砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

金鯱賞予想 消えた大穴

・・・ほとんどオッズが横一線なんですがねぇ。


こうなってしまえばダークホースもクソもない。

カレンメロティックを買う必要性すら失われているのかもしれない。

しかしまぁ、下手な実績馬よりは安定感があるから捨て難い。

危険な人気馬と言えばオーシャンブルーだ。

今回は33秒台の上がり勝負になるだろう。ならなければならない。

去年が異常だった。

アドマイヤラクティが3着まで届いたことも、ダイワマッジョーレが残ったことも。

ましてやトウカイパラダイス程度が別定レースで4着まで好走したことも。

オーシャンブルーは適性がある。それは間違いない。だからこその完勝。

しかし今年のメンツは去年に比べれば1段上と見て良い。連覇はひどく難しい・・・。

有馬記念とてゴールドシップが楽できるような前傾ペース。

緩みどころがなく、惰性で前の馬が進むようなだらけた後半だった。

オーシャンブルーも基本的にゴルシに似たスタミナ型の馬だ。(オヤジが一緒だしな)

ペースにある程度は順応し、一定の上がりを使える。

ただ昨年の金鯱賞もペースが緩んだ割には上がりがしょっぱいものだった。

差し馬が届いた結果は前の馬が雑魚かったことに起因すると見る。

今回はメイショウナルトラブリーデイ、カレンメロティックなどの先行馬が豊かである。

武豊にかけているわけではない)

・・・そうなると先行馬がそのまま残ることも十二分に考えられるのではないか、と。

ローテの問題や前走の大敗が気になるものの、メイショウナルトの独擅場だ。

次点にカレンメロティック。続いてラブリーデイ、というところ。

ただ直線自体は長いし、スタート直後の登坂もある。

力んだ先行馬が残れる要素はないわけで。

「先頭は嫌よ」と譲りあうような展開からのスローならば先行馬の残りはあり得ると。

あるいは差し馬がジリジリするような超スローに落ちなきゃいかん。

そこまでのんびり出来る先行馬は今回はいないし考えなくてもいい展開かな?

むしろ行きたがる馬ばかりだ。スローに落としたらメイショウナルトがまた「かかる」んじゃねぇの?

ん?

