砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ドバイワールカップデー、デー、デー

ちょっと暇(逃避)なので簡単な展望と予想を

ドバイワールドカップ

過去の勝ち馬たちに血統の傷らしいものはなく、全てが種牡馬として一定の成果を残すであろう素晴らしき「選別」と「栄光」のレース。

なので下手に曲げたりせず◎ウエストコーストで良いだろう。不安材料があるとすればNorthern Dancer4×6という曖昧な表現であって、それだけに絶対馬と評価は出来ない。

それでもガンランナーに配合の面では劣っていない。アロゲート級が不在なら十分な素質と言える。

ドバイシーマクラシック

Native DancerのアウトとHyperion絡みの緊張が求められる日本的なレース。

サトノクラウンがまずまず面白いところであるが、この馬ってNative Dancer的な重さが裏返った稀有な英愛系表現で、日本的な軽さに優れた配合馬ではないのよねぇ。

レイデオロもおおよそ同じ理由で敬遠したいところだし、かといってモズカッチャンもそりゃ違う。なぜ4分の1サンデーがいないのだ?

このメンツならギリギリの線ではあるけれど◎ホークビルで遊べるかも。「Native DancerのアウトはHail to Reasonで取る」という日本的基本戦術を重視した配合で、緊張と緩和の観点から優れた馬。

サトノクラウンの方が配合では上であるが、本格化を遂げて充実にある5歳馬を重視したい。でもこのTrensaって母ちゃんは良い配合のくせに繁殖実績が案外なのか。なんか欠陥があるのかねぇ。

ドバイターフ

ディアドラが本調子ならば間違いのない本命を打てたのになぁ。この不調もよく分からないし、様子見だね。

昨年のレースを見ても1800m格のレースを堂々と押し切れる馬ってのが海外にはいないのよね。マイラー血脈から正しい道を辿った馬がいたならば、好位から簡単に突き抜けていただろう。

配合に無理があるから途中で脚が止まるのだわ。あの位置のヴィブロスに差されてしまうというのは、レベルに明確な差があるに違いない。

なれば◎クロコスミア阪神JFで本命を打った馬だし、ヴィブロスを東京1800mで破っている。また他の日本勢は皆老齢の域にあって、肝心のディアドラは不調。晩成配合のステゴ牝馬が力関係を逆転させることは・・・むしろ当然の思考。


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