砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

みんなでやれば怖くない京都大賞典

みんなでやれば怖くない。


ここで注目して欲しいのは「やれば」の部分。一体なにを「やろう」というのか。国語の問題集ならば前後の関係からア、イ、ウ、エの選択肢から適当なものを選ばされる。

何をするのか、と言うとやっぱり失敗なんですね。はい。

「みんなで失敗すれば怖くない!」そんな京都大賞典になるといいなぁ、と思うのだ。

それはどんな京都大賞典でしょう。どんな賭け方でしょう?

それは簡単。ゴールドシップ以外の単勝を買う」こと。

声を大にして言わせてもらおう。

ゴールドシップ以外の単勝を買う」

このレースは「ゴールドシップ軸」を前提にした馬券予想が蔓延しております。

そこからもう一頭、なにを軸にしようか?あるいはボックス。

そう、ボックス。13頭立てで有力馬も限られているからボックスが有効だ。

そうなるとどうなるか。自然と配当が低くなる。とっても低くなる。

三連複とかひどい。ゴールドシップ軸のやつはやばい。

ゴールドシップトーセンラーを軸にした三連複のやばさったらもうやばい。

日本語が不自由になっちゃうくらいやばい。

これで本当にこの2頭軸の3連複来ちゃったらどうするの。

流す意味なくね?

3連単でも同様の状況だからね。

ゴルシ-トーラーで流しても最悪の場合元返しになるから。

こんなひどい3連単見たことない。

ここまで配当が落ち込んでしまっては本命狙いは愚策になる。

しかしゴールドシップが9割9分勝つんだよなぁ。

前回書いたように鞍上に不安がないのはトゥザグローリーとアンコイルド、ヴィルシーナ、そしてゴールドシップの4頭だから。

ほかは初コンビだってんだから困りものだよ。

だから・・・ここは単勝から外しに行くべきじゃないかね?

原点に戻って500円で馬券を予想するのだから結構俺は大胆に予想しちゃうよ。

500円で、というのは「捨てる気になって夢を買えるギリギリのライン」という意味ですから。

捨てる気になるよー。

はい、捨てましょう。捨てました。

ってことで穴馬の台頭するパターンを予想。

まず筆頭としては・・・逃げ馬が来るパターン。

そうなるとニューダイナスティか・・・、となるでしょ?なるでしょwwww?

可能性として、可能性として提示するのは・・・アンコイルド。

俺のアンコイルド愛によって彼は逃げる。

トウケイヘイローという稀代の逃げ馬の尻を2走も見続けていた馬だぜ?

そしてその尻を見続けられていたのはこの馬だけ。

函館記念ではモズが2番手だったが早々に脱落している。トウカイパラダイスも。

札幌記念ではロゴタイプ。そしてアイムユアーズアイムユアーズはアンコイルドに差された。

きっちりとあのペースに順応して番手の競馬を出来たのはアンコイルドだけなんですよ。

もちろん。もちろん。もちろんね?

この馬が京都のハイペースに対応できるのか、という不安もある。

札幌記念で力尽きたんじゃないか、という不安もある。

トウケイヘイローの逃げに上手くくっついていけただけじゃないか、という不安もある。

そもそも今までの相手が雑魚かっただけじゃないか、という不安もある。

ただ単に重馬場の鬼だったんじゃないの、という不安もある。

2400mも走れるのか、という不安もある。

でもさ。忘れてもらっちゃ困る。この馬は4歳馬。ワールドエースゴールドシップフェノーメノトウケイヘイローディープブリランテ、そういう名馬たちと同じ歳なんだよ。

だからなんだよ、って思うだろ?喉元押さえて口に出すんじゃねぇぞ糞やろうっ!馬やろう!

たしかにね。その世代の化け物ってのは3歳の頃に頭角ってのをある程度は現すもんだからね。

例外にサクラローレルなんかがいるけれど。そんな伝説のような馬と比べるほどじゃないからな。うん。

春の天皇賞サクラローレルかっけぇな・・・。(動画鑑賞中)

マヤノトップガンナリタブライアン、という2大巨頭が4角でまくりながら出てきてさ、「ここからかっ!」って思えば早々にトップガンが後退。そして出てくるサクラローレル

「おまえ、どっから出てきたの!?」と思うけど分かりやすい桜色の勝負服。サクラローレル

伸びる伸びる伸びる。こんなことがあるのかってほどに伸びる伸びる伸びる。

かたやクラシック三冠の5歳馬。かたや才能の片鱗を覗かせ始めた昨年の菊花賞馬。

それを押さえて出てきたのが遅咲きの名馬、サクラローレルですよ。伸びる伸びる伸びる。

1.7倍、2.8倍の2頭が競り落ちて、14.5倍のサクラローレルが伸び伸び伸び。

もうサクラローレル格好良すぎてね。

そしてこの格好良さを前提に盛り上がるのが97年春の天皇賞

た、田原成貴ぃいぃぃぃいぃぃぃぃいいいい!

