砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

京都牝馬ステークス予想 第一印象

ファーストインプレッション。


セカンドオピニオン

・・・

スリーロールス

フォーティーナイナー。

フィフスペトル

さて、京都牝馬ステークス

京都の方が掴めてる感じがあるのでAJCCは暇があれば、という感じで。かどうか。

ていうか・・・今年のAJCCは難解だと思うんです。

ダノンバラードの取捨から始まりレッドレイヴン。その上にヴェルデグリーン

そんでもってのケイアイチョウサン。好走止まりが続いているこの馬が一変する

私見としては・・・ヴェルデグリーンは消しなんですね。はい。

有馬の芝でアウトであるから今の芝で合う気がしない。秋天で馬場が渋ったらアウト、みたいなこと言ってたし。

レッドレイヴンを本命に挙げたいところですが距離不安は拭えませんな。

ベストは1600m~1800mじゃないかな?馬場は合うだろうけど2200mで勝負できるかどうか。

それならやっぱり連覇を狙うダノンバラードか。しかし去年は斜行で勝利したようなもんだし。

前走、前前走の結果は度外視可能。であるが。トゥザグローリー症候群の可能性が残る。

更に更に言わせて貰えば・・・中山の非根幹距離に合う血統とも思えないんだよねぇ。

ダービーフィズはどうなんでしょうね。

母にマンハッタンフィズ。これはマンハッタンカフェの全妹だよね。父がジャンポケになる。

単純に変換してしまえばマンカフェ×トニービンとなるわけだ。これってアドマイヤフライト?

更にジャンポケの母父ヌレイエフがある。マンカフェが関わった時点で京都が合いそうであるが。

もちろん単純過ぎる考えというのは承知ではあるし、実際中山を走っているし、菊花賞散々だったし。

あれ?だいぶ見当外れなこと言ってしまった?そもそもジャンポケは関東専用兵器だもんなぁ。

うーん。日経新春杯の好走血統は満たしているんだけども。(分解すれば)

シンプルにステイゴールド攻め・・・サトノシュレンはどうだろうか。

明け6歳はちょうど狙い目だし前走と前前走は意味もなく京都に挑戦していた。

勝利したレースは小倉、新潟、中山中山中山、だ。1000万下からは中山で出世しているからまず合う。距離も合う。

穴人気しておそらく8番人気くらいにはなるだろう。それでもまだ旨味はありそうである。

フェイムゲームも面白そうではある。

・・・?こいつの母母。ゴールデンサッシュの全姉なのか。ステイゴールドの母と完全同血。

で、父にハーツクライ。母父にアレミロード。一発変換出来ないイマイチな母父である。

なんとなしに・・・ラウンドワールドを思い出す。大方は似ているかな。

父父はサンデーサイレンスで同一馬。母母が同血。2分の1は同血ってことになるね。

更にリファールが3で入っているのも同じだし、トニービンも2と3で濃度は違うけど同様に入っている。

そもそもラウンドワールドと似ていて何か嬉しい事があるのか。全くない。

しかし「ハーツクライなら中山・・・ありだな(キリッ)」と思っていた自分を叩きのめす意味は十二分にあった。

フェイムゲームは中山を連続して走っている。ものの結果が出ていない。

昨年の今時期・・・京成杯で勝って以来、勝利どころか複勝圏にすら届いていない。

しかしコレもハーツクライらしい成績だろう。晩成型だが2歳ごろにはそこそこ走るのだ。

そして3歳クラシック頃に停滞。競走馬の最も輝く時期に停滞する馬の存在意義って・・・。

そして4歳の春過ぎに大覚醒する。ココらへんは個体差があるがたいていそんな感じだったはず。

唯一の例外はウインバリアシオンジャスタウェイ

ウインバリアシオンはクラシックで絡みまくりだしジャスタウェイ秋天で結果を出している。

その・・・ウインバリアシオン

過去の京都牝馬S好走馬とこいつに共通したことってのが・・・ダマスカスとアメリカ血統。

ダマスカスが隠し味的に作用、アメリカ血が距離短縮を手伝って調度良い味になる。

ちょうど京都的になるんですね。はい。

芝的にはノーダンクロスが欲しいけど配合次第だね。強すぎるとステイヤーに向いてしまう。

重要なのはネイティブダンサー。日経新春杯よりもその方向を強めたいんだ。

ノーザンダンサー強めになったのがウインバリアシオン。5*3*5で入っているんだから濃厚ですな)

ということでネイティブダンサーの跡継ぎとも言うべきミスプロが大切になる。

ミスプロとノーダンが上手に作用する配合が望ましい。

ミスプロ=ネイダンとナシュア、ノーダン=ニアークティックとネイダン。本質は似ている)

そこら辺と関係してトニービンがまた難しい話になるね。

トニービンは少し欧州血が濃くなって距離が長くなってしまいそう。

(これもまたハーツクライに関連してウインバリアシオンに言えることだ)

