砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

配合を見る

ステレンボッシュについて少々

阪神JFにおいてはここを何馬身突き放して勝つかという世界でしたので、ボンドガール陣営は落胆を隠しきれないところ。その他の馬は一気に色気づきました。 前走は牡馬相手に東京マイルで善戦以上の内容。相手関係も例年なみは揃っていた印象ですし、2歳の今…

レガレイラは異質のハーツ直系馬となりえるか

レガレイラは祖母ランズエッジが「サンデー+Nijinsky×Lyphard+Crepello」の組み合わせとも言えて、ハービンジャーは「Northern Dancer+Crepello」の組み合わせを持つ父母から誕生しています。 ハービンジャー自身は「Nijinsky+Lyphard+Crepello2本」と…

シャンパンカラーについて

回顧記事で書き忘れていたので、足します。 母メモリアルライフの最大の特徴はDanzig直系であること。SecretariatやBold Bidderの様な血統を受け入れやすく、またNorthern Dancerの本数も多くて問題がありません。Natalmaを重ねりゃOKみたいなとこあります。…

ソールオリエンスの母系は果たして重いのか

前回のやつを少し簡単にまとめます。 これは5代血統表内の競争馬を主な勝鞍にあたるレースの距離により色分けしたものです。緑が2400m以上、黄色が1600m~2399m、赤色が1000m~1600m。この設定に特たる根拠はなく、これもまた「独断と偏見による」わけです…

共同通信杯の人気3頭を軽く

現在の1番人気はタスティエーラ。 種牡馬サトノクラウンがこういった配合と成功するというのは、ちょっと突き抜けすぎている感もあります。 母バルティトゥーラはマンハッタンカフェ×フレンチデピュティ×ノーザンテースト×Crafty Prospectorで、2代母キョ…

ドウデュースとソングオブウインド

決め手はドウデュースとソングオブウインド。 「ダストアンドダイヤモンズというのは純北米すぎてキモいなぁ」 「こんなに北米でスプリントに寄らなかった馬なんていたっけ?」 「あぁ、エルコンドルパサー」 エルコンドルパサーもマイラー疑惑を払拭して2…

ナランフレグ雑感

まず軽く見て、驚いたのは母母ビューティークロスの配合。これMilesian≒ホウヨウクイン5×2です。細かいこと仕込んでるんですなぁ。 そんでよくよく考えたら母ケリーズビューティは非Prince Rose。というかRose Princeすらありませんね。Native Dancerもノ…

ハイアムズビーチについて

東京芝1400mを外を回って差し切る内容で勝利。まずまず悪くないのかなと。 どういう馬に出るのかが私は読めません。好位に控えても競馬が出来るとも思いますが、Princely Giftっぽいストライドですから、外を回った方がリズムは良さそうです。 ドレフォ…

グレートマジシャンについて少々

ナイトマジックの仔は「これはこれで小さく出るのが正解じゃないか」ということで見送りした馬でした。馬格があって正解だったんかな。サドラーだし。 イタリアとドイツって感じの母系で、そりゃバーデン大賞とドイツオークスを勝ってるお母ちゃんですから。…

Siskinを改めて見る

Siskinが社台入りしましたが、まー、これは如何なものか。 母系はBest in ShowでEl Gran Senor(=トライマイベスト)とかアーモンドアイとかと同じ。いわゆる名牝系ですな。 母父はOasis Dreamは日本に馴染みのないゴリゴリ欧州スプリンター。イタリアオー…

金鯱賞出走馬を見る

競馬アセスメント(仮)に未だ難儀。詳細なデータを併記しようとTARGETから出力してきましたが、よくよく考えるとJRA-VANの有料データでありまして。権利の関係より弥生賞は頓死です。 数値の記載や「〇〇の条件はディープがプラス~」なんて話もグレーでし…

ボリクリ神話~8分の1サンデーが4分の1サンデーへ対抗するために

シンボリクリスエスは競走馬としては別格の存在だったろうが、種牡馬としてはA級に足りない風であった。実際に社台スタリオンの所属ではない。 ところが晩年にある現在にルヴァンスレーヴという最強ダート馬を輩出した。芝と砂で違いはあるけれど、モーリス…

エリ女出走馬を簡単に

グランツーリスモスポーツに今更ながらハマっていて、ハンドルコントローラーを買おうか悩む。 そして車のサビも落としてパテ埋めしようかと思う。そして来月から研修が始まる。 あとbot以外のtwitterアカも作ったりした。まだつぶやいてはいないけれど。 ア…

秋華賞一言コメント

実際に予想を始めてみれば、なかなか面白い人馬が揃ったレースに見える。ミルコがG1でこんな人気に乗るのも久しぶりではないかな。 アーモンドアイ 下りOK、距離OK、素質とってもOK。 オールフォーラヴ 小回り得意も急坂ベター。京都なら外回りで。 オスカー…

レイエンダについて少し

今週の予想では、普段のチャゲアスとは違って、サザンオールスターズを聞いている。 桑田佳祐が、とっても、うるさい。(だからカーペンターズ聞く) レイエンダってのは兄貴ほどTom Foolじゃないのが特徴で、だから緩急に特別な強さがあるわけでもないし、…