メイショウナルトもアンコイルドに似た部分があるのかもしれない。

アンコイルドってのはトウケイヘイローの大逃げに追走して着を拾った馬だ。

つまりハイペースに追走して、後ろに届かせない、という競馬。

メイショウナルトもハイペース追走型の先行馬かもしれない。

スローからシュパッと抜ける様な・・・エイシンフラッシュとかクラレントとか、そういう馬じゃない。

小倉記念はレコードが出るようなハイペース・・・。

オールカマーも少なからずペースは速かった・・・。

対して関ヶ原Sはスローに落ち込んでからの後傾ペースの競馬だった。

ここでナルトはニューダイナスティに遅れを取ったんだ。

アルゼンチン共和国杯は距離が合わなかった。

それはつまりラップタイムが落ち込むから合わなかったのだろう。かかってるわけだし。

今回、スローに落ち込む展開ならば・・・ナルトの崩壊ありえるぞ。

だが今回もアルゼンチン共和国杯同様にかかれば向こう正面のペースが洒落にならなくなる。

そうなるとオーシャンブルー台頭ペースだ。34秒台でシュパンっ!と。

うーん。逃げ馬が謎だからペース判断が出来ない。

ナルトを前に行かせたらペースが上がるんじゃねぇの?壁を作りたい馬だろう。こいつは。

じゃなきゃ去勢なんてしないだろ。

一定のペースを作って壁になれそうな馬か・・・。

もうマヤノトップガンの様に、親父の様に逃げちゃえよ。ムスカテール

・・・

気性の荒い馬が多いな。

トゥザグローリー春天でスローペースにたまりかねてかかってやがる。

カレンメロティックも去勢してるくらいだ。かかりグセがあるんだろ。

そうなるとあんまり・・・極端なスローにゃならんべなぁ。

それこそムスカテールだわ。ムスカテールが本当に逃げを選べるのであれば超スローになる。

でも・・・それほど父親似ならセントライト記念を勝てていたはず。菊花賞も一緒にね。

まぁ、空想や妄想のたぐいですわ。

うーん・・・。

メイショウナルトが先頭に立ったら・・・

まず当馬は潰れるだろう。これで逃げ切ったら残念賞だ。

ラブリーデイが単独2番手で3番手にカレンメロティック。

4角からの勝負になる。

そうなると差し馬が台頭するのは当然だ。

オーシャンブルーを筆頭。追い込み馬が1頭くらい3着2着に届くかもしれない。

候補としてはフラガラッハロードオブザリング

先行馬は残れるだろう。一団の状態ならばなおさら。縦長ならちょいと怪しい。

縦長の場合はオーシャンブルーの1着は固い。

馬群が圧縮する時に行き脚をつけてしっかりと前を捉えてくるだろう。

そしてウインバリアシオンも同様に怖い。

内枠で我慢できる馬ではないから外から来るだろうが・・・それが出来る地力はあるからなぁ。

外からギョーンギョーンと行ける馬ってのはやはり安定して強い。

故に勝ち切れない。ハーツクライ産駒として覚醒しているのならば勝ち切れるが。

そこまで達しているのか・・・?

この中京でそれが出来たら完全復活だよ。有馬記念の台風の目になれるよ。

京都でも差せる馬だし、東京でも差せる。中京も当然いけるはず。

・・・脚質以外はほとんど不安がないんだよな。仕上がりも悪く無いだろう。

しかし・・・ムスカテールが最内でじっくりと脚を溜められたら・・・

ダイワマッジョーレよりももっともっと強い脚を使える。

だが・・・ムスカテールは斤量にやられている感があるね。

今回もG2勝利馬として+1kgの重さだ。唯一の57kg。

アルゼンチン共和国杯が57.5kgのトップハンデ故というのであれば・・・

今回も消しではないかね?

それでも金鯱賞という舞台自体にはかなり適性があるからなぁ。

でもハンデの重い中、メンツのランクが下がるわけでもないしね。

叩いてからが勝負の馬だけどここで爆発するならアルゼンチン共和国杯掲示板まで来なきゃ。

ジリジリと調子を上げてくる馬のはずなんだよ。

9着8着と来て突然ボボボボボン!と来るような感じじゃない。

オーシャンブルーは・・・成績面から言えばかなり厳しいんだよなぁ。

秋天の負け方がちょいとやばい。前傾ペースならばこの馬は走るはずなのに。

追い込み馬や差し馬が脚を使えずに負けて、次のレースで走る・・・なんてことはないと思うよ。

それならジェンティにコンマ1秒遅れの上がりを使ったフラガラッハの方が良い。

金鯱賞に並ぶ「出世レース」としてアルゼンチン共和国杯があったでしょ?

あれはローテ的にも無理なく来た実績馬が多かった。だから実績馬は走った。

対して今回は上がり馬の方がローテ的に楽だ。

実績馬は成績を落として来たり秋で2戦3戦していることが多すぎる。

「ここなら走るべ」という馬が走った覚えが俺にはない。

リラコサージュなんかにしたって先行馬が大崩れしたレースで評価を落とし、先行馬が生きる秋華賞で3着をもぎ取った。

そういう展開の不利有利で評価を落としていた馬がいないでしょ?今回は。

それこそカレンメロティックやメイショウナルトくらいなもんでしょ。

とりあえずは・・・ハーツクライ産駒4頭にトゥザグローリーラブリーデイくらいなもんかな。

ラブリーデイなぁ。

小倉記念は高速競馬+軽斤量という最高の状態で臨んだレースだから度外視するとして・・・。

やはり中山方向の適性がないのが問題でしょう。中京は力がいる馬場だし。

思い切ってみますか。

ん?思い切ったときはあまりいい思い出がない。

3歳馬だし、母父に魅力あるし。もうちょい練る必要ありか?

放置っ!

トゥザグローリーも心は消せと言っているんだが・・・。

冷静な俺が少しだけ止めようとしている。

こいつも秋天の負けっぷりが良すぎるんだなぁ。

そもそも東京が苦手ってさ。左回りが原因だったら目も当てられないよね。

中京も東京と似たレイアウトだし。左回りだし。

そりゃ中山適性が強いのは良い傾向だよ?

しかし東京適性もある程度ないとだめじゃん。

・・・消すか。

さて、ハーツクライ産駒だけになった。

やはりこのレースはハーツクライが全てだったかっ!

でもラブリーデイは気になるなぁ。

[fin]