砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

叔父追いし良血配合が残念に残る 関屋記念回顧

「こーんな持続戦になってしまって、そんな場所にいるなら勝ってしまえ!馬券など知らん!」

Mill ReefSeattle SlewかつNijinskyノーザンテーストかつNureyev≒Fairy Kingの配合。他のどんなマイル戦で惨敗してもいいけれど、この展開の関屋記念を勝たなきゃお前の価値はどこにもないんだからね!とひどい言葉をかけたくなるほど惜しい結果。

このメンツでこの展開利を得たのだから勝たなきゃならない。それをクビ差ではねのけたヤングマンパワーもすごければ戸崎圭太もすごい。ルメールとミルコを、そして関西勢を退けて騎手リーディングトップの座にあるのは伊達ではなかった。

流石に33秒台の上がり勝負になればハーツクライ牝馬も差し込んでこようというものだが、マジックタイム姉さんはこんなド平坦マイルで差し込む脚があるから東京マイルでスマートレイアールージュバックに負けるんだよ、と辛辣な言葉をかけてやりたい。

対してダンスアミーガはちゃんと展開に沿って配合に沿って相手関係に沿って差し込んだハナ差の4着。惜しいなぁ。マジックタイムがパッと見た感じ通りのハーツクライ姉さんだったなら3着あったのになぁ。姉さんがG1級じゃないから3着取れなかったなぁ。(チラッチラッ)

ロサギガンティアがすごい勢いで飛んできてハナを切った時には大慌てだった。「そんな展開を読んでお前を消したわけじゃないから!」「これでスローになっちゃったら突き抜けちゃうじゃん!ミルコの神騎乗はやめて!」とここでは馬券を諦めていなかった。

ところがレッドアリオンが全くとまらなくてね。そりゃあれだけ脚を繰り出して逃げを打ってしまったら、新潟の下りにさしかかって止まらなくなるよ。ウチパクさんでも流石にテン乗りともなるとゲートを出せないか。

4歳と5歳が争ったG3にしては大器の感に薄い内容で、もっと良い配合馬が出てきたも良かったのではないかと思う。クラリティスカイが後ろから展開したこと、ロサギガンティアが前で展開したこと、この二つしか秋のG1戦線へ繋がるものがない。

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