砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

エイシンフラッシュ産駒の配合について 対Blue Larkspur

Kingmambo×サンデーは鉄板。エルコンサンデー、キンカメサンデー、他にリアルスティールなどの活躍馬がある。

エルコンサンデーの傑作と言えばヴァーミリアンで、これは母系にBlue Larkspurを引かない。エルコン自身はMr. Prospectorから一本、Bold Reasonから1本、Seattle Slewから1本引いてMiesqueを異系とした「4分の3Blue Larkspur」。スカーレットインクにBalladierはあるけれども。

キンカメサンデーの大傑作と言えばドゥラメンテ。これもやはり母系にBlue Larkspurを引かず、キンカメ自身はMr. ProspectorBuckpasserNijinskyから各1本を引いて、やはりMiesqueを異系とした「4分の3Blue Larkspur」

リアルスティールは省略。

超激名馬においては「4分の3と4分の1」から再び「4分の3と4分の1」を組み込んでいることが分かる。KingmamboがBlue Larkspurをミスプロから1本しか引かないので、これを糧としてBlue Larkspurの名血をポンポン組み込める。その一貫としてサンデーもある。

エイシンフラッシュは脅威のBlue Larkspur8×9の配合で、強いて言えば「4分の3Blue Larkspur&Relic、4分の1Allegretta」の配合。ここのパワーに頓着しないからこそキングズベストは鈍重を伝える。パワー&スタミナはいつもスピードを連れてくるものだから。

エイシンフラッシュが非情に軽やかな斬れで走るのはBlue Larkspur的な要素を尽く排除したRelicであるからだと考えられて、Blue Larkspurを持たないということはBold ReasonNever BendBuckpasserSeattle SlewHail to ReasonNijinskyStorm Birdも持たないというわけだからねぇ・・・。こんなダービー馬が日本にいたんだ。

現代日本には「4分の4Blue Larkspur」なんてのは当たり前にいるもんで、その中から「4分の3Blue Larkspur、4分の1Balladier」の名血統を探し出す必要があるかと思う。Relicへ脈絡させることを思えば、それがベターかと。

すると、メイショウサムソンとの配合がわりかし成功する可能性があって、エイシンフラッシュ×デンコウアンジュなんてのはなかなか面白い配合。

メイショウサムソンの母マイヴィヴィアンが非Blue LarkspurのRelic持ちであり、マリエンバードはNijinskyHail to ReasonNever Bendでごちゃごちゃした「4分の3Blue Larkspur」。逆にメイショウユリヒメはHaloのBlue Larkspurクロスをアウトとした「4分の3非Blue Larkspur」。だからデンコウアンジュはかなりきれいな「4分の3Blue Larkspur、4分の1非Blue Larkspur」であり、エイシンフラッシュの様な相手であれば自身を強く主張できそう。しかも重厚なドイツ血統を相手にそういう傾向なのだから、これは面白い。

ちょいと時間がないので一旦切る。

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