印象を殴り散らす2 セントライト記念

前回の続き(ジェネラーレウーノ)をオープニングとして。 前傾ペースがベストパターンであるが中山2200mを前傾で踏破するならば大逃げの形。田辺のやり口としても違うし、基本がTom Fool(スクリーンヒーロー)なので番手の方がパフォーマンスは上がる。 セ…

謎解きサングレーザー その1

ここ数日の動きは以下のようなもの。 1,サングレーザーの配合をひたすら眺める 2,「くそったれな配合だな!」 3,どれだけ矛盾しているかオルフェーヴルと比較した記事書いてやる! 4,「オルフェーヴルも似たような矛盾抱えてるじゃん!」 5,ステイ…

小倉記念出走馬を見る

今週はなんとか木曜日中に書き終えることが出来た。 エーティーサンダー サンデー×Robertoのまくり 5代アウト同士の緩い相似配合。Hail to Reasonの持ち味を活かしたFlambette機動が主な表現。 秋山真一郎や酒井学といった「ドスローの先行」を得意とする騎…

クイーンSの出走馬を見る

Chage&Askaファンが血統マニアだった場合 アルバム「NEVER END」を間違って「NEVER BEND」と打ってしまう next doorが流れて嬉しくなった車の中、アルバム名が間違っていることに気づいて不気味な笑みを浮かべたよ! アグレアーブル Quiet Americanを問う、…

宝塚記念出走馬を見る その2

ゼーヴィントについて一両日悩んだ結果、あんな感じとなった。嫌いな配合ではないのに大物を感じないのは繁殖牝馬の配合として有用であるからだ・・・という結末。(牝馬ではないけれど) ブラックタイドは重い英愛スタミナがオンとなっていて、また「Robert…

宝塚記念出走馬を見る

もう配合も見慣れた馬ばかりで、パッと見た感じで買った方が当たる気もしている。 かといってそんな予想が楽しいはずもない。見慣れているのであれば、更に一層潜り込んで悩みのタネを引っ張り上げるのが血統予想の面白さだ。 アルバート 近年の日本には珍し…

熱烈なる迎合 タイムフライヤー

母タイムトラベリングはダート界に一時代を築いたタイムパラドックスの全妹。 「母ちゃんがダートの好配合で、父ちゃんがハーツクライか」 「こんなのパワフルに走るに決まってるべや」 「ほら、案の定だ。ごっつい脚しやがって」 「まぁホープフルSくらいが…

立ちはだかるエアロヴェロシティ

およそ道筋はついたのだわ。秋天のスプリントバージョンみたいな見方で良いのだと思う。 前受けして、後出し気味に突き抜ける。実にHaloな競馬であり、それをスプリントで表現する仕組みを知るだけで本命を打てる。それがレッツゴードンキであるかは分からな…

ダノンプレミアムへ思うことを雑多に

下書き的なものを書いてから時間が経ちすぎているので、改めて血統表を見ている。 この血統表は、何が優れているのか。 朝日FSで本命としなかったように、ダノンプレミアムの血統表を評価していない。今もなお、早熟配合として優れているとしか見ない。天邪…

ダノンプレミアムへの疑念 下書き的なもの

ここまで強いともなると弱点ばかりに目がつく。 サウジアラビアRCの勝ち方からさほど考えることはなかったが、朝日FSと弥生賞の勝ち方は短距離Hyperionに良く見られるスロー巧者ぶりが見られる。 Danzigは基本的に、実に分かりやすく、短距離血統だ。これを…

ストレンジクォークの格

昔、男は言った。 「個人的な趣味としてはアグネスタキオンではなくダンスインザダークをつけて、その上にキングカメハメハをつける。そういう馬のほうが好みなんだが・・・アグネスタキオンもまた悪くないと言えば悪くない。けれど本当にこのメイショウサム…

ハクサンルドルフあれこれ

東京新聞杯へ出走予定のハクサンルドルフは配合が良い馬で、ハクサンムーンやアルキメデス級ではなくとも重賞を勝ち負けする器。 この配合で最も褒めるべきはOver Allの配合だ。「4分の3Nasrullah、4分の1Raise a Native」のG1勝ちスプリンターであるが、ア…

日経新春杯出走馬を見る 印を打つ馬だけ

◯サンタフェチーフ Aureoleクロスだから馬群は拙い・・・というのはもちろんあるが、ドイツ血統が絡むと「馬群内での落ち着きつつも、そこから出して差せる」という方向へ進められる。エイシンフラッシュもAcropolis≒Aureoleであるが、好位から差しに動ける…

日経新春杯登録馬を見る の切り口

少頭数ながら高配当を狙えそうなメンツ、というのが年明けから続いていてボロ負け継続中である。 しかし古馬なら違うだろう・・・ということで考えを改めずに、懲りずに、見ていく。 サンタフェチーフ 折り合い抜群中長距離ドイツ ロードヴァンドール Prince…

ジュンヴァルロ推し

Dawn Approachとは同父4分の3同血叔父甥の関係。ND3×3のロックオブジブラルタルが母父に入って配合の締りが良い。デインヒルへの緊張もいい具合。 けれど母父の異系が働きすぎて後躯が未発達。というか晩成型Ribotの典型的な後躯っぽくて、食いごたえのあり…