砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

年ごとに比較。宝塚記念

といっても雑把に調べているので・・・

未だ頭の中できちんと整理されているわけじゃない。

書いてりゃまとまるべ。

(文章的なまとまりじゃなく、頭の中で)

まずはナカヤマフェスタの勝利についてね。

51回宝塚記念・・・てことは2010年だな。

今回が54回。

53年はオルフェーブルが、52回はアーネストリーが勝っている。

その中でも異質なナカヤマフェスタ

初めは真ん中より少し後ろ。その馬群少し外。

決して最内を回っていたわけじゃない。

そんで第2コーナー辺りでフォゲッタブルが被せてきたりする。

そこら辺は落ち着いてたわ。

ちょろちょろするフォゲッタブルを放置プレイ。

そのまま第3コーナー。

そこで動く。フォゲッタブルがのぼっていくのを見てそれを追った。

そのまま外をグググッと押して押して押して・・・

直線に入る頃にゃフォゲッタブルの外。

そこから一気に差しきった。

結果として内のブエナビスタアーネストリーが競り合って漁夫の利を得た形だが

8番人気とは思えない強い競馬だったのは間違いない。

これは本当に説明がつかない。

ステイゴールド産駒はパワーがあるってのは頷ける

馬場と噛み合ってたのかな。

なんたってナカヤマフェスタはクラシックじゃ相手にされてないから。

皐月賞、ダービー、菊花賞、と皆勤賞ではあるものの

順に8着4着12着と散々たるもの。

だがダービーの馬場は不良。

9番人気で掲示板入りってことだからパワーはあったのか?

ちょいまち。

うーん。

不作と言われるこの年代。

その不作の一匹でしかないかな・・・?

でも重馬場で凱旋門賞2着か。

結局パワーとスピードのバランスが取れたSG産駒の証明みたいなもんだな。

それにオープン戦で一叩きして1着取ってるし。

調子も悪くなかっただろうなぁ・・・。

地力云々よりも好条件が揃っていたんだな。

馬場によってはステイゴールド産駒って材料は重要かもしれない。

ほい次。

52回は・・・アーネストリーか。

これもびっくりこいたわ。レコード勝ちか。

ナムラクレセントが逃げて、2番手でそれを追うアーネストリー

最後の直線で前に出てそのまま伸びて伸びて・・・

どえらい二の足で全く鈍らない足で、そのまんま1着。

え・・・?この馬、強すぎ?

だって負けた馬たちの原因が謎すぎる。

ドバイ帰りとは言え金鯱賞で1着とってきたルーラーシップ

同じくドバイ帰り、ヴィクトリアマイルで2着のブエナビスタ

そして天皇賞(春)で2着とってきたエイシンフラッシュ

この3頭がいながら勝ったのはアーネストリー

今回に例えるなら

フェノーメノジェンティルドンナゴールドシップも負けて

トーセンラーが勝っちゃうようなもんですよ。

よくみてみると・・・

ルーラーシップが横のエイシンフラッシュをスタートの際に巻き込んでるorz

ていうかまずアーネストリーにぶつかってさ。

それに跳ね返って外側のエイシンフラッシュに深刻な体当たりかましてんのよ。

アーネストリーエイシンフラッシュはほぼ同時にスタートしてるんだけどさ。

エイシンフラッシュルーラーシップに巻き込まれてちょっと後退すると

すぐに外側が締めてきて、アーネストリーエイシンフラッシュの前を塞ぐのよ。

すんなり諦めたから前に行く予定はなかったんだろうけど

選択肢が狭まってしまったのは確かか。

結果としてアーネストリーの前付けが楽になったから

勝利の一因ではあるな。ルーラーシップのファインプレイだ(?)

