砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

金鯱賞予想 大穴一点勝負が面白い!?

「煽るようなサブタイをつけない」

そう思っていたけれど今回ばかりは無理だね。


競馬予想サイトってのはこういう「煽り」がうざくてダメだよね。

煽って煽って煽って・・・有料サイトやランキングへ誘導。なにしてるんだ。

そこでアフィリエイトやランキングに誘導したら「あ、この人ダメだな」と思ってしまうだろう。

競馬で稼げねぇからアフィで稼ごうとしてやがる、って。

その点、当ブログは自己満足100%で出来ております。

競馬予想の観点から訪れる人が若干名おられるようなので一応書いておく。

そもそも競馬予想なんてのは自力で行えるものではない。

だから競馬新聞などというものが絶えないのである。

ならば他人の予想を丸々パクるくらいがちょうどよい。

自己満足が目的ならばパクっても怒られる程度で済む。これは素晴らしいことだ。

なので有名どころの予想の根拠とか・・・割りとパクってる。

「いや、俺も同じこと気づいてたよ」と言えばなんの問題もないしなっ!

・・・正確には「なんかこういうことじゃね?」というフワフワした所をね。

うん。血統とかで上手く説明してくれる人がたまにいるわけで。そこら辺をパクるわけさ。

考えても考えても仮定の仮定にすぎない部分。

そこを他人に答えを見出してもらって仮定に引き上げる。そういうことです。

自虐&言い訳ネタは以上。ここから予想にうつりゆく。うつりゆく。なんか格好良い。

用法は間違ってるけど。

さて、今週は金鯱賞に狙いを定めます。理由はウインバリアシオンがいるからであります。

浅田次郎先生にため息を疲れそうな理由ではある。

スランプというか・・・初心者なのでね。(今年のダービーから。)

そろそろ当たらなさすぎてやめてしまおうかとも考えてしまうかもしれない。

当てたい。当てたいっ!マイナス収支は嫌だっ!

という考えは正しいのか間違っているのか。

・・・ともかく予想だ。

登坂からスタートするレースだ。

であるからペースはスローに落ち着くでしょう。

12秒くらいをラップする緩い2000mになるのではないか?

直線が地味に長い。ローカルとは思えないほどに長い。京都よりながーい。

左回りであることを考えると東京のショートバージョンみたいなコース?

まぁ少なからず共通点はありましょうが・・・登坂がきつかったりするし丸呑みにはしづらい。

そういうレースであります。

中京競馬場で成績の良い種牡馬。というとやはりディープ。

そして次点にハーツクライがくる。

このハーツクライ産駒が今回のメインディッシュ。

ウインバリアシオンという代表産駒の復帰。

そして夏競馬で実績を上げてきたメイショウナルト

連戦のシャドウバンガードに玉取りのカレンミロティック

計4頭が争うことになるのだ。

これらの取捨。とても面白いのではないか・・・?

