砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Devil's Bag=Glorious Songがときおり伝える非中距離力

シュヴァルグランとサトノダイヤモンドがこれを持つ。 Devil's Bagの代表産駒と言えばタイキシャトルで、その直系のロージズインメイの代表産駒はドリームバレンチノ、コスモオオゾラ、ローズジュレップ、サミットストーン、マイネルマーク、コスモラピュタ…

突き抜けることを要求する有馬記念

馬場改修後の有馬はまくれない・・・というのは何度も書いた。ゴールドシップのまくりでさえも尻目に見られる程度に終わる。 ジャパンカップは機動力に依る「まくりまくられ」であったわけだが、あの類の機動力はかなり有効に働くだろう。馬群を捌ける機動力…

サトノダイヤモンド論 その1

サトノダイヤモンドの母の良さは、Haloクロスの影にLureっていう良い血統を組み込んでいるところ、それとナスキロ血脈を持たないところ、何よりもDanzigのニックス血統を重ねているところ、いっぱいある。 そしてその中に矛盾がある。ぶっちゃけDanzigとナス…

またか・・・

こうなったら逮捕待ったなしだろう。 今までのブログ内容が全て妄想ということはないと思う。CDを出す出さないというのは実際に挙がった話で、そこからコンプライアンスに引っかかって云々ってのも本当ではないか。インディーズの規模でならASKAはまだ売れる…

ジャパンカップの外国産馬に思うこと

今年はドイツ血統馬の出走が目立った。血統を見る限りどれも日本向きに徹してはいないがベターという程度には順応するはずで、特にナイトフラワーは好位から脚を使った時にどれだけ弾けるかが楽しみだった。 評論家の方々はジャパンカップのあり方がどうこう…

桜の夢は留まらず JC回顧

最も手応えを楽に先手を取ったキタサンブラックが淀みなくも楽なペースに落として展開を作った。 3角前では不自然な形でリードが広がった。武豊の仕掛けなのか追走側のミスなのか、ラップが出なければ分からないがあれが全てであったと思う。上がりは速くな…

JC予想日曜日版~Haloのその先へ

レインボーライン先行疑惑によって本命からちょっと考え直さなきゃならなくなった。 外差しバイアスが昨年なみに働いていて、しかも雨も乾いたので内は壊滅的な状態。逃げ馬もがっつり外へ出していくので後ろに封じ込められない様に4角へ勢いよく突っ込んで…

外差し一辺倒な馬場 JC予想

土曜の午前は最内を突いた馬がよく伸びていたが午後になるとそれが止まった。天気は開催終了後に降る予報であり、外差しバイアスの強化に歯止めがかからないことが予想される。 そうなると外差しで勝負になるから中距離の切れで間に合う可能性が。 だがこの…

JC予想土曜日版 エイシンフラッシュのピッチ血脈で抜け出す

◎ナイトフラワー ◯ゴールドアクター △イキートス 武豊が菊花賞馬で逃げるならペースは緩やかでありつつも終い重点ではないはず。終いが12秒台に突入しない展開をブラックタイド産駒で作り出すのであればレジェンドである甲斐がない。G1馬がG1で逃げるのであ…

出走馬チェック簡易版 JC予想

キタサンブラック~サクラバクシンオー的平坦中長距離馬 ビッシュ~ドイツ血脈の弱掻き込みディープ牝馬 ゴールドアクター~DanzigとTom Foolのスロー弩瞬発 ルージュバック~硬質マンカフェ娘 イキートス~Mill Reef的エイシンフラッシュ ラストインパクト…

黄金のDanzig JC予想

父スクリーンヒーローは母ランニングヒロインがモデルスポートのSpring Run≒モデルフールを促進する形でHalo≒Red Godをやってのけたので、そこら辺のあれこれを伝えがち。グラスワンダーを相似配合で「サンデー×ノーザンテースト」の配合形に落とし込むとい…

Haloの呪縛より JC予想

武豊が逃げたジャパンカップと言えば09年のリーチザクラウンだけで、これは2000mベストの名牝ウオッカと菊花賞馬オウケンブルースリが接戦を繰り広げ、さりげなーくレッドディザイアが3着まで差したレース。 4分の1サンデーだとかマイルCSで書いたが、最も早…

黒潮に従う深衝撃 JC予想

ラストインパクトは14年の春天で本命にした馬で、中距離では少しスタミナを持て余し気味だから距離は長ければ長いほど良いだろう。ちなみに15年は無印だったから「やっぱお前やれるじゃん!」と憤慨したのもいい思い出。 切れないという観点ではほとんど外国…

絶妙なりミッキーアイル於2016マイルCS

・THE マイルCS マイルCSはペースダウンせざるを得ない条件である。仮に1分32秒きっかしに踏破するとして1F平均11.5秒で踏破する必要があるわけだな。厳密に言えば前1Fは12秒ほどかかり、また終いがかかることには抗えないので、ここも12秒ほどかかると考え…

ジャパンカップネタを考えている

・勝ち馬比較 ルーチンワーク。G1ではなおさら。 ・穴馬比較 飛んできた馬に何らかの共通項を見出す。 ・血統的穴馬の比較 飛んできそうもなかった血統馬を考える。 勝ち馬比較からパッと思いつくのはショウナンパンドラのVice Regent≒ノーザンテーストで、…

