ヴィルシ内田の逃げ方を想像するなんて無茶な話だ。
ウチパクさんってなんだかんだでやることを間違わないから困る。
有馬記念というか中山2500mというか。それをきちんと理解しないと間違うでしょう。
シンプルに「1800m的な展開にしてくる」と考えてみれば楽ではあるんだろうが
福永お抱えのエピとジャスタが折り合いなくして飛んで行く気もする
牝馬戦とは言えマイルG1を2連覇する馬であるくせにどこまでもドスローに落とせる・・・
これはおそらく過去のいかなる名馬も持ち合わせなかった素質とも言えて、唯一無二のものだろう。
ヘヴンリーロマンスを産み落とせるくらいほどスローに出来るかはついぞ分からなかったが。
ヴィルシーナの持つ最大のアドバンテージはそこだろうし、スタンド前の登坂後にどこまで落とせるかが鍵となりそう。
向こう正面で落としすぎるとウイバリ&ゴルシが飛んできて外まくりにぶっ差すことになるから・・・
一団馬群を引き連れての逃げならばウイバリゴルシが外まくりを敢行するのが難しくなるけど
それなら2番手3番手がスローを好む馬でなければならない。
秋天ほどにそういった傾向は見られないからドスローは難しいか・・・。
しかもタマベスがいるから4角からのヨーイドンは見られない。
3角からグイーンと伸び伸び伸びーとストライド伸ばして外からたくさん突っ込んでくる。
ヴィルシには差し脚がないから4角で差し返すことなんて出来やしない。先頭は譲れないだろう。
となると仕掛けはやや早目でなければならなくて、一団馬群では勝機はない。間違いなく。
やっぱりモデルとすべきは宝塚記念の逃げであろう。
本命級とは3馬身4馬身のマージンを取ってラスト1Fまで詰めさせない逃げ方。
あれは2番手のフェイムゲーム的なペースとも言える。
この「1800m的」の入り口に果たしてヴィルシーナは差し込めるのかねぇ。
11年みたいな「究極的瞬発系有馬記念」を開催できる力がヴィルシーナにはあるんだわ。
あれを外からぶっ差せるのはオルフェーヴルだけよ。
今年のメンツならジェンティルドンナやトーセンラーを本命にしたくなる。
マーティンボロがいたらよかったのに。どうしてヴィルシとレースをかぶらせないんだ。
絶対にこの叔父と姪は相性が抜群で、トウケイヘイローとアンコイルドみたいな関係になると思うんだけど。
[fin]