セクレタリアトは優秀な心臓を持っていたらしいがボールドルーラーはその類の能力を伝えない。
つまり母方から優秀な心臓を得ていたことになるね。
セクレタリアトの母は優秀な繁殖で、サーゲイロードなども出したサムシングロイヤル。
その仔であるセクレタリアトは名種牡馬となってもいいのだが・・・イマイチだった。
母父として優秀であるから心臓は伝えるのだろうがねぇ。
優秀な母の父=フィリーメアーサイアーという話もあり、セクレタリアトも例にもれない。
ただその類の馬は2世代目を出さないのよねぇ・・・。
リズンスターという後継を得たがこれが失敗に終わっている。
配合がセクレタリアト×ヒズマジェスティ×ヘイルトゥリーズン×オリンピア。頑強さの補完が多い。
ダートを走るにはセクレタリアトの血は柔らかすぎるのかもしれないなぁ。
それを緩和しようと母方から硬さを出してしまうと・・・良くない。
ダンスインザダークなどはバックパサー入れときゃ走る産駒を出すわけですよ。
ダンシングキイの牝系を綺麗に刺激する分かりやすい名血統があるのですな。
ディープなんかも分かりやすい。Alzaoを刺激して米血で硬くすりゃ平坦マスターが出る。
ステイゴールドもノーザンテーストをニアリーしてLady Angelaをいじればよい。
そういったツボがセクレタリアトにはなかったのかもしれませんね。
どんなに優秀な種牡馬でもツボがなければ相似配合しか逃げ道がないのではないか。
リズンスターはナスルーラの母を4*5*7でクロスしてしまうですよねぇ。
そしてロックサンド直仔のTraceryを4*5で抱えるHis Majestyを母父に据えた。
His Majestyの母であるFlower Bowlはハイインロー血脈を持ちますのでこれも相性が良さそうだ。
Risen Star×Nureyev×What a Pleasure×Royal Union×Pilate。
Royal Union×PilateのあたりはRock Sand血脈を刺激しまくる形で、頑強補完。
What a PleasureがBold Ruler×Mahmoudでナスルーラの母を3*2でニアリーしております。
Nureyevの母がSpecialなのでNasrullahの継続になりますな。
その上ハイインロー血脈の継続でもあり、Lady Josephineも継続する嫌がらせっぷり。
(Lady JosephineはNasrullahやMahmoudの牝祖。)
なので・・・スターバレリーナはRisen StarのNasrullah弄りをBold Rulerクロスで完結させつつも
やはりNasrullahを執拗にいじり続けるという鬼の配合になっています。
ところどころでRock Sandとその直仔のTracery、あとThe TetrachとかPrince quilloとかSweepとか・・・
継続クロスというよりも相似配合と言った方が正しい。
そんでこのスターバレリーナにフジキセキがつけられてグランパドドゥがでまーす。
Milicent≒Secretariatのボルキロクロスを4*2で入れちゃう鬼っぷり。
さり気なくサンデーサイレンス×ノーザンダンサーのAlmahmoud5*6にも注目。
更に今回はHail to Reasonもクロスしてしまいます。
この血統はバランスが良いのでそんなに邪魔臭いクロスではないのですが、
中身のRoyal Charger-Turn-toもクロスしてしまいますのでやはりNasrullah母をクロスする。
つまりはHaloの4分の3を継続クロスの対象としてしまうわけですからサンデーサイレンスを逃げ道に使わないんですな。
でもLe Fabuleux×In Realityとサンデーの母であるWishing Wellにはほとんど触っていないので・・・。
はい、そのグランパドドゥにスウェプトオーヴァーボードが入ってパドトロワです。
スウェプトの父はエンドスウィープ。Sweepの熱い継続クロスが入りまっせ。
個人的にはここでNureyevを弄り倒してもいいと思うんだが・・・。
米血的頑強さを増し増しに加えつつTurn-toをクロスしてしまう荒業。
サンデーをグランパドドゥの時点で弄っているからもう退路はないのですね。弄るしかない。
そしてとうとうRibotに手を付けてしまう・・・。もう逃げ道はないですわorz
これはサンデーサイレンスクロスで化けるかもしれませんね。あるいはHaloクロス。
相似相似で重ねてきたからサンデーかHaloが発火点になると思うんだ。
スウェプトオーヴァーボードを異系扱い出来れば走る馬が作れそうだけど・・・
さすがに無理ですな。純米血統だから。
[fin]