砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

クイーンS回顧

これはもう恐れ入った。アエロリットがあの若い馬体で完勝とは。 配合に適った形に本格化している気配ってのはまるでなく、これからまだまだ成長の余地を残している。それがこんな形で完勝してしまうとは・・・。 若かりしNureyevのスピードで押し切ってしま…

クイーンS予想

1着エテルナミノル 2着パールコード 3着シャルール 例によって「新車馬券」。当たれば2万倍で、500円が1000万円に! 人気勢ではアドマイヤリードなんかが頑張って差してきそうなもんで、それをパールコードはともかくシャルールが凌ぐってのは・・・うん、考…

ミルコのエルボー事件

全集パトロールを見ると川田が悪い様に見える。内から気合を入れて競いかけてきたミルコを強引にインへ押し込んだ格好。同じように前へつけていた2番のサンライズチャージ(藤懸貴志)の前方を遮る様にミルコは進路を取らざるを得ず、その結果藤懸は立ち上が…

エテルナミノルは隠れた好配合

エテルナミノルは分かりやすい相似配合である 4分の4In Reality Le Fabuleux4×4 Cornich Prince5×6 Northern Dancer4×5 Nashua6×6 Kahled=Red Ray7×8*8 Beau Pere=Belle Mere8×9 Alibhai7×7 父Buckpasser5×4で母Hail to Reason4×4なので父母それぞれに独自…

千四馬を支える濃厚な持続力

見出すまでである(キリッ) とは思いもしたが無茶振りじゃないかね、自分自身へ。何が悲しくてそんなことをしなければならぬのだ。牝馬の千四馬は珍しいわけじゃなかろうが、それを発揮した例はとてつもなく少ない。発揮するべき舞台が少ない・・・。つまり血…

とっても楽しい僕らのクイーンS

札幌千八の牝馬戦ってのは非情にニッチな条件で、札幌記念とは違って現代競馬的な地力を試されないレース。 札幌二千の別定混合戦は平坦における中距離スピードの絶対値を試すものであるのに対し、千八牝馬戦は展開利を得るためのスピードを要求される。最強…

ロードカナロア×ディープインパクトを成功させるには その1

前提の一つとして、ラストタイクーン≒Storm Cat≒Alzaoに対する4分の1異系を母母に求める。非情に靭やかな要素が4分の3としてあるため、これを頑強とする仕組みでなければならない。まずこれについて考えようと思う。 ・In Reality ・Mr. Prospector×Buckpass…

あるが故に、なきが故に 函館2歳S回顧

カシアスはMill Reefが傷であるのか、ないのか。それが分からないがために注目したい馬である。 ラブディランにおける最大の傷であるMill Reefが果たして「ガン無視」の状態となっているのかが分からない。観点を変えるほどに結論は移り変わり、なんだか逆転…

いずれは、が来た

私のように私生活の大半をパソコンの前で過ごす人間には、それのグレードアップが常につきまとう。オレンジジュースに汚染されて死んでしまったUSB端子と電源ボタン(現在は安物で代用)を思ってはPCケースの買い替えを思い、それを払拭し、見て見ぬふりをこ…

先生の仰る「他の締め方」を考える

ロードカナロアの母レディブラッサムはSecretariat=Syrian Sea3×4で、ロードカナロアは種牡馬としてこの靭やかさを伝えがちなのだ・・・という話であった。 この靭やかさは「4分の4Princequillo」を形成するものであるので微かな接触にも敏感に反応する。Mi…

函館2歳Sの出走予定馬を見るだけ その2

ナンヨープランタン ルーラーシップという種牡馬の長所はエアグルーヴがトニービン産駒でありながらも完全な非Blue Larkspurかつ非Balladierであること。4分の1がこの態勢を取り、またキングカメハメハがBlue Larkspur絡みの名血であるMr. ProspectorとBuckp…

函館2歳Sの出走予定馬を見るだけ その1

見るだけなので2歳時における函館1200mへの適性はノータッチ・・・いや気分次第。ていうか、一から十まで気分次第。 アリア 母ラプターセイハートはアイスフォーリスの姉。母父に短距離米血統を組み込んだダイワメジャーは短距離路線へ進みやすく、函館2歳S…

柴山によるパワーの引き出し 函館記念回顧

メイショウサムソン産駒が道悪で重賞勝利・・・重まで馬場が悪化してたんだな。 ルミナスウォリアーは緊張と緩和において優秀だが、Sadler's Wells直系で母系にAck Ackを引くのが大きな弱点だった。鞍上の柴山がズンドバな脚の使い方をする騎手であるだけに…

