8分の1サンデーでHtR全クロスというのはまぁ・・・基本線はND過多配合なのではないかと。Halo的な部分とMountain Flower的な部分がNDでオンになるので、それに対抗してLa Troienneを隠し味にHtRというかNothirdchanceをオンにしていこう、という。
それはラブリーデイでもハクサンムーンでもリオンディーズでも同じことなんだけれども、やっぱりモーリスは一味違うと思うし、その違いを求めるにはエピファネイアとの比較も重要なのではないかと。(ミッキースワローやキセキも加えるべきかな?)
HtRの配合というのはNDに対する異系的な要素がすんごく強くあり、つまりそれは成功したND直仔たちのほとんどと脈絡するという。それそのものを抱えるサドラーは当然として、NijinskyやStorm Birdもそうであるし、それは結局ノーザンテーストすら同じであった。
牡馬でなく牝馬がよく走っているのは、尽くの要素を集約してしまった、エレクトロアートが2代母にあるのが大きいかと。ディープのMoutain Flower×Burghclereと近い状態にあるので、それが自然と伝わる牝馬の方が走りやすい。
ただディープインパクトほどフィリーサイアーではないだろう。ノーザンテースト4×3というクロスを味方につけた牡馬こそが最強であるはずだ。オルフェーヴルにとってのジェンティルドンナは牡馬でなければならない。
だが牡馬はオルフェーヴルの要素でなくてステマの要素ばっかり伝わっている。Princely Giftの匂いが強いんじゃないかな。これをVaguely Nobleでしっかりと本格化させると面白いのだろうけれど、それは日本芝に順応した馬であるかな?ステイヤーに出そうな気も。とりあえずオルフェーヴル×タニノミラージュがどんな風に出るのかみたいなぁ。
オルフェーヴルはサンデーサイレンスを出せる馬だと思っているので。最強馬を出せなくともディープインパクトの父親を作れる種牡馬だと思っているので。だからやっぱり二千でしっかり弾ける馬をイメージしたいよな。
そう考えるとVaguely Nobleから如何な中距離馬が出たのか・・・ということを知る必要があるよな。
つまり・・・うーん・・・。牝馬ならオルフェサドラーで良いと思うんだが、牡馬ならば・・・サドラーと戦った歴史ではなく、ゲイメセンと戦った事実を重視した方が良いような気もする。ソレミアではなく、ライバルとすべきはトレヴだ。ゲイメセンで本格化したトレヴにオルフェーヴルは敗れたのだ。
オルフェ×ゲイメセンはレディイン2016とミスエマ2015の2頭が確認される。レディインの方はハーバーコマンドの妹で、同馬主が所有するとのこと。ミスエマはシンボリエンパイアやシンボリタピットの弟で、香港系の馬主に落札されたという話だ。どうやら英国へ旅立ったらしい。
2頭とも結構面白い配合をしている。せっかくの牡馬なのだからミスエマ2015は日本で見たかったなぁ。
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