マイルCS回顧

一つ確信したことがある。俺は混合短距離G1の予想が下手糞だ。 レースは46.1-47.0の前傾ペースを刻んでミッキーアイルが戴冠。斜行の影響がなくても1着は譲らなかったことは確かで、しかし3着は接戦だっただろう。サトノアラジンかディサイファかという脚色…

マイルCSの予想を終えて

今回はちょっと尻込みするくらいの大穴予想になって、これが当たったとしたら1000万くらいになるだろう。夢が広がるでごわす。 こんだけの大穴に踏み入れられたのはやはり王者の不在が原因で、また王者に楯突いたヴァンセンヌやロゴタイプなどの馬が不在であ…

スプリントからの刺客 マイルCS予想決定版

2枠3番スノードラゴン 大野拓弥 父アドマイヤコジーンは朝日杯FSと安田記念を勝ち、ショウナンカンプの超前傾ラップを追い続けて最後方から追い込んできたスティンガーを封じて高松宮記念の2着を守り、新潟スプリンターズでは春の王者ショウナンカンプと新星…

出走馬チェックその4 マイルCS予想

5枠10番マジックタイム シュタルケ ハーツクライ牝馬の好配合。サンデー×ブライアンズタイム×Sadler's Wellsはディーマジェスティと同じ。靭やかさをブライアンズタイムに託しすぎたきらいがあり、名血統のナスキロラトロを加えなかったところに弱点がある。…

Ladasの輪 Apelle論

競馬ファンなら誰だって聞いたことがある血統Ladas。Hampton直仔の血統なのだが、これはBeau Pereの母母父としてよく見られ、またApelleの母母母父としても見られ、またUmidwarの母父父父、Princely Giftの母母母母母父父、・・・とまぁ非常にポピュラーな血…

出走馬チェックその3 マイルCS

1枠1番ディサイファ 武豊 母母TribulationがAmerifloraの全妹である分だけ小回り急坂が得意。中山や中京なら差しが届くがそれ以外なら前目から粘る様に脚を使わなければならず、外回りコースだと差されがち。 ただAlzao≒Shareef Dancerのニアリークロスを持…

スノードラゴンを買いたい気持ち マイルCS予想雑記

NDを1本しか引かず、Turn-toも2本だけ。その上でナスキロを父母間クロスさせて合計3本、そんでもってCaroとPrincely Giftも父母間クロスしている、と。 Nasrullahは柔らかい血統であるが、それが距離の柔らかさとなるにはNorthern Dancerが絡まなければなら…

出走馬チェックその2 マイルCS予想

1枠2番サトノアラジン 川田将雅 全姉にエリ女勝ち馬のラキシスがある名血。またディープ×嵐猫はニックスでもある。 母母がMr. Prospector×Nijinskyで、母がStorm Bird≒Nijinsky。Fappianoはナスキロラトロの血統と見る手もあるし、HaloやSir Ivorと「Mahmoud…

出走馬チェックその1 マイルCS予想

4枠8番イスラボニータ ルメール 気性で加速するところが多い馬だったが今はそこに陰りが見える。サンデーサイレンスから受け継いだようなオンオフの傾向が強い気性でもあって、一度落ち着けばスローでも折り合いがつくことも大きな特徴。走らせやすくはなっ…

シンハライトが引退

オークスをあれだけ強い競馬で勝っているわけなので、秋華賞もジャパンカップも有馬記念も勝ち負けしたはず。ヴィルシーナと同じ様にHaloクロスのディープ牝馬だから競馬が達者で、ジェンティルドンナと同じようにND+Fair Trialに傾倒した瞬発力でズバッと…

マイルCS展望

逃げを打ちそうな馬は少なくないがマイルではスロー志望のタイプばかり。間違いなく中距離の切れで差せるレースになるだろう。 だが穴を狙うならスノードラゴンから入る一手。これが勝ちきる展開は間違いなく存在するはずで、この馬が勝つパターンならサトノ…

Apelle論 スクリーンヒーローとGalileo

Apelleはイタリアの血統だからRibotを通じて伝わるのが最も自然である。他にロイヤルサッシュとSoaringがあり、この3つの血統はそれぞれニックスの間柄。このニックスの根拠をApelleとはしないが、この希少な名血が淘汰に耐えたことと照らし合わせると無関係…

トラスト配合論から逃れる

トラストを語る上で面倒なことがいくつかある。 まずサンデーサイレンスのクロスを3×3という強い濃度で持つこと。この強いクロスの成功例はノットフォーマルしかなく、この牝馬の配合と照らし合わせるしかないのが現状。判断材料が少ないために確たることが…

トラスト配合論 その2

スクリーンヒーローの配合はHail to ReasonとNorthern Dancerのクロスを幹とした相似配合である。しかしRobertoとHaloでは表現したものが全く異なるし、またDanzigとノーザンテーストも同様。 だが表現したもの自体、スクリーンヒーロー自身はグラスワンダー…

エリザベス女王杯回顧

さよか、マンカフェ祭りか・・・とは言い難い決着。 クイーンズリングはゲートの中で元気いっぱいに暴れて出遅れ。これで有力馬が一頭終わったな・・・と思ったら名手ムーアが掟破りのタッチングスピーチ内入れ。俺の2着予想馬も早々にリタイア気配を漂わせ…