砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

凱旋門賞予想

あぁ、なんとかしてGalileoのアレコレを仕上げたかったが・・・。それは明日の夜にでも。

予想印

◎タリスマニック ◯シーオブクラス △ヴァルトガイスト

予想文

Galileo持ちがロンシャンで弱いのはHail to Reasonを介した靭やかさの取得が難しいためだ。日本でもGalileo持ちは軟さに難のある馬ばかりである。スピードはあるが、切れが弱い。 なので切れ勝負になると弱いわけだが例外もある。ヴァルトガイストはドイツ&ドイツ&ドイツでAllegrettaから切れを持ち込んだ配合。エイシンフラッシュのようなタイプであるから、3歳牝馬が台頭するような展開では強いはずだ。2400mでも守備範囲。 シーオブクラスブエナビスタのような根強い切れもある馬で、配合の基本が北米血脈であるから今年のレベルならば足りそうな気が。クラシックディスタンスの馬でもないが、それを言えばトレヴとて2400mベストとは言いづらい。 ジェンティルドンナジャパンカップにてオルフェーヴルを破った。最強のクラシックディスタンスホースも3歳牝馬に敗れることがある。 その点から言えばタリスマニックに不利がある。それでもサドラーを破るのはサドラーであるべきだ。Galileoを破るならばSea The Stars、という論法も一つだけれども。 英愛最強の血はGalileoに違いない。そして欧州最強の血はSadler's Wellsなのだ。これを持たないシーオブクラスに印を打つならば、メンバー中最も素晴らしいSadler's Wellsの配合に上の印を打つべきだ。

予想の外の馬たち

デフォーは配合の良い馬で戦績にも申し分ない。整然とした楽しさがあって、こういった血統を掘るのが血統マニアの楽しみだ。スーパーDarshaan切れなのでロンシャンを戦うような表現ではない。表現を引き出すまでのプロセス・・・つまり配合が素晴らしいからこそ印を打つべきではないと。 ハンティングホーンも素晴らしい。こちらもDarshaanだが配合のコンセプトがFair Trialに向いているのでKris的な身軽さがオンに。欧州的なDanehill表現による機動力も見られる配合だ。叔父(High Chaparal)のイメージとは違った馬で、ジリっぽさはあんまりない。トリッキーなコースのほうが好みだろう。 Stop the Music直系の愉快な馬はサルウィン。これもまたなかなか面白い配合でアーバンシーの使い方が秀逸だ。本格化気配であるから一変も視野だが、父Canford CliffsがJolly Widow≒Welsh Flame3×4で、ここにAureole絡みのアイアン・ホースな風味がある。使い詰めでも走るし、相手なりに好走する。だが多頭数では大きく割引だ。 [fin]