最高の「大外一気」はやはりこのレースだと思うんです。

サクラローレルマーベラスサンデーも後方待機から前に上がっていってさ。

ゴールドシップな競馬だよね。後方で脚貯めて向こう正面から好位にマクリあがって。

マクリあがって先頭を差して、さぁ、ローレルとサンデーのマッチレース!

ローレルが差し切った!競り勝ったぞ!って。

この時点で直線の半ばを過ぎてんだよ。ローレルが競り勝った!って。

でもここから。競り勝った次の瞬間にカメラの右端からね。来るのよ。

実況の人が言うのよ「外の方から、外の方から!」って。「外のほうからマヤノトップガン!」

「外からマヤノトップガン!」

動画を見なおしても「うーん」と思う位置。

これはあれだなぁ。レオアクティブが最後方から6着くらいまで追い込んだくらいの位置。

そっから前方を走るサクラローレルマーベラスサンデーという名馬をまとめて差し切ってしまう。

こんな馬がいるだろうか!

とは言えないのが悲しいところ。

絶対最強、絶対無敵の絶対名馬。ディープインパクトが桁外れの競馬をしている。

マヤノトップガンが記録したコースレコードを、以前のものを3秒近く更新するコースレコードを更に1秒更新する強烈な脚を見せつけているのですよ。

3角あたりからスルスルと外をマクって、そのままアタマを走り、走り。ゴールインっ!

最後辺りなんてさっぱり追ってないのよね。武豊。なのにコースレコード

この馬が3歳時点で凱旋門賞に挑んでいたならば絶対に勝っていただろう。

皐月賞日本ダービー凱旋門賞、という異色の三冠を掲げて帰ってきてくれていただろう・・・。

やっぱ古馬になっちゃうと斤量がべらぼうに多くなるからね。

ちなみにフランスでは凱旋門賞の略称を「L'Arc」というらしい。ラルクですよ。

斤量の話に戻すと、3歳馬の時点では56kgなのに対して古馬(4歳以上)になると59.5kgにもなる。

ぶっちゃけた話、オルフェーブルなんかよりもキズナのほうが可能性としてはあると思うよ。

3.5kgを埋めるだけの力はないと思う。オルフェーブルじゃね。

また、3歳ってのはまた難しい年頃で。

馬としては全盛期じゃない。やはり全盛期は4歳。マヤノトップガンもそのくらいで全盛を迎えている。

そんで精神的にもまだ完熟していない。これはやっぱり大きい。

単純に輸送に弱い。そして異なる環境へ長期滞在してG1レースを走る、ってのは並大抵じゃない。

ヘタすると馬を潰してしまう可能性がある。海外遠征というのはそういうデメリットがとても大きい。

サクラローレルも海外遠征で潰れているしね。

賞金だって特別大きいわけじゃない。400万ユーロと5億円弱に留まる。

遠征自体、馬鹿みたいに金がかかるからね。それなら国内のジャパンカップ走ったほうがまだいい。

あれは確か4億8千万くらいじゃなかったかな?円高の中ではユーロを稼ぐ意味が薄い。

結局、凱旋門賞ってのは栄誉を獲りに行くわけですね。

他に旨みがあるとすれば「世界的種馬」になる挑戦権を得るくらい。

「日本国内で敵なし」というだけなら外国は産駒を欲しがりはしない。

国内で勝てない産駒はいりません、てこと。「うちの馬場で勝ってからだ」って。

フランスの凱旋門賞を勝てばそれはもう完璧。

「ちょっとオルフェーブル買いたいかな」って言う人も出てくる。

面白いのは日本の馬主の人たちは率先して外から買ってるくることだよね。

アメリカ産だったりオーストラリア産だったり。

アメリカなんてダート馬場が主なのに。だからこそ安く仕入れられるというのもあるが。

サクラローレルは確かフランスの馬じゃなかったかな?

アンコイルドもそうだし。

最近はそういう外国産駒が母、という馬も増えてきているし。

サンデーサイレンス産駒が激増しているから少しそうやって血を薄めたりしてるんだろうね。上手く出来てる。

はぁ・・・

何の話だったかなぁ。

脱線してから2時間経ってる。俺の時間の使い方おかしいよ。日記書いて2時間ってどんだけポエミーなんだよ。

とりあえずは・・・まだ前日だしね。オッズは関係なくもう2、3頭を。

アンコイルドと・・・もう一頭はトゥザグローリーだね。

当たるかはともかく、トゥザグローリーを馬券に絡めるのは妙味があるよね。

ゴールドシップと絡めるにはちょうどいいギャンブル性じゃないか?

