今までのレースを見ていると・・・極端に脚を伸ばして走るわけじゃないんだねぇ。
川田が「それ行くぞ!」と追い始めるタイミングは決して早くない。
それでもやっぱり加速~最高速へ至るのは速いとは言えず・・・
小回りコースでどれだけ早く最高速へ達することが出来るのか、という鍵はとても難解。
おそらく最高速に達する頃には1ハロン棒はとっくに過ぎているはずで、
その頃にはロゴタイプやトウケイヘイローあたりと2馬身の差は確実にあるだろう。
この二頭が札幌の洋芝平坦で極端に脚を鈍らせるとは思えない。
ハープスターが洋芝で10秒台の末脚を炸裂させられるとも思わない。
つまり直線だけで勝負するってのはまずありえない。当然だよねぇ。
(それでも3着4着まで絡められそうなのがこの馬のすごいところ)
するとマクリ競馬なり先行策なりが必要となります。
まくるとなるとスマートレイアーの阪神牝馬みたいな形になるはずで、
大外をぐるりと回ってビュイーンと一気に脚を伸ばしてくる・・・という形。
・・・
つまりハープスターは古馬相手に「格」の違いを見せつけるような勝ち方をしなきゃならない。
「おいおい。外伸び馬場じゃないのに外捲りからの外差しで一気に・・・?」という勝ち方。
3歳牝馬が秋にもなっていないのにG1級の古馬を相手に格の違いを見せつける・・・
えぇ・・・無理だって。仮に可能性があったとしても常識とかが邪魔をしちまう。買えねぇ。
ジェンティルドンナのように前で競馬を出来るならいいんだけど
後方競馬ってのはメンツ任せな部分が多すぎる。自分から動けば必要以上の能力を要求されるし。
ただ枠次第では押し先行は無理な話ではないのだろうな。
ゴールドシップは直線の距離が足りるかどうか怪しいが。
今後のことを考えても好位競馬にシフトするほうがいいんじゃねぇの?
赤帽子くらいを得たなら好位で競馬をして欲しいなぁ。
オークスは決して勝ちに行くようんな競馬でもなかったし・・・。
なんだかね。毎度毎度試し斬りみたいな競馬ばっかりだよね。
「あそこから届くんだ!へー」 って。
3歳だしな。秋まで試し斬りでもしてりゃいいわ。
これだけの能力があるんだから余裕を持って色々やればいい。
桜花賞では切れ味。オークスでは距離適性。札幌ではまくり加速差し。
凱旋門賞は枠次第で好位競馬を試すんだろ?十分十分。
予想の段階では面白いんだけど馬券を買ったら「くそったれ!」と叫びかねない。
ハープスターは見て楽しむものか。ゴールドシップも見て楽しむものだし。
なんて買う気の起きないレースだろう。
高い能力を保持しているくせにイマイチ嵌りきらないG1馬が二頭もいるなんて。
多分。こいつらを考えることは時間の無駄ではないか。
来たら喜べば良い「日本馬の凱旋門賞制覇も見えてきたな!」
来なくとも喜べば良い「よしよし当たったぞ。あいつらは嵌らなかったから仕方ない。本番で」
[fin]