砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

福永祐一論

牝馬の男というのはやっぱり切れ馬に乗せると上手いもんで、あの独特の扱いには脱帽の一言。 福永の目指す騎乗というのはかなり欧州的であり、アメリカ留学で男馬を動かせる様になったことは収穫であろうが本質はやっぱりヨーロッパだろう。折り合いつけてき…

有馬記念回顧 小言

もう今年は競馬のことを考えずにのんびりしようと思っているのだけれど、ゴールドアクターの配合には思うところがあって血統表を掘り掘りしている。 やっぱりキョウワアリシバってのがDanzigに対するアプローチが上手い血統であり、AlydarもさることながらCr…

最高級繁殖の証明 有馬記念回顧

「Ribotが行くときTom Foolが輝く!」 「そんならアドマイヤドン祭りで良かろうよ!」 「けれどアドマイヤデウスは器量不足でアルバートはステイヤー疑惑+短期免許鞍上。」 「したらどうなんのさ。届くビジョンわかないべや。」 「そもそも鬼門血統持ち多す…

有馬記念予想超決定版

◎リアファル ◯キタサンブラック △アドマイヤデウス ✕ラストインパクト ☆アルバート 期待の星アルバートが勝つためにはオルフェーヴルしなければならない。非常に高いハードルであるから本命にはしきれない。前を行くルメールと横ノリのペース配分は後方に差…

有馬記念予想決定版その2

リアファルは可動域の狭い馬であるからまくるようにして動かなければ勝負にならず、そこをキタサンブラックやラブリーデイなどが外から押さえ込みにいけばいいのだが2500mで横ノリがそこまでの力勝負を挑むイメージはないし、ラブリーデイも4角で先頭に立つ…

有馬記念予想決定版その1

切り口は二つ。 ・勝つのは非の打ち所がない名馬でなければならない。 ・レースを引っ張るのはRibot&ルメールである ルメールが押し切るレースは直線に入る前に全てが終わっているということが多く、この乗り役がギリギリ交わすとかギリギリ凌ぐとかそうい…

どんなに綺麗で優れていても 有馬記念予想

3歳馬が有利というデータはあれども最強古馬ビワハヤヒデは3歳(当時4歳表記)時にトウカイテイオーに敗れていて、何度も書いたがディープインパクトはハーツクライに敗れている。テイエムオペラオーもグラスワンダーには勝てなかったしゼンノロブロイもシン…

RibotはTom Foolに敗れる 有馬記念予想

THE Ribotと言えばタップダンスシチー

残り100mとTom Fool~そうオルフェーヴルの様に 有馬記念予想

「マイラーを狙え!」でアルバートについて書いた。

有馬記念展望

ダービーと有馬記念はやはり1年を感じさせる。「横ノリの執念が実ったワンアンドオンリーのダービーから1年」とか「ジェンティルドンナの鋭い勝ちきりから1年」とか。個人としてはヴィクトリアマイルという歴史の浅いG1マイルがこれに加わるのだが、これはヴ…

マイラーを狙え! 有馬記念予想

このしょうもない格言は間違いじゃないかもしれん・・・。

俊敏≒スタミナ 有馬記念予想

リアファルについて SSMrBuの配合でしぶとくも俊敏に反応した秋古馬三冠馬がゼンノロブロイで、Ribot直系のタップダンスシチーが佐藤哲三を背に淀みなく流していった展開を実にしぶとくきっかし差し切ったのが04年のこと。12秒台を刻んだのは道中の3Fと終い…

全身運動の俊敏 有馬記念予想

いや、全くもって悩ましい。

迷い断ち切るパンドラ回避

(Danzig組が壊滅した以上は別の路線で攻めるしかない) (古くはダイナガリバー-ギャロップダイナのワンツー、直近ではゴールドシップにオルフェーヴル) (ノーザンテーストか) (それならばステゴ牝系のDeputy Minister≒ノーザンテーストであるショウナ…

Danzigを狙え(ない)! 有馬記念予想

いつか「(Case)Aceを狙え!」というタイトルを書きたいものだが使い時はくるだろうか。

母父ダンスインザダーク 有馬記念予想

調べてみると唖然・・・やっぱダンスインザダークやばいやつだ。

有馬記念

俺はこの抽選制度ってのが大嫌いなんだ。JRAが毎度毎度苦心して面白枠を作っているのに何故ランダムに決定するのだ。JRAによる美しき予定調和を崩すなど・・・! 例えば枠による有利不利ってあるじゃん?ダービーの大外枠が死に枠とかそういうの。あれって大…

