砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

瞬発力か持続力か 中京記念予想

これだけ親父で方向が定まったメンバー構成も珍しい

ダイワメジャーは先行してなんぼで、モチジュン先生が「ダイワメジャーの差し馬は一つ足りない」みたいなことを仰っている。今回出てきたオリービンもダローネガもカレンブラックヒルも先行押し切りタイプで、ダイワメジャーの黄金配合馬たちだ。つまり配合的にはG1でも勝負になるやつら。アグネスタキオンレッドアリオンは親父通りの前受け俊敏でスピード能力は抜群。これらの馬たちは親父に対して非常に素直な強さを持った馬たちだ。

カオスモスマイネルラヴらしくパワーの必要な馬場できっちり走る。洋芝なら買いだ。函館スプリントとか面白かっただろうになぁ。メイケイペガスターもまたフジキセキ×Deputy Ministerのパワー型で「ダートなら大成するのでは」とモチジュン先生おっしゃる。オツウもハーツクライらしい先行押し切りタイプ。ミッキードリームはキンカメサンデートニービンノーザンテーストなのでナタ切れ中距離馬。

母方の血で走っているのはトーセンレーヴとかネオウィズダム、エールブリーズあたりか。配合形で走っているのがスマートオリオン、ゴールドベル、アルバタックス、ナリタスーパーワン、と。

トーセンレーヴがめちゃくちゃ厄介な存在で、4分の3姉貴にブエナビスタだからじんわり切れる。ディープ的には優れた配合形ではないけれども一発のある母親だからそれだけで重賞級になるし、ビワハイジ産駒と思えばここでも買える部類。毎日杯3着など、過去の戦績全体でみれば距離短縮気味だからこれは上手に届かせてくるかもしれない。

ちなみに千八ベストと思われる馬はカレンブラックヒルレッドアリオン、オリービン、トーセンレーヴ、オツウ、ミッキードリーム。ダローネガ以外は距離延長か据え置きで臨むので馬券外と考えて良い。データ的には。

重賞千八を意地で突っ込んでくる馬を買うのが基本理念だから、上で挙げた馬でボックス買いをしたいくらいよなぁ。上位人気3頭と10倍台2頭20倍台1頭なのであんまり美味しい馬券じゃないが、がっつりぶち込んでオリービン-トーセンレーヴのワイドでも拾えりゃトリガミにはならないだろう。

けれど「テンからスロー、馬場良化を武器にミドルペース展開」ということを千四馬がやりに行けば千八馬は少し息が入りづらくてイマイチ伸びないだろうし、そういう時計勝負になると何がかっ飛んでくるか想像がつかない。マイル適性だけでアルバタックスとネオウィズダムが来るとか胸がドキドキワクワクしちゃうね!そして差しに構えたトーセンレーヴ!あ、この馬券面白そう。1着トーセンレーヴに2着アルバタックス、3着ネオウィズダム。一体なんぼつくだろうなぁ~。

トーセンレーヴ鞍上のバートンは先週の中京芝で2-2-2-4というおかしな戦績。過去全てだと7-2-5-11。中京2歳でも2着を確保したみたいだな。マンカフェの中距離馬でジワッと残した。小牧のとっつぁんは随分積極的に出しているな。

にしても土曜とはいえども逃げ切りで3馬身差ってのはシュウジが強いとかではなくて馬場が速いのだろうな。4角以降は内馬場を避けているけれどあれは下って流れ込んでいると言ったほうがよく、馬場状態は悪くないみたい。

シュウジキンシャサノキセキ×キングマンボ×シルヴァーホークだから決して中距離配合ではなく、これは長くとも前受けマイラーだろうな。それが流れ込んで捕まらないのだからピュアマイラー決着はペース次第では・・・と。

中京は多いに下ってからの登坂だから登坂後に前が鈍った瞬間を狙い定めて中距離差し一閃、というシナリオが中京記念では描かれている。けれど芝が良いから中距離馬の息が入るペースだと前が鈍らずに12秒ちょっとで終い1Fを収めてしまうかもしれない。これでは中距離差しは届かん。

これ、中京最終はフェルメッツァの前受けが炸裂するんじゃないかな。バートンなら下手なこと考えずに前受けネバネバだろう。

もしディープの前受けが適うならば面白いな。それならレッドアリオンとオリービン、ネオウィズダムあたりで勝負したい。

[追記]

まさかナタ切れディープの前受けじゃなくてスパ切れディープの中団差しで決まるとは。これはもうレッドアリオン-オリービンのワンツーで内定した様なもんだ。

3着はカレブラかネオウィズかアルバタックスか・・・。ダローネガも入れるか悩みどころ。

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