砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

宝塚予想

宝塚予想 って書くと何かの研究論文みたい。

俺が提唱者!って。


今回のレースは比較的固いレースだ。

3強が連帯する可能性は97%だ。数字に根拠はない。念のため。

だが3着に限ればちょっとだけ「あるいは?」という部分がある。

その3着に潜り込めるとすれば・・・

データだけ頼りに考えてシルポートトーセンラー

先行して二の足を使えて、なおかつ3強のうち1頭が後ろに下がる、という展開ならね?

3強の一角が崩れるというのは無きにしもあらず。

しかしグズグズの足でもシルポートくらいは楽に交わせてしまう。

トーセンラーも怪しい。先行策を取るというなら尚更ね。

そして3強は差されて負けるというケースが少ない(という記事があった)

しかし3強揃い踏み、という自体が初めてなのもこれまた事実。

あぁ、なんて難しい。馬券的に3強は美味しくないけど

馬券的においしい4強じゃなくてよかったと心から思う。

さて、3強話に花が咲いたので(一人で咲かせてる)

そのまま続けてみよう。

ジェンティルドンナが鍵となるのはもはや常識だな!

キーマンならぬキーレディ。あれ?なんか卑猥な響き・・・。

データは3強の一角が崩れることを示唆しているしな。

フェノーメノジェンティルドンナ、どっちが崩れるか・・・?

と皆がよだれを垂らして待っている。嫌な奴らだ。

予想オッズを見てみるとやっぱりフェノーメノが3番人気。

関東馬の不利は想像を絶する。なんたって連対どころか3着すら怪しいのだから。

唯一。本当に唯一つの事例がナカヤマフェスタなのだ。

今まで挑んできた関東馬のうち、この1頭だけが連に絡んだ。

絡むだけでなく1着なのだ。

でもこのデータも眉唾、と言えば眉唾。

西高東低のパワーバランスの時代のデータなのだから

そりゃ関西馬が勝つ。ホームゲームで長距離の輸送もない。圧倒的アドバンテージ。

そして関東馬の存在自体がなかなか認められない。

有力馬で言うならゼンノロブロイくらい?

やっぱ強い馬は宝塚記念を回避していたのでは?

そもそも強い馬が集まるレースじゃないでしょ?

その点、フェノーメノはクラシックを最前線で戦って

春の天皇賞を勝ってしまった十二分に強い馬だ。

そしてナカヤマフェスタと同血統。

これはもう「関東馬じゃ」というデータを覆すことが出来るはずだ。

なんて心強いことだ。

フェノーメノの失点はすべてナカヤマフェスタが拾ってくれる。

もはやコレは運命!

ところがジェンティルドンナは誰も骨を拾ってくれない。

前回書いたように海外遠征帰りの牝馬は信用ならないのだ。

過去十数例のうち例外は7。その例外も規則性があって、ジェンティは当てはまらず。

長いレース間隔が開いているのも問題。

中9週以上での連対率は非常に低い。

一応ゼンノロブロイ有馬記念から来て3着とっているが・・・。

諸々の事情を考えると絶望的か?

だが過去の宝塚記念はライバルが多くいた。

穴が空いたとしても前走が重賞1着だったり阪神巧者だったり、

つまりデータに逆らわない穴馬なのだ。

今回はそういったライバルがいない。びっくりするくらいに。

だから多少の地力の低下があったとしても問題なくいけるかも?

もちろん、フェノーメノゴールドシップ相手だと劣ることになるが。

3強のうちデータ的に失点がある2頭を書いたけれど

救いがあるのはフェノーメノの方か。

ジェンティルドンナアパパネウオッカブエナビスタという

大きすぎる前例があるだけに信頼性に欠けてしまう。

広く馬券を買う必要があるか・・・?

あっと。ち な み に・・・

追い込み馬が不利、というデータがある。

コレに当てはまるのはゴールドシップだが

前年のトップ3はオルフェーブル、ルーラーシップショウナンマイティ

オルフェーブルは内、その後方からショウナンマイティが追い込んでいる。

ルーラーシップは中団から外に振って第4コーナーから一気にまくっている。

他にもブエナビスタが後方から差している。

高速競馬に難のあるゴールドシップ

ダービー、春の盾でその弱点を露呈しているが・・・

ダービーは府中の長い直線、反応鈍く最後に伸び始めた形。

フェノーメノがほぼ同じ上がりで僅差の2着。当時の力関係は歴然である。

春の盾では長距離のハイペース。

同じように反応が鈍く、ジャガーメイルに被されてしまう。

フェノーメノがこのレースで一番の上がりを計測している。

結局のところ、第4コーナーで並ばなければ勝てないのだ。

基本的に差しの決まらないレースなのは確かで、

直線までにある程度まくるなりして前に行かなきゃ勝負にならない。

ルーラーシップとてオルフェーブルだからこそ差されたわけで、

ショウナンマイティを完璧に押さえ込んでいる。

だから芝の状態がどこまでも重要になる。

内荒れ外良しならばゴールドシップはどこまでも走ってくれるだろうが

芝が同程度ならばさっぱりだろう。

トーセンラーはハイペースでも足が使えることを前走で証明した。

ゴールドシップはそれを差すことが出来るのだろうか?

少なくともフェノーメノを差すことは非常に難しい。

だから並ばなければならない。

足で上回ることはまずありえない。コレは断言できる。

あっても同程度からやや優勢くらい。

芝の状態まくりゴールドシップの全て。

極端に言えば第4コーナーで全頭まくって先頭に立っちゃうくらいが望ましい。

[fin]