出走馬も確定していないのだ。ていうか年末のレースだ。まだまだ先だ。
データの方をきっちり固めに行くか。
まず絶対に無視できないデータが1つ。
1番人気がガチで強い。
つまりは実力勝負なんですね。どんでん返しだ!ってのが出来ないレース。
ここ5年間で1番人気の順当勝ちは3回。のがした2年は2番人気が勝利。
2番人気にやられた1番人気は同一馬。それがブエナビスタよ。
09年は直線始めで先頭へ躍り出たもののドリームジャーニーにしっかりと交わされた。
10年はじっくりと溜めて直線で一気に爆発させたけどこれがハナ差もハナ差で届かない。
ブエナビスタは戦績を見ても東京巧者。
ヴィクトリアマイル、秋天、ジャパンカップ。今年のジェンティみたいなもんだ。
牝馬の鋭さが光る東京なら圧倒出来るが中山2500mではキツイ。
むしろ2着まで届かせるのだから名牝中の名牝だろう。
で、勝ったドリームジャーニーやヴィクトワールピサを見てもやはり名馬。
ドリジャニはオルフェの全兄。弟ほど輝いた勝ち方はせずに来た馬だ。
朝日杯を制したりしちゃいるがクラシック戦線はイマイチ。神戸新聞杯は勝ってる。
それ以降は朝日チャレンジカップや小倉記念を勝ったけど・・・第一戦には届かない成績。
転機は5歳時の産経大阪杯。ディープスカイを相手に勝利したレース。
(ディープスカイってのがまた名馬で。NHKマイル→ダービーの鬼ローテを勝利した馬。
さらに3歳ながらも秋天3着、JC2着の大好走。古馬になっていざ、というところだった。)
日経賞2着のマイネルキッツが大奇襲。そして日経賞1着のアルナスラインが2着。
でもってドリームジャーニーが3着、と。そんで阪神大賞典組がボロッボロ。
一流の中距離馬が長距離を舞台に覇を競う、ってのが春天なんだけど
この年は中距離路線の名馬が出揃わなかったから長距離馬のペースになってしまった。
それでもドリジャニが中距離馬の良心としてきっちり残ったわけです。
この時点でこの春の主役はドリジャニなのさ。
春の終わり、夏の入り口。宝塚記念をきっちり勝利した。
秋初戦はなぜかオールカマー。中山をチョイスするあたり陣営は有馬を意識していたかも。
しかしG2とはいえハンデ戦。59kgを背負ってマツリダゴッホに届かない2着。
秋天は惨敗。コンマ8秒差ではダメダメよな。
メンツが凶悪だから仕方なくはあるな。
後傾ペースじゃマイル最強馬カンパニーにゃ敵わない。
東京巧者のスクリーンヒーローが2着に最強牝馬ウオッカが3着。
4着5着を見ても東京適性グンバツの馬。それらに6着なら悪くはないか。
そしてジャパンカップを放ったらかしで有馬直行!これで勝利。
ローテ的にも「東京はやめとこう」という感じが出てる。
阪神の勝ちが目立つし東京はなかなか勝ちきれていない。
中山はAJCCのボロ負けが気になるけど4歳時には有馬記念を4着してるし朝日杯を勝ってもいる。
AJCCから2ヶ月空けて中山記念に挑戦してるけどマイル王カンパニーの2着だ。
そんでオールカマーも2着だろ?1600m、1800m、2200m、2500mと距離関係なく好走している。
距離不問で走るんだから「巧者」と言えるでしょう。少なくとも東京よりよほど適性がある。
なんでここまでドリームジャーニーを引っ張るか、と言えば。
オルフェーブルの全兄だからだ。上に書いたとおり。
オルフェは強すぎて「適性はどこにあるの?」状態だ。春天でボロ負けしたりJCで遅れをとったくらい。
本格化してからは負けらしい負けがない馬。
だから全く同じ血統のドリジャニから何か学べないか、と考えるわけです。
マクロに考えれば血統ほど馬を現すものはないんだ。
弱点があれば、と思ったけどそんなことはないな。どうやっても揺るがなさそう。
そもそもオルフェが強すぎるんだ。競走馬として仕上がってからはほぼ無敗だぜ?
唯一の大負けはビートブラック事件の春天だけ。2着も逸走事件の阪神大賞典と凱旋門賞、ジャパンカップのみ。
・・・あったな。弱点。遠征明けということ。
遅れをとったジャパンカップは遠征明けだった。
しかし東京巧者のジェンティ+斤量差+東京2400mというのを考えると・・・
遠征明けだから万全じゃなかった、というのは微妙に考えられないかも。
これだけの馬となれば実力で明暗がはっきり分かれる有馬記念は楽勝か・・・?
13秒ラップすれば逸走してくれるかもね。
うーん。極端なスローになって折り合いを欠けば面白くなるかもね。
和田竜二よろしくグワーとまくり上げるような競馬をすれば他の馬にチャンスがあるかも。
そういえばオルフェには池添が乗るのかな?
トゥザグローリーやカレンミロティックなんかは池添が持ってきた馬なのに・・・。
両馬共に面白い馬なだけに残念だ。
サブタイを守って日記を書き終えた記憶があまりない。
今回も「オルフェーブルについて考える」って感じで終わってしまった。
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