砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

言いにくいが

ウイニングポスト8で手軽な嫁さんを選択してみると子どもたちの能力が低くなった。

今までは桜子さんとか英里子さんを選んでいたからね。彼女らのスペックの高さが伺える。

ちなみに2015になると嫁さん候補に外国人が。「そうだねルメールやMデムもJRA所属になったもんね」と納得。

その低スペックな娘が「レディーアトラクト(1歳牝馬)にオークスで会おうって約束したんだ!」とか言ってて。

「お前その馬ダート馬なんだから無茶言うなよ。」と。

低スペックなんだからイベントで能力の底上げを図りたい親(プレイヤー)の気持ちを分かってくれ。

今度はちゃんと芝馬と約束してくれよ。全くアホなんだから。

コーエイは家族経営らしいけれど、その割にはやけに柔軟な考え方をしている。

戦略シミュで発展した会社らしいが、三國無双2の大ヒットを境にその路線のパイオニアとして君臨。

無双→信長の野望三国志シリーズ、という顧客の抱え込み戦略もハマって安定した会社となった。

今では無双ブランドを駆使してコラボレーションアタックを連発。パイオニアの強さですよねぇ。

新規顧客の開拓にあたって彼らが行ったのはエロです。エロというより萌え。

シミュレーションの方も簡略化が進んでいて、いわゆる「ガチ勢」を突き放した形。

簡略化というのはつまりシミュレーションゲームとしての面白さを削るわけですから追加要素が必要です。

そこで彼らが行ったのはキャラゲー化。

シミュレーションゲームでは「どうやって上杉を攻略したものか」と悩むのですが

今の信長の野望では「上杉を打ち倒して直江ゲットだぜ!」という風になる。目的と手段が逆転したのです。

それに加えて「歴史を追う」という小説じみた楽しみ方を「信長の野望 創造」で演出。

無双シリーズもそうなんですが歴史小説好きにはニヤリとしてしまうシーンが結構ありますよ。雑賀孫市とか。

つまり「歴史好きがやるゲーム」から「歴史好きを育成するゲーム」と変化していって、

顧客開拓ではなく顧客育成を行ったあたりがコーエイの強さですわ。

ウイニングポストはそこらへんがちょいと足りない気もしてくるんですが・・・。

しかし牝系システム+血縁システムによって長期的な目標を作られたのは良いことですね。

今を追い越した時に目標が失われてしまうのがウイポの弱点でしたから。

やはり方向性はキャラゲーになりましたが歴史物も競馬も基本は人物・馬ですよ。

織田信長羽柴秀吉徳川家康も、ハイセイコーオグリキャップもアイドルみたいなもんです。

アイドル好きにキャラゲーを提供するのは間違いではありません。その柔軟性がコーエイです。

[fin]