そんでルーラーシップも第4コーナーの大外まくりの時、

ちょっと内側からの当たりが強いね。

それでも外側から抜けたんだけど

それを追っかけて差したのがブエナビスタなわけで・・・

エイシンフラッシュもぶつけられてはいるけど

位置的には全く問題はない様子。

広く内側にスペースを取って回ってるし。

最終コーナーから直線も特別不利があったようにも見えない。

問題は唯一つ。

2番アーネストリーのノーマーク逃げが決まってしまったことか。

3番のルーラーシップは仕方ないとしても

4番のエイシンフラッシュまで何も出来ずに先行勢真ん中入りだからな。

1番ナムラクレセント、2番アーネストリーが逃げて、

それをようやく追えたのは7番ハートビートソングと6番アサクサキングス

この2踏はお互いを牽制しあって前2頭を問題としてない。

ハイペース承知の状態だったから

縦長にせずにいれば差し馬が有利と見ていたんだろうな。

つまり・・

アーネストリーは6番人気・・・。

1頭逃げはどうかは分からんけど

2頭なら要チェックか。実力馬同士なら特に。

重賞勝ちは最低条件。

逃げきれなかったナムラクレセントだって

阪神大賞典を勝って春の天皇賞を3着で来てるわけだしね。

アーネストリーは一番油が乗っていた時期だ。

1600万下を勝ってから立て続けに3着以内を連発。

2009年11月上旬のアルゼンチン杯から2011年9月下旬オールカマーまで

まで・・・え~と・・・

9戦走って・・・5-1-3-0か。

アルゼンチンを2着。その後中日新聞金鯱を両方1着。

2010年の宝塚を3着。札幌記念1着、天皇賞秋を3着、

また金鯱に来て3着。そして2011年宝塚、満を持して1着。

そんでオールカマーを一着。

と輝かしい成績を残しているわけです。

(その後は鳴かず飛ばずの凄まじい転落っぷり)

でもコレは他の高人気馬と大差ない成績だったんだよ。

(成績だけ見りゃね。)

エイシンフラッシュは2010年のダービー馬。

その頃にはG1戦線を戦ってた猛者だ。

ルーラーシップだって重賞を3勝してる。

それに加えてトゥザグローリー

重賞3勝、春の天皇賞では1番人気におされていた。

まぁ、13着で散々なことになったけども。

1番人気のブエナビスタ牝馬2冠。

G1だって天皇賞(秋)を含む4つを制覇。

前走のヴィクトリアマイル3冠馬アパパネに敗れたものの2着。

前前走はドバイ。その前が有馬記念、その前がジャパンカップ、両方2着。

これだけの成績だ。

他と言えばエイシンフラッシュがダービーを取ってるくらいだから

牝馬でもこれだけの人気を集めたんだね。

やっぱり今年はちょっと変なんだな。

強すぎる馬が揃ってるからオッズは低めかも。

ジェンティルドンナブエナビスタより上の器でしょう。

ゴールドシップだって総合的に見りゃルーラーシップより上。

(スタート出遅れなけりゃ分からんが)

フェノーメノエイシンフラッシュ比べたら余裕でフェノーメノ

だって牝馬3冠だろ?

牡馬2冠だろ?

その牡馬2冠に2戦2勝してる春の盾の覇者だろ?

これらが全部同世代とかどうなってんの。

しかもデータ上では最も勝率の高い4歳馬だって言うんだからさぁ・・・orz

他の馬の出番がない、てのもわかりますよ。

で、本来ならオルフェーブル様までいたっていうだからさぁ・・・

どういうこと!?

そりゃ有力馬の皆さんは逃げますよ。回避しますよ。

4頭も化け物いたら勝ち様がねぇよ。

ひとまず結論を出すと・・・

先行馬が少し有利になるかな。

フェノーメノは2回ゴールドシップに差されなかった実績があるし

まずコイツは前に行くでしょう。先行馬自体少ないしね。

ジェンティルドンナは馬場の状態によるかな。

新馬戦で不良馬場に躓いてる。他にデータもないし・・・

ちょっとコレはギャンブルになるかな。動画見まくろう。

足自体はオルフェと同等と見ていいから要注意。

ただ前に行くかはわからないな。行くとは思う。

ゴールドシップはどうなるだろう。

11頭立てなら臆病なゴールドシップには有利な条件だ。

少し縦長になれば最終コーナーで横に開くよりも早く先団に取り付ける。

そこから単純な足の勝負になればパワーの差で押しきれるかもしれない。

シルポートに対してフェノーメノがどう折り合いを付けるかが鍵か。

[fin]