氾濫

よっしゃ、これも「Isonomy×Hermit」だ! ↓ もうこれ全部「Isonomy×Hermit」じゃん。名馬はみんな持ってるよ 全ての名馬がこの組み合わせを使ったもので、Pretty Polly周りは当然としてLady Josephine周りも同様である。またPharos×SwinfodのLavendulaも・・…

Isonomy×Hermit

Isonomyは名種牡馬にして名長距離馬で、Hermitは名種牡馬のダービー馬。Hermitとその馬主の逸話は面白く、詳しくはWikipediaを参照いただきたい。一言で言えば「ネトラレ男の逆襲ダービー」だな。正しくは寝取られたわけではなく横取りなのだろうが・・・女…

スプリンターとステイヤー

スプリンターからはステイヤーが生まれ、ステイヤーからはスプリンターが生まれる。そんな歴史をサラブレッドは続けてきた。スプリンターの速さを頼りにステイヤーの靭やかさを加える、ステイヤーの靭やかさを頼りにスプリンターの速さを加える・・・その中…

リオンディーズ雑感

朝日杯は見事にリオンディーズが差し切り。シーザリオはもう立派な名繁殖だな。 エピファネイアより重厚な差し脚を持っていて、キングカメハメハのSir Gaylordがこれだけ重厚に切れるというのは少し想像しがたいところがある。ましてやNureyev≒Sadler's Well…

ダイワメジャー雑感

カレンブラックヒル、コパノリチャードとG1勝ちの産駒が挑めどもきっちり散らされる鬼門のダート。けれどダイワメジャーはヴァーミリアンの母ちゃんと同血なのだからダイワメジャー×エルコンドルパサーで「4分の3ヴァーミリアン」なブレイズアトレイルがダー…

スクリーンヒーロー雑感

グラスワンダーはDanzig×Raise a Native×Robertoの米血継続による掻き込みと、Hyperion×Beau PereのDanzigに対してニックスが発生するハイインローを二組持つことによる持続力が特徴の種牡馬。 Danzig×Beau Pereはドン引きするくらいの超ニックスで、今までD…

在りし日の有馬記念

有馬記念と言えばまくり合戦。けれど昨年は加速勝負の抜け出し合戦になっていて馬場改修の影響が大きい様子。今年はまだ初秋の開催があった分だけ外に散らばるのだろうけれども、ゴールドシップみたいな馬が勝つレースにはならないだろうなぁ。 順当に行けば…

ターコイズS回顧

ユキトの逃げがもう・・・「俺は中山マイル知ってるよ」と言わんばかりだったな。周りを見てから促す逃げはドンピシャだろう。またオツウがね、ハーツクライ×トウカイテイオーの通りに中距離馬であるから逃しに行ってもペースが上がり切らない。またいい具合…

ターコイズS展望

出走2時間前に「展望」もクソもないが、レース前にある程度の見通しを立てておいた方が後々になって身になるのである。過去のレースをどんなに振り返っても見えないものの方が多い。なのでとりあえず書いてみる。 マイル戦で前へ行ける馬が少ないのがこのレ…

新種牡馬エスケンデレヤ

スペルはEskendereya。そのまんまである。前のめりな身体つきがSecretariatっぽく、肩も寝ているから平坦でストライドが伸びそう。けれど尻がスジっぽいのがアメリカンで、Princequillo的な靭やかさを持った馬はもっと美味しそうな尻をしているのだわ。サト…

Ribot雑感4

RibotのツボはおそらくBuchanとPapyrusになるのだろう。なのでPrincequilloともニックスが発生するわけだが、この血統をこんな使い方して大丈夫なのかなぁ。 モチジュン先生用語に「Ribot肩」というものがありRibotは肩が立った姿を伝えるのだわ。前脚の可動…

Ribot雑感3

キンシャサノキセキの配合を見ているとRibotの回転力の在り処が少しつかめた。というのもキンシャサノキセキ自体はそこまで短距離短距離した配合馬ではなく、モチジュン先生も「いろんなタイプを出す種牡馬」と評価しておられる。それはRibotを代表したスタ…

朝日杯FS展望

今年のメンツはディープがいない。外回りマイルG1にディープがいないというのは不自然なものだ。 netkeibaで見たコラムで藤沢調教師が「ディープインパクト産駒は一生懸命走り過ぎる」というようなコメントを出していて、そう言われてみると若くとも一瞬の末…