あとはオールザットジャズ

札幌記念の前残りが異常だった中、後方で一番脚を伸ばした馬だ。

夏女、という時期でもなくなってしまったかもしれないが(釧路はもう寒い。ジャケット羽織ってる)

もう少し夏女パワーを発揮して欲しい。軽斤量でもあるし普段の力を発揮できそう。

(普段の力ってこのレースじゃ良くて4番手じゃないかなぁ?と思うけどそれが連対するのも競馬というものです)

トーセンラーはねぇ・・・京都巧者なのはわかったけどちょっと人気し過ぎじゃないですか?

誰だよ煽ってんのは。宝塚記念の大凡走を忘れたわけじゃあるめぇ。力はあるけどこの人気はないわ。

絶好調の武豊が乗っていた分もあるじゃない。宝塚記念は武が乗ったから人気してた面はあるよ。

あ。

いや、これって運命だよ。

さっきサクラローレルとかマヤノトップガンとかの話で・・・wikiだ!

これこれ

勝負付け・・・。

厳密に言えば「お互いに意識しあって競馬した時の勝ち負け」ってことだろうが・・・。

・・・

関屋記念でやったやり方だな。あれは意外と当たっててびっくりした。

ちょっとためしてみるか。

・・・ヴィルシーナ毎日王冠に行かなかった理由がわかった気が。

エイシンフラッシュダークシャドウショウナンマイティ産経大阪杯で負けてる。

ジェンティルドンナにどうやっても勝てなかったのもそういうことだよなぁ。

ゴールドシップは不調時にしか負けていない、ってのもまた辛い材料。

春の天皇賞じゃアドマイヤラクティトーセンラーに負けてるけど巻き返してるからな。

アドマイヤラクティゴールドシップの法則は成立しない。

むしろ

トーセンラーアドマイヤラクティゴールドシップ

だったのが

ゴールドシップトーセンラー

となった宝塚記念のデータで実証されてるからな。

これはデータ的に無視するか上塗りするかの2択しかない。

お?これを突き詰めたら3連単を500円以内に当てることも不可能じゃないかも!?

だってさ。まずトーセンラーアドマイヤラクティは確実と考えるじゃん?

さらにデスペラードがくるんだよ。一番ケツに。

この時点でデスペラードはどう頑張っても着内に来ない。(あくまで勝負付けが終わっていると仮定した場合。それでも例外はあるが。)

面白いデータは小倉記念だね。エクスペディション>トーセンラー

続きをつけるとエクスペディション>トーセンラーダノンバラードだから怪しいデータだが。

また舞台が小倉だから厄介。使えるのか?

そして七夕賞じゃトーセンラー>エクスペディション。データとして使えねぇ。

鳴尾記念トゥザグローリートーセンラー。ちょいと大きいデータ。

京都記念トレイルブレイザートーセンラー。若すぎるかな。

わかったこと一つ。エクスペディションはマヤノトップガンクラスの気分屋だからデータが使えねぇ。

エクスペディション>ニューダイナスティを成立させたいんだけどなぁ。

こいつは負ける馬だから。びっくりするくらい簡単に、コロッと負けるから。

新潟記念はなぁ。本当なぁ。

エクスペディション-ファタモルガーナで馬連買ってたし・・・。畜生。

カルドブレッサとダコールトレイルブレイザーの5頭で馬連ボックスだったのになぁ・・・。

そうそう。

ニューダイナスティが逃げるくらいならエクスペディションがもう一回来てもいいんじゃないの、って話なのさ。

うーん?こいつって気分屋・・・色んな意味で「他の馬に併せて走ってる」。

新潟記念の最後の直線だってめっちゃ粘ってる。これだけの粘りがあったのか、というほど。

スタートの時もニューダイナスティといい感じで合わせながら並走してるし・・・。

ところどころに発射台があればいいわけだね。ハイペースで並走してくれる馬。

そう思えば面白い構成だ。

内にトゥザグローリー、外にトーセンラー

トーセンラーにくっついていけば面白いことになりそうだが・・・。

トゥザグローリーはどうなるのかな?久々の競馬だしのんびりと馬群に合わせて走るのかな?

