砂時計のくびれた場所

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コンディション良好!中京芝 中京記念予想

これは前残りすら考えられる。


平日に適度に降って週末はカラッと晴れる、ということになると中京芝はかなり良好なはずで、土曜日は先週の傾向を引きずって前残り馬場となりそうだ。日曜日は少し外目にラインはシフトしそうだがそれでもスローならば前は止まらない。これはちょいと中距離馬の差しは届かないのでは。

差しは届かないが先行馬は止まらない、というのがミソだろう。中京重賞は「スローだけど持続戦」の流れから絶対に逃れられない。ならば単純にベストポジションが中団から好位にシフトするに留まって、レッドアリオンやダローネガ、カレンブラックヒルにオリービンなどの前受け中距離馬がジワッと止まらない展開かと。これは綺麗に人気馬が上位を独占するだろう。

怖いのはルメール鞍上のネオウィズダムか。靭やかに動くネオユニマイラーだが持続力の裏付けは十分。上手に流れ込めば勝ち負けまで計算出来る。アリオンと共にサーッと下って行くと面白いくらいに残るんじゃなかろうか。

千四の馬が飛ばして1分33秒決着となる可能性もあるが中京はどうやっても中距離馬の息が入りやすい展開になる。序盤にかっ飛ばして11秒5を刻んでいっても、そこから下って急坂だから勝ち目がない。中距離馬は向こう正面で息を入れて下り坂へ潜り込みゃいいのである。まさか32秒台で決着するわけじゃあるまいし。

問題は馬場だな。速くなるといっても痛んだ芝が目覚ましい復活を遂げることはない。痛みの少ない最内がちょいと使えるくらいかね。だから外伸び傾向は変わらないだろう。

それでも前が有利なのは便利な便利な下り坂があるから。あそこで下って行けば勢いがつく。みんなそのまま流れ込んでいくから「内馬場なんてありません」みたいな了解が騎手全員にあるのだね。行きたい奴は行くみたいだけど。

だから東京みたいに外から差し込んだほうが有利ということにはなりづらいのだな。少々の痛みなら回復してくれそうであるし、例年ほどの大外まくり→大外ぶっ差しが決まることはないだろう。好位からザラッと差し込むスタイルでファイナルアンサー。

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