砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

マイルCS予想決定版

もう1時だよ・・・


内枠に入ったエクセラントカーヴが内を差してくるだろう。

ムーアなら内の好位で溜めて抜け出してくるはずだ。

似た配合のダイワマッジョーレが結果を出している戦法であるから買えるぞ。

あとはレッドアリオンが昨年のトーセンラー戦法を綺麗にトレース出来るかだ。

トーセンラーってのは。

ディープ経由の切れ味をボールドルーラーでスイッチオンして、

柔らかくなりすぎるのをリファールクロス+サドラーズウェルズで下支えするという形。

対してレッドアリオンダンシングブレーヴテスコボーイプリンスリーギフトで走る。

母自身がエリ女を4着しているし、その全姉のエリモシックエリ女を勝っている。

これは母系が柔らかなスピード血統を重ねてきた結果であるから父がダンスインザダークにかわったクラレントすらあのくらいは切れる。

父がディープにかわればサトノルパンが出るわけだからかなりのもんだ。

モチジュン先生は大胆に「Alzaoダンシングブレーヴ」と解釈するくらいであって、

更に「ディープとダンシングブレーヴを通じたリファールは別物」とまで仰る。

この二頭の血脈は強烈な末脚を伝えるから、その下支えとしての地位がリファールには確立されているのでしょう。

だから前受けがベストであってもロンスパ気味に差し切ることもまた可能・・・。

レッドアリオンは母系にナスキロ血脈を重ねてきた配合で、リファールとヴェイグリーノーブルを持つ。

そして父のアグネスタキオンの母父ロイヤルスキーボールドルーラー系だからナスルーラ継続。

母母父のリマンドはアリシドンの直系で、これがリファールやヴェイグリーノーブルと並ぶ下支え的血統。

つまりニアリートーセンラーと言えなくもないのだ。

小牧はピリッとしない乗り役だが実力は確かにあるし内で溜めることを重視する。

馬場を思えばハマるはずだ。

レッドアリオンがハマるということはトーセンラーもハマるペースになるから・・・

これもまた買うしかないですよねぇ。

エクセラントカーヴとてちょいと溜めの入るほうが良いから同様の傾向。

こればっかりはミッキーアイル次第なんだよねぇ。

外枠だし競り合う逃げ先行馬も決して少なくなさそうだし。

でも一発勝負で逃げを画策する奴らがいたとしても・・・それらは千八的に落としてくるはずなんだ。

競り合った結果としてミッキーアイルが行ったとしてもやっぱりどっかで中だるみするはずだ。

全く競り合いもせずに人気馬を逃げさせる・・・そんなことはないはずだよねぇ。

だから競り合いは起こる。序盤が速くなる。どっかで緩む。

緩めば千八的なトーセンラーレッドアリオンが突っ込んでくるし、

溜めのきいたエクセラントカーヴがゴリッと割り込んでくるはずだ。

エキストラエンドフィエロワールドエースは粘り特化の側面が強い。

それはグランデッツァも同様。

札幌や阪神、中山をこんなにこなしてしまうのはどうなのだろう・・・?

その上で光速京都の都大路を快勝してしまう。それは粘ってんじゃねぇの?と。

ディープ種の姉であるマルセリーナだって京都的というよりは阪神的に切れてたじゃない。

あれは粘りで下支えした結果であるし、京都的なものがあるならもうちょっと切れてもいい。

ロゴタイプクラレントは瞬発勝負になりやすい京都では一歩二歩足りない。

・・・

問題はダノンシャークミッキーアイル

ダノンシャークは中だるみしてしまえばそんなに怖くないけど・・・

それでもなお突っ込んでくるだけの能力があるんだわなぁ。ピュアマイラーのくせに柔らかいから。

ミッキーアイルは前走の内容が良すぎる。まだ伸びしろがあるというのにこのパフォーマンスは・・・。

逃げ馬だから最内とれるしな。そのまんま行くことも十分考えられる。

何よりもこの馬は気性的な逃げ馬ではないのよ。出脚が良いから結果的にそうなるだけ。

だからキャプテントゥーレみたいなポジションがとれるならそれはそれで構わないし、

マイペースを守って死んだふりかましても構わない。

そして基礎スピードの面を見ても3歳マイル戦線では圧倒していた。

NHKマイルCの内容は「きっちりクビ差凌いだ」という内容で、あと30mくらいは凌げそうだった。

だからそのへんのペース管理はきちんとして逃げるだろうし、

あるいはそのペース管理故に逃げではなく番手競馬を選ぶこともまたありえるでしょう。

外枠なのだから下手に競り合ってペースを上げる様なことはしないはず。

でもなぁ・・・スワンステークスの結果を受けてハイペースで突き抜ける競馬を選ぶなら話は違うか。

それが一番怖い。そうなればマイラーズカップ3頭がやってくるわ。

ハイペースだろうがスローペースだろうが、そうなるには理由があるわけですよ。

今年のメンツは千八的で、ミッキーアイルのペースを乱そうという狙いを持つ馬もいそうですが

ミッキーアイルもイタズラする馬も下手なハイペースへ持ち込もうと考えたりはしません。どっちかが引くでしょう。

だからフィエロエキストラエンドなんかのピュアマイラーは消したくなる。

それじゃスローになるのか、と言うと・・・どっちかと言えばこっちの方が可能性はありそう。

人気馬同士の潰し合い・・・昨年の秋天であってトウケイヘイロージェンティルドンナみたいなことになればペースは上がるでしょう。

しかし今回の先行馬達はミッキーアイルの上を行こうと画策するメンツではないのでは?

だから4角で潰しにかかることはないと思います。

やるとしたらロゴタイプの様なG1勝利の実績がある馬やワールドエースくらいの人気馬でしょう。

けれどこの二頭とグランデッツァは初っ端から逃げを潰しに行くはずだから。

グランデッツァは逃げを狙いつつもマイペースに行くでしょうね。スローです。

そこら辺はミッキーアイルと噛み合う部分がありそうであるから面白い組み合わせだ。

しかしロゴタイプは決して遅いペースで行く馬じゃない。(折り合い的に)

だから馬群に埋めて行くかもしれないし距離短縮を活かして前で折り合いをつけるかもしれないし。

ルメールは変態なので分からんですよ。

きちんと刻む展開を作るならロゴタイプの逃げですな。こいつは本当に怖い存在だよ。展開面で。

かといってルメールがそこら辺の折り合いをミスるとは思えない。

あくまでもロゴタイプが活きるペースへ誘導するのは間違いないのだから平均よりやや速いくらいだ。

・・・それでも十分ガチマイル戦になって俺の本命馬たちは飛ぶんですが。

ワールドエースも前で競馬をして早期にまくり競馬へ移行しそう。

中だるみの隙を狙って進出してくるはずだから周りの反応次第では面白い。

千八差し馬の頼みはこの馬。ブドーがまくりに動けば差し場は開くわ前崩れになるわで万々歳。

この馬の持ち味は「前崩れで崩れない」というところだろうし。

1着 レッドアリオン トーセンラー

2着 レッドアリオン トーセンラー

3着 エクセラントカーヴ ダノンシャーク 

という様なイメージ。

ワールドエースは+8kgなんですがこの短期間で成長したんでしょうか・・・?

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