となると・・・中団かなぁ。内にはヴィルシーナだし・・・果敢に前へ行っても面白い。

エクスペディションはやっぱり好位かな?5番手くらいには付けられるかも。

ただ・・・ゴールドシップがどうするのかよ。

宝塚の走りが奇襲戦法だったのか。それとも限界を感じて進化した新戦法だったのか。

どちらにせよ・・・この少数立てならば好位につけても問題はないと思う。

そして忘れない。ロードカナロアのことを。

ああいうクソ強い馬がいるとやはりね。うん。

トーセンラーも一発狙ってくるだろう。注目の的だ。

となるとどういうことが起きるか。

好位につけた場合はカナロアよろしく、周りの馬がヒョイッとついてくる。

後ろから長いまくりをおこなった場合は後ろからの追い込みが届く。

春の天皇賞フェノーメノが色々と連れてきたから。

トーセンラーもレッドカドーもフェノーを追っかけてきた馬さ。

今回はゴールドシップがその役目。

別にゴルシが「俺についてこい!」て言う訳じゃないよ?

単に

馬「前が伸びてるから俺もいこー」

とか

騎手「前が空いてる。いけ!いけ!」

ってなるからさ。

走る馬の後ろに付けたら着狙いには良いんだよ。

(早じかけに乗っかってその馬も差してゴールイン、ってこともあるけど。)

みんなゴールドシップを意識してるから仕掛けが遅れる。

その中でゴールドシップが仕掛けてそれを追いかける。そうなると周辺の馬がなかなか着に絡むわけです。

しかしそうすると穴馬の台頭というのはなくなる。

言ってみればすべての馬がゴールドシップイエスマンになるようなもの。

「どうやって2着3着にいくか」という競馬になる。

それを嫌って自分の競馬に徹しよう、という奴も出てくる。

おそらくそれがトーセンラー。彼自身の競馬では3着争いが関の山。

可能性があるとすれば途中まで別の馬の競馬に乗っかること。

前の逃げ馬に乗っかって、それを交わして、そのままー、ってパターン。

武豊が考案したがダノンバラードに取られたパターン。

なので面白馬券としては・・・

逃げ馬+トーセンラー、ってところじゃないかと。

穴をあける勝ち方ってのはやっぱり限定されるから2頭までならそこそこ予想できるんじゃないかな?

コスモネモシンだってそっと内から抜けてそのまま抜けていったパターンだ。

「早くね!?」て抜け方してそのままー、って。意外と芝が良く、止まらない馬場だったのかもしれない。

今回も止まらない馬場。「早くね!?」って馬が多分抜ける。

アンコイルド辺りを楽逃げさせておくと、そのままーっていっちゃう。

あるいは2番手3番手がそっと交わして、そのままーっていっちゃう。

そういうケースがある以上、好位差しをやられる可能性もやはりある。

そうなると真ん中あたり・・・エクスペディションとかオールザットジャズとか、トレイルブレイザーあたりに着狙いのチャンスが出来る。

ヨーイドン!では敵わないから先行から「そのままー」が望まれる。

そうなると逃げ馬は楽できないね。穴馬は2番手3番手から出てくるでしょう。

それが台頭しなかったら・・・どうなるだろう。本当にエクスペディション来てくれるかな?

ここでは・・・俺のお手馬となるのはアンコイルドとエクスペディションだけだ。あとゴールドシップ

となるとここらへんを絡めていくしかないかな。

ヒットザターゲットは割り込む隙間がない。

デスペラードは格上が多すぎて。

アドマイヤラクティはそこそこ。

ヒビケジンダイコは何しにきた。

トレイルブレイザーも面白い。

ニューダイナスティは・・・条件抜けるの手間取りすぎじゃないかなぁ?

ヴィルシーナは順当に、順当に。

トゥザグローリーが本当に悩みの種。

エクスペディションは素直に。うん。

トーセンラーは切りたいけれどこのメンツじゃ有力馬なんだなぁ。

ゴールドシップはなんで走るの?

オールザットジャズは期待したいんだけどなぁ。

アンコイルド

アドマイヤラクティ

トレイルブレイザー

ヴィルシーナ

トゥザグローリー

エクスペディション

トーセンラー

ゴールドシップ

オールザットジャズ

9頭か。これで500円は厳しい。

やはり冒頭の通りにいくか。

戻しは余り狙わない。そう考えると穴馬5頭抑えられる。

ゴールドシップから1着を奪える馬は・・・

ん?

ゴールドシップの抵抗の穴よりも・・・

ゴールドシップに乗っかって来る穴馬を予想したほうが俺っぽい!?

ここは・・・欲張っちゃいますかねぇ。

オールザットジャズか、エクスペディションか。

いいや。この2頭のワイドを1点。

残りの200円をこの二頭の複勝にぶっこんどけばいい。

[fin]