砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

東京新聞杯予想 やはり前残り?

前残りなクラレントレッドスパーダガルボ、という勝ち馬達。


しかし総じて・・・差しは届いている。二桁番手からも届くこともある。

お。

やはり開催週の変更があるね。2011年以降は4日目。10年以前は1日目開催だ。

11年~13年、この3年間は先行が有利。だが・・・しっかりと後ろも届くんだわな。

後方から掲示板に届かせてきた馬は・・・

11年

4着6番キャプテンベガ 5着9番オーシャンエイプス

12年

3着7番ヒットジャポット 4着4番フミノイマージン 5着12番ダノンシャーク

13年

2着1枠1番ダイワマッジョーレ 5着3番ブライトライン

キャプテンベガアドマイヤベガアドマイヤドンなんかと同血。

名牝ベガとサンデーサイレンスの組み合わせ。母父はトニービンだ。

オーシャンエイプスマヤノトップガン×ノーザンテースト

母母はリターンバンダム。その父はNinskiでニジンスキーの系統。

更に母を遡るとリバーマンとかリボーとか。

キャプベガには「ノーダン×サンデー」の濃さを示すアルマームードクロスが発生。

オーエイはノーザンテーストが入ってるしノーダンクロスもある。

ヒットジャポットフジキセキ×リアルシャダイ。HtRとInReaityのクロスあり。

距離の短そうなフジキセキ菊花賞血統のリアルシャダイ。どうなっちゃうのこれ?

短距離っぽく外国の血統が色濃くて俺にはよく分からない。5代血統表でミルリーフがあるんだねぇ。しみじみ。

フミノイマージン札幌記念勝ち馬だったかな?愛知杯マーメイドS、福島牝馬も勝ってる。

マンハッタンカフェ×Dixieland Band。お前誰だよ。

ノーダンクロス有りのネイダンクロス有りのアルマームードクロス有りのDelta Judgeクロス有りの・・・

意味は分からないけどクロスがたくさんあるぞ。ノーザンダンサー濃ゆいぞ。

ダノンシャークは今年も出てくるね。ようやく結果が出てきてるけどG1は勝ち切れないな。

ディープ×CaerleonCaerleonの父はニジンスキー

ノーダンクロスにHtRクロス。シンプルですね。あ、こいつもミルリーフある。ゼダーンも。

ミルリーフ-ネヴァーベンドナスルーラ

ゼダーン-グレイソヴリン-ナスルーラ

と、いい流れのナスルーラが組まれてるんですね。ノーダンもリファールとニジンスキーだし。

この時期に走るディープはPrincequilloを持ってる気がしなくもない。

判断に困るのはダイワマッジョーレダイワメジャー×ローソサイエティ

渋め京都に沿ったノーダンクロス。ノーザンテースト。とりあえる東京京都が好きみたいよ。

ダートで売り出し中のブライトラインフジキセキ×キングオブキングス

クロスがないんだねぇ。短距離っぽいというか・・・ダートなんですかね?

