスタミナを持つこの血統が僕は大好きです。 ステファノスはディープ✕クロフネ✕Seeking the Goldだから力っぽいストライドで走る。だから阪神内2000mというのはベスト条件だろう・・・という見込みだったが思いの外切れなかった。 武豊のメ…