重賞3連勝。久々の強い逃げ馬。その登場に秋天は沸いた。

トウケイヘイロー

そして牡馬をも破る、強い三冠牝馬ジェンティルドンナ

ジェンティル岩田はきっとこう考えていただろう。

武豊トウケイヘイローを潰せばどうとでもなる」と。

事実そうだろう。あれだけ無茶な走り方をして、なおジェンティは走った。強い。

他のメンバーが貧弱だったこともあるし。

ところが絶好調男の福永がとんでもないものを持ってきた。ジャスタウェイ

完璧に前傾ペース。先行馬が逃げ馬を積極的に潰しに行った展開。

なればここは差し馬が台頭するしかない。

とまぁ、ジャスタウェイは展開が非常に向いた。その上で勝った。完勝だ。

ハーツクライ産駒として本格化を遂げていたのは強い材料であろう。

ただしそれは「勝ち切れるようになった」ということでしかない。

全体的な底上げもあろうが、能力がグンと伸びたわけではないと思う。

それを踏まえてハーツクライ産駒のこれらがいかに勝つか、というのがポイント。

本格化という謎の言語に惑わされてはいけないのだ。

どうもジャスタウェイのことがあってね。

体重が増えたからこれは成長分だ、だからきっと走ったら強いぞ。

なーんてハーツクライ産駒への強い欲望とか誤解が生まれてしまう。

それらを飲み込んで、飲み下して。その上でハーツクライを買うかを悩んでみせる。

まず、展開から考える。

今回はスローに陥りやすい中京の2000m。更に逃げ馬不在だ。

となると弩級のスロー。ジャパンカップの様にいずれかが前に押し出されるか、誰かが度胸一発逃げを狙うか、だ。

強いて言うならメイショウナルトとか・・・あと自在性の高いスピードリッパーとか。

ナルトは武豊だしねぇ。また大外に飛ばされんじゃねぇの?

しかし今回は外枠でオーケー。

山登り経験者なら分かりましょうが、坂というのは斜めに登った方が楽なのです。

結果的に歩く距離は長くなります。しかし疲労という点では真っ直ぐ登るよりもはるかに楽。

ということを中学の時、数学の先生に教わりました。俺は山登りなんてそれ以来してません。

でありますから最内枠に入ったりするよりも内に締めながら走る外枠の方がいいと思う。

ただ・・・最内からの逃げは鉄板パターンであります。どの競馬場でも例外は少ない鉄板勝利パターン。

スローに陥りやすい今回もそれは変わりません。

逃げの穴馬には注意したいところ。

外枠で走るパターンというのは序盤に脚を使わない差し馬あたりですな。

外から逃げても悪くない様子。

反対に追い込み馬はほとんど着に絡まないみたい。

スロー展開が大半だから後方からじゃ届かないのだろうね。

速くなる要素もないし、ここは大人しく先行力のある馬を選びたい。

その点に関して面白いハーツクライ産駒はシャドウバンガード

前で競馬したらいい走りをするけど、位置を取れなかったら残念な競馬をする。

実績馬ではムスカテールに近い馬ではないかな?