函館記念予想へ向けて

ヤマカツライデンを本命に打とうかと思っていて、この外枠で池添ならばぶっつけ本番の差し競馬を見せても良い。元からローカル2000mがベストの配合だと思っていたし、狙い目と言えば狙い目。今までの相手に対してこれだけ好走しているのだし、このレベルの馬…

Hyperionは添えるだけ 函館記念展望

過去にTHE Hyperionという馬が買った歴史はなく、むしろ米血統のゴリゴリ系が目立つ。欧州系の配合馬であるラブイズブーシェやダービーフィズといった例も見られるが、これらは前崩れの限界ペースをジリジリと差し切った形。押し切りの米血統、ジリジリの欧…

ヴォージュに見るナカヤマフェスタ産駒

ヴォージュは重賞を勝つ器ではないにせよ、三味くらい足りないだけで方向性は正しいかと。 フジキセキ≒ステイゴールドが成立するのは、フジキセキの成功配合馬が母系からNijinskyやDeputy Minister+Nashuaを引いてくるから。フジキセキはIn Reality弄りとFl…

注文殺しの華麗なる連携 七夕賞回顧

武士沢が起用され続けているのは、おそらく、逃げによる一発の大きさが理由かと。 つまり番手から捌くことは期待されていないわけであり、調教師や馬主側から逃げの指示が出ているはず。もしマルターズアポジーに器用な競馬を望むのであれば、武士沢を必要と…

仮の養老馬世界

ときは平成。馬主には馬の扶養が義務付けられ、金にならぬ老馬とて牧場に馬並みの幸せを提供させなければならない。国より多額の補填があるにせよ負担は大きくあった。 その時勢に、ある一頭の馬が盛大に転んだ。回復には外科手術を要する。 牧場「セイワロ…

半端な重賞、七夕賞予想

◎ゼーヴィント ◯スズカデヴィアス △マルターズアポジー ☆フェイマスエンド ゼーヴィントの配合を褒めることは難しいから、ドンピシャの馬がこれを打倒することは十二分にあり得る。だがそれが見られない現状を真摯に受け止めて本命にゼーヴィントを。 フェル…

シルキーラグーンに思うこと

非NDサンデー種牡馬がこれほどハマる繁殖も珍しい。叶うことのない理想を言えばマンハッタンカフェを狙いたいし、ネオユニヴァースでもありかと思う。だがそれでG1馬が作れるかと言えば微妙であるから、Pacfic Princess頼みにディープをつけるのも当然かと。…

七夕賞出走馬を簡単に

ウインインスパイア Majestic Lightの処理が不安定で、靭やかであっても芯がない。ブライアンズタイムの導入は正解だろうがサンデーは不必要だったかと。 スズカデヴィアス Seattle Slew持ちキンカメサンデーにおいては最上級の出来栄え。サンデーの斬れが本…

今一度オルフェーヴル産駒を考える オルフェ本馬編

・前情報 牝系はErin。大抵の場合においてSir Gallahadを取り込んでまくりを打つ血統だ。遡ればCherokee Rose、Belle Roseといった具合で、Belle Roseの代表的な後継繁殖はSweepを輩出したPink Domino、Cherokee RoseからはStorm Catなどが見られる。その為…

私の馬券事情をまとめる

息抜きが多い気もするが、とりあえずオルフェ産駒のアレコレが行き詰まっている。俺が絶叫した馬券の話をまとめてみよう。 ・2016年菊花賞 「ディーマジェスティはマヤノトップガンなんだ!」という妄想が止まらずに◎ディーマジェスティ。レインボーラインは…

アタマ間違いの衝撃・・・ ラジニケ回顧

買ったのは馬券5-7-1の3連単。「当たったら1000万か。まぁ車でも買うかな。」 俺の負けはこの5年ほどで、ターゲットなどの利用に使った金なども含めておおよそ12万円くらい。いつかでかいの当たれば回収出来るべ、みたいな遊び方をしている。 今回は馬券を買…

息抜きにちょっくらラジニケ予想

オルフェーヴルについては楽しいことばかりで、例によって深読み&深読みの意味不明な話が展開されているが、とりあえずあれを上げてから単純明快なオルフェ産駒黄金配合を予想しようかと。今のところはやはりSpecial的な増幅をアルゼンチンでやって欲しいな…