まずこの距離で参戦してくる馬は入っていないだろうから・・・気にはしないが。

ということを踏まえてみると・・・やはり主役はキングカメハメハ

アメリカ血、という観点からは欧州が強すぎるがそこは母方でカバーできるでしょう。

ストームキャットとの配合でスプリント戦線を総なめしたロードカナロアもいるし。

そしてそうなると当然問題になるのがキンカメ×サンデーの好配合の取捨だ。

トゥザグローリーの様な馬がいる反面、今回出走してくるアドマイヤセプターの様なスプリンターもいる。

しかしまぁ。この馬は本来、牝馬の王道路線を走るタイプでしょうね。

母にアドマイヤグルーヴ。つまり母母にエアグルーヴがいるのです。

さらに詰まるところを言えばかのルーラーシップと4分の3が同血なのです。残りの4分の1はサンデーサイレンスですから。

アドマイヤグルーヴ 秋天3着、エリ女1着など。名牝)

エアグルーヴ 優駿牝馬1着。4歳秋には秋天1着JC2着有馬3着と素晴らしい成績を収めた。歴史的名牝)

ルーラーシップ 非サンデー系のキンカメ産駒として多大な需要を誇る名馬。

 もはや個性とも言える出遅れグセがありながらも古馬三冠レースを同一年ですべて3着という恐ろしいパフォーマンスを見せた。

 その年の有馬記念でみせた「フェラーリエンブレム式出遅れ」は有名。実況の言葉を信じるならば10馬身の不利である。

 非サンデーの身でエイシンフラッシュジェンティルドンナ、オルフェーブルらを相手に善走したのはこの馬だけ。

 しかもそれぞれが得意とする舞台で勝負しているのだから恐れ入る。ゴールドシップには事実上勝利していると言ってもいいし。)

エイシンフラッシュ 毎日王冠がベストな秋天勝ち馬。ダービーも勝ってる。大駆け注意。)

ジェンティルドンナ 正統派ディープ。ジャパンカップでは類まれなパフォーマンスを見せる。JC2連覇)

(オルフェーブル ステマ配合の象徴と言うべき名馬中の名馬。グランプリでは異常なパフォーマンスを見せる)

フェラーリエンブレム 並べると馬名にも思えるが違う。「跳ね馬」のエンブレムは男の憧れ)

キングカメハメハ 現役時代はNHKマイルと東京優駿を制覇。非サンデー系種牡馬として大いに繁栄している。

 サンデー系には見られない強烈なパワーを伝える。ダート路線で無双なう)

ゴールドシップ 競馬界のハンカチ王子。色物人気した挙句捨てられてしまった。JRAの「人気馬外枠主義」の犠牲者。)

アドマイヤセプターは気性が悪いのかね?かかりグセとか?

年食って落ち着いてきたから距離延長してきたのかな?

2歳戦で短い競馬をなじませちゃったらこういうことが起こるから勿体無いよなぁ。

さて、ルーラーシップサンデーサイレンス、というこの馬。

キンカメだからパワーがあって渋い馬場の方が、今の季節の方が走りそうだが。

過去のデータには今時期の出走歴が乏しいんだな。フェアリーステークスくらいだ。

しかし。そのフェアリーステークスを3着している。素質馬だけあるな。

一方で悪馬場の成績は悪いんだよなぁ。ちょい渋、程度の京都は全く別物だけど。

血統的にスタミナは問題ない。むしろマイルでも持て余すくらいだ。

スプリントに通用するくらいの脚があるんだから・・・血統面に見られる力を出せば勝ち目はあるだろう。

だが血統に即した育ち方をしていないからな・・・。また京都より中山っぽいんだわ。

距離延長一発目の今回は買いたくねぇな。内枠に入りそうなのがまた嫌な感じ。

今回はアレだね。上がり馬に注意したいね。

ハンデ戦ではないけど1600万ごとに1kg加算。ハンデ戦よりも公平かもしれない、というレース。

チャーチクワイとかエアジェルブロワとかマコトナワラタナとか。

明け5歳にゃ気をつけたい。

明け5歳という点ではダントツにゴールデンナンバーでしょうね。

こいつが人気するのは当然でしょう。斤量に関しては最も得している。

前走の愛知杯は前残りで仕方がなかった。

その上前に壁が出来てしまったらまず勝ち目はない。中京の競馬ってそんなもんです。

「芝への適性」「先行馬」、これだけ読めば十二分というレースであるし。

今回はなかなか差しが届きそう。だけれども・・・1800mでポジション取れないのに1600mで取れるか、って。

好位から流れ込んで差す、というのが京都の差しですよ。それが出来ないでしょう、という話。

東京のマイルなんて長い直線から始まるから位置取りが激しくなりやすい。

ということは縦長になりやすい。その上前崩れが望める。

縦長だと横にグワッと開かないから単純な伸び脚勝負になるわけです。それで前が崩れりゃ上等。

逆もしかり。直線勝負になりやすいから横に広がりたくない。番手に拘る必要がない。

京都の好位差し、というのは今レースでは顕著になるでしょう。

後ろの馬にチャンスはないと見ても構わない。

となると・・・ポジションがとれて決め手がある馬。

やっぱりドナウブルーでしょうかね。斤量苦はありそうだが。

ディープが無双できる馬場状態ではないんだけども・・・流石にメンツが悪すぎる。

血統的に見れば大荒れしそうにも思えるんだけどね。コレクターアイテムとか走りそうだもん。

しかしどいつもこいつも変な調子の崩し方してて駄目だわ。長期放牧必要じゃないですか?って。

その中で一発を見込めそうなのは・・・クラウンロゼ

もちろん逃げればの話。決め手薄。和田なら良く作用すると思う。

明日、きっちりやるかな。

[fin]