この馬も内枠に入って自然に先行できれば非常に面白い。

そしてカレンミロティック

こいつもまた難しいやつだねぇ。

ハーツクライらしく4歳秋から勝ち切れるようになってるんだけど・・・

それでも最近になってようやくオープン入りだからなぁ。

現在5歳。遅咲きにしても遅すぎではないかな?それを考えると勝ち切れる気がしない。

だが本命サイドが不調ならば台頭がある。

小倉記念で好走したラブリーデイも推したい一頭。

しかしどうなんだろうねぇ。菊花賞に出られれば、という血統だもんなぁ。

父はキンカメ。マイルから2000mが美味い種牡馬

母がスタミナを強く補完しているようにも思える。

底力の薄いミスプロ系にはいいかもしれないが・・・

サンデーサイレンスからワンクッション置いてダンスインザダークが母父というのも悪くない。

うーん。・・・大成しないだろうな。これは。

軽斤量の小倉記念で爆走したというのがなんとも嫌な材料だよ。

平坦な小倉を、だぜ?パワーがないからここで走った、と言わんばかりだ。

ダービーを先行から粘り込んだ、というのは非常に美味しい材料だが故障明け+小倉記念好走を考えると・・・。

そもそもキンカメ産駒が走るレースではない。

キンカメの軽快なスピードが活かされないのだから。

ましてラブリーデイ自体がキンカメの血が濃いように思える。

ハイラップを刻む地脚勝負ならいいだろう。しかし緩みきるであろう今レースは買えたものじゃない。

消しだ。逃げ馬の引っ張る京都コースあたりが買いどきと思える。

去年の金鯱賞を見てみると・・・メンツがなかなか面白いな。

1着が有馬記念2着、今年も出てくるオーシャンブルー

2着が今年の京王杯SC1着でマイルCS2着のダイワマッジョーレ

ジャパンカップ4着のアドマイヤラクティが3着だ。

着外にはダノンバラードアスカクリチャンもいるぞ。

今年も面白いっちゃ面白いがね。

それにしてもダイワメジャー産駒のダイワマッジョーレが走るのか。

確か高速競馬になった京成杯AHの週に強かった種牡馬だ。

一応は開催初週ってことになるのかな。芝的には。

芝状況よく、前目の馬が止まらない・・・とはならないだろう。

どちらかと言えば中団前目でじくりと脚を溜めて爆発できた方が強いはず。東京に近いレイアウトなんだから。

逃げ馬不在だから縦長にはならないだろう。一団になる。

その上で前の馬が止まらない、となると・・・内~真ん中から割って差せる馬が良い。

外に出してしまう馬はずば抜けた能力が必要だ。特に二桁番手から勝負する馬は。

なればメイショウナルトの旨味があるか?内枠先行は良い材料と言える。

でもエイシンフラッシュを思い出してしまう。逃げちゃいけない馬なのではないか・・・?

いやはや。簡単な様に見えて深く考えると難しいレースですなぁ。

種牡馬的にはサンデーサイレンス系が確実に強いんだよね。ハーツクライステイゴールド

そんでフレンチデピュティくらいか。

メイショウナルトウインバリアシオン、シャドウバンガード、カレンミロティック

オーシャンブルー、ダノンスパシーバ。

・・・金鯱賞というのは出世レースであります。それは去年の結果から見ても一目瞭然。

枠決定はJRAが行う。JRAというのは競馬というギャンブルの胴元である。

胴元というのは客を楽しませつつ、金をピンはねするのが仕事。

今後の事を考えると・・・金鯱賞で出世させたい馬がいるはずだ。

古馬戦線ってのは「前年クラシック組」「上がり馬」「従来の古馬」で争われるから面白い。

金鯱賞というのは上がり馬を古馬の一線級に格上げする目論見があるに違いない。

そう考えると・・・何頭か有利なポジションに収められている馬がいるはずだ。

その上で従来の古馬たちにも一定のチャンスがあると見る。

そしてそれらに隠れて「養分」な馬がいる。「この展開でこの枠。無理ー」という馬。

あれ?特に意味のない太文字のような・・・。

とりあえずそういう部分を意図的に作り出しているはずだ、と。

実際、メイショウナルトを1枠1番に突っ込んだのは難しい選択だろう。

行き過ぎれば逃げを打つハメになる。それはエイシンフラッシュパターンだ。

逆を言ってみれば格好の逃げ切りパターンとも言える。

大逃げ出来る馬がいればそのまんま、ということもありだが・・・

アグネスワルツあたりがいれば面白かったな。

今回はどうだろうか。

自在性という点ではトゥザグローリーやスピードリッパーとかかな?

閑話休題

今一度血統について考えてみる。

前年はステイゴールドハーツクライ、とスタミナ補完型のサンデー系だ。

ところが2着はダイワメジャー。マイル馬御用達血統。

このダイワマッジョーレが2000mを2着・・・。

サンデーサイレンス父の半兄、ハイアーゲーム青葉賞鳴尾記念を勝ってるんだよなぁ。

他の兄弟らを見ても春天までは届かない。そういう母にダイワメジャー・・・。2000mに届くか?

届いて1800m。残りの200mは行き脚の良さと芝の良さに救われたようなものだな。

それだけダイワマッジョーレはロスのない競馬をしていたし、ダイワメジャーの面目躍如、という芝状況だった。

芝が良ければ止まらない、というダイワメジャー産駒特有のものと思おう。

G1級の器であるダイワマッジョーレであるのだからこのくらいの競馬は当然と。

しかし不思議なのはアドマイヤラクティだ。

ダイワマッジョーレにせよオーシャンブルーにせよ一瞬の加速が持ち味の馬だ。

であるのにこいつは長く持続的な脚を使う馬なんだよ・・・。なんで3着まで届いたんだ???

4着のトウカイパラダイスはノーザンダンサーの固まりのような馬だ。

近代競馬の原書とも言うべき馬の血を強く、強く継いでいる。

これがまたローカルでは良く走るんだわ。

うーん。意味不明だ。

ノーザンダンサーと言えばエリ女マイルCSの時の重宝された血統。京都2200m、1600m。

一方、アドマイヤラクティジャパンカップを好走している。東京2400m。

で、昨年の勝ち馬オーシャンブルー有馬記念2着だ。中山2500m。

中京2000mってどういうレースなんだよorz

確か中京競馬場の3角4角って角度ついてるんだろ?

