ハーツクライ×カウアイレーンというのも、何がオンとなるかが分からない配合だ。
中山2000mを先行から抜け出したってのは良くも悪くも想定通り。もう少し手間取ってくれると「Special・Mill Reef・Silver Hawk」の「Nasrullah×Hyperion」がオンとなった東京向きハーツと見ることも出来たかな。
中距離版のレッツゴードンキ・・・という感じが理想だ。小回りが本領であることは間違いないが、スロー限定で外回りの一発を秘めている、ってのが。
これはPOGを意識した馬である。突き抜けた強みってのが薄くて、G1の本命を担える様な配合ではない。ホープフルSでは安定すると思うけれど、メンバー次第だ。
贔屓をすれば、今年のダービー馬の様に走ってくれるのでは、とは思う。ワグネリアンを意識した指名には違いないのだ。まぁ、ダービー馬を狙うならディープ産駒から選べよって思うが。
しかしディープ産駒ほど難しいものもない。走る可能性は高いし、ノーザンファーム生産なら尚更のこと。けれど配合から選ぶのは大変むずかしい。
ジェンティルドンナやヴィルシーナを好配合と褒めることは難しいし、ディープブリランテ・キズナ・マカヒキ・サトノダイヤモンドも大したもんだと思わない。けれど競争能力は立派なもの。
俺の考える好配合と、ディープ産駒の競争能力にギャップがある。これを埋めるものがあるはずなのだが、分からんのである。分からないものには触れない。ちょっと分かった気がする方で勝負をする。だからディープを指名しない。
リバーシブルレーンという選択はそんなもの。
「スワーヴリチャードやジャスタウェイで比較的理解が及んだハーツ産駒」
「サンデー系×キンカメのシンプル構造&18年ダービー馬配合」
「牝系優秀でステイフーリッシュを輩出した母」
「熟成の域に達した社台のハーツRoberto配合」
「配合に大きなキズがない」
少なくともステイフーリッシュくらいには走るはずで、期間内に2勝はあげるだろうと見込んだ。2歳時に賞金が加算できる配合であり、ホープフルSでの一発も考えられる。クラシックには乗ってくれそうなハーツとしてはベストチョイスだろう、と。
一頓挫あったようだが1勝目を良い内容で得た。クラシックの主役を担うには足りないが、脇役として彩りを添えてくれるはず。
そこらへんは、随時書き足していこう。
[追記]
2着のブランクエンドはトーセンブレスの4分の3弟だったのだねぇ。
[fin]