だから上手くスピードを乗せられれば強い競馬が出来るって話があった。

その点が多分京都の勝ちパターンに似ているのかなぁ。

ただ直線は決して短くないから一瞬の加速力で勝負することも出来るみたい。

サッと抜け出しを図れる馬が勝ち切れるみたいだ。

基本的に有馬に繋がるレースだから中山適性が試されるかなぁ・・・。

中山適性という点ではラブリーデイは論外だろう。

だがまぁ・・・うん。

一応・・・前日投票が始まった。

ラブリーデイとシャドウバンガードあたりが異常人気しているね。

ラブリーデイは勝てる馬じゃないと思うんだがなぁ。

最後1Fでえげつない末脚を使えるような馬じゃないから中山的な強さはない。

どちらかと言えば京都的な4角からの二の足勝負が真骨頂では?

前年の結果を見ても京都的なトウカイパラダイスやダイワマッジョーレアドマイヤラクティは届かなかった。

やはり中山だ。短い直線を一気に差し切る馬が強いはずだ。

最近、中山重賞を勝った馬と言えば・・・

京成杯AHのエクセラントカーヴ。

セントライト記念ユールシンギング

スプリンターズのロードカナロア

オールカマーヴェルデグリーン

エクセラントカーヴはダイワメジャー

ユールシンギングシンボリクリスエススペシャルウィーク

ロードカナロアはキンカメ+ストームキャット

ヴェルデグリーンはジャンポケ+スペシャルウィークウメノファイバー

んん?

エクセラントカーヴの母父に見覚えがあると思えば・・・

カレンミロティックと同じじゃないか。

ほー。

しかしまぁ・・・血統主義者には中山レースは天国だっただろうな。

旬の配合が走りまくりだ。

さて・・・いったい なにを 買うべきか・・・。

実力ならばムスカテールメイショウナルトオーシャンブルーが抜けているんだよなぁ。

しかし「こいつらなら固いべ」とやった馬があれな感じになったんだよなぁ。

そのあれな感じがムスカテールメイショウナルトなんだよなぁ・・・。

あの時はオーシャンブルーを消した・・・。

率直に「気になる馬」をリストアップすると

メイショウナルトカレンミロティック、シャドウバンガード、ウインバリアシオン

ほらな?ハーツクライ産駒だけになってしまう。(ドヤッ

でもトゥザグローリーも気になるしラブリーデイも気になるかなぁ。

もちろんオーシャンブルーも気になってるぞっ!

でもなんとなしに消してしまうべきかと迷う馬もいる。

メイショウナルト。使い過ぎな感。

ラブリーデイ。当日が差し馬天国ならば用なし

トゥザグローリー。旬を過ぎている。

ハーツクライ産駒は消しづらいな。

シャドウバンガードの調子は決して悪くない。

アロマカフェの奇襲でやられはしたものの連勝しててもおかしくない。

勝ち切れる競馬が出来るようになっている以上、野放しには出来ない。

ウインバリアシオンはここで叩いて次が勝負の馬だ。

しかし地力に差がありすぎる。差し天国の今レースで消す意味が無い。

叩き台と言えども長期休養明けの馬だから稽古できていただろうしね。

カレンメロティックは血統面で旨味がありすぎる。

飛躍スべき馬だろう。開催週での実績があるのだから買いたいところ。

オーシャンブルーがなかなか馬鹿にできないんだなぁ。

ただし大外ぐるりで走る馬じゃないから外枠はどうなんだろうね。

このところの不調は外枠に飛ばされているせいもあるんじゃないのかな?

そうなるとこの馬は養分御用達ではないか、と。

あと数歩で予想が終わりそうだ。

なお、この日記は15時間ほど休み休みで書いています。

時折整合性のない言葉遣いや内容になったりするのはそのせいです。

つまり俺は一日中競馬の予想をしているのです。

馬鹿じゃねぇの。

[fin]