さて、展開を見る。

11年。基本的に先行した馬が残った。1着~3着。

1着のスマイルジャック三浦皇成らしい攻撃的な騎乗。

マイルでは前を取れないんだけど、このレースはガツガツと押していった。外枠から・・・。

ダービーでも消耗戦だったからね。こういうレースは強いんでしょう。こいつ。

なんといっても逃げ馬はシルポート。縦長から馬群を圧縮して伸びなきゃならん。

シルポートは6着。ラスト100mでかろうじてとらえたからかなりギリギリの競馬だ。

縦長から圧縮したのだから後傾ペースでしょうね。

こういう場合は先行してそこそこの脚を使う馬がかろうじて勝つパターンが多い。

後ろから追い込む馬は長い距離を追い続けるから根っからの追い込み馬じゃないと届かないんだ。

結局届かずの4着5着。キャプテンベガオーシャンエイプス

ハナ差の違いだけど内容が全くもってびっくりするくらい違う。

6番のキャプテンベガは4角から追いまくりよ。

馬群を縫いながら追いまくり。ずっと追ってる。ケツから3番手から追い続けてる。

9番のオーシャンエイプスは9番手であったから馬群の中。内に1頭入れて回った。

そこから外に回している。大体ラスト300mで鞭一発。

キャプテンベガはなんというか・・・トーセンジョーダン的ですよね。馬齢的に。

次。12年。

好スタートを決めた3枠2頭が抜けて1着2着。3着以下は混戦、という結果。

それでも後方から差してきたヒットジャポット、フミノイマージンダノンシャークは非凡でしたね。

ヒットジャポットとダノンシャークは外から差して、フミノイマージンは縫ってきた。

にしてもヒットジャポットの斜行はひどいな。外によれてよれて。

ダノンシャークは飛び抜けた上がりを使う馬でもないから後方からじゃこんなもんだろうなぁ。

とにかくガルボがレベルの違う競馬をしていた。

最後、13年。

レッドスパーダが引っ張ってのんびりとした一団馬群。

どうも直線に向いたころは詰まり気味。上手に抜けだしたクラレントが勝つ結果に。

2着のダイワマッジョーレは内を縫う惜敗パターンをなぞった。

抜けだしたクラレントを追うように差したのだから2着は順当。2着までよく差した、という感じ。

3着に2番手3番手を追走したトライアンフマーチ。4着に逃げたレッドスパーダが入った。

つまりは溜める先行馬が上手に走った感じでしょうか。

クラレント岩田康誠面目躍如、と内で溜めた競馬。格好いい競馬。

トライアンフマーチは前が開かなかったことがプラスになったのかマイナスになったのか。

惜敗男、横山典弘、これも面目躍如という結果。

5着のブライトラインは・・・少し外目かな。

現在はダートを走っている様なキレのない馬であるからこの展開じゃこんなもんでしょ。

よほどキレる脚がないとこのスローは差しきれない。

ダイワマッジョーレは唯一前が空いた状態で競馬をしていた馬だからなぁ。

元々内から縫うように差す競馬は得意。1枠1番は良枠だったでしょう。

勝ち切れないけどね。でも蛯名ぁ!マイルCSは勝てたはずだぞぉ!くそうぉ。

とまぁ。こんなもんですね。

エプソムカップジャスタウェイを見ても馬群縫い&最内差しは届きづらい。

外からの差しはダービーや安田記念くらいまで開催が進まなけりゃ考えられない。後方待機なら尚更。

となると1着は先行勢から選びたい

順当に行くならクラレント

阪神カップを3着してるし、リピーターだし。何よりも東京ならベストオブベスト。

「東京なら」という馬が多く出走しているだけにその理由ではプッシュしづらくはありますが・・・。

それでも東京重賞を3勝しているこの御方は無視できない。

枠をどう見るか、ってのがある。兄妹に挟まれてるからね・・・。

ディープ産駒のダノンシャーク。キンカメ産駒のレイカーラ。この兄妹よ。

まずこいつらは先行狙ってくる。前にいかなきゃ競馬にならない。

4番のエールブリーズも・・・こいつも母父Caerleon。上の兄妹と同じ母父だ。

これもまた前で競馬したい馬だ。

でもって5番にサクラゴスペル、と。こいつもやっぱ前に行きたいよね。

6番エキストラエンドにしても極力前に行きたいが・・・。

今回は・・・今回は・・・おっ?

1番から、5番まで・・・喧嘩したら・・・ベストじゃん。

スッと内に滑り込んで3列目を確保できるかもしれない。3列目の最内を行けたら勝ち負けでしょう。

7番サトノギャラントはスタートがイマイチだからなぁ。

今回は自分の競馬をして3着に滑り込めれば御の字でしょう。

で、8番のレッドスパーダ。逃げに行くのかなぁ?

宏司がサトギャラに行っちゃったからブノワが乗るのね。

このメンツ相手に58kgで勝負できるか、というとまた微妙だわなぁ。

なかなか好枠に入ったけどちょいと難しい競馬になると思うな。

9番がプリムラブルガリ。誰だお前。

東京巧者というわけでもない。マイラーではある。

フレンチデピュティ×サンデーサイレンス、と。ベリーが乗ることだけが救いだな。

10番に我らが本命ショウナンマイティ

ここで大外から差し切ったらG1待ったなし。

ただ・・・浜中がどうするか、ってところさ。毎日王冠は・・・ちょいかかってるからね。

マイルを経験して行き脚がよくなったけど・・・1800mでさえ長くなったのかもしれない。

放牧で変化があるかもしれないけど不安を煽る負け方だよねぇ。

マイルに戻ってどうなるか。マイルなら結局また同じように後方からか・・・。

先行馬が多いから差し場の空きづらい展開になって大外一気バビューン!とかあるかもね。

かもねぇ。

絶対にそんなことありえねぇな。

ダノンシャークにしてもクラレントにしても。

人気になりそうな先行馬は溜め先行が出来るからこいつらに前を塞がれたらやりようなんてない。

2列目にいてもまず後方の馬は届かせづらい展開になるのだ。縫うか外かの二択。

ショウナンマイティは外差し馬だから10番は良好かなぁ。

先行争いがすべて、という競馬になりそうだ。

その先行争いに関して。11番のヴィルシーナほど愉快な奴もいない。

牡馬混合じゃうだつは上がらないが昨年のヴィクトリアマイル覇者。まず無様なことにはならない。

ただこのヴィクトリアマイルというのも絶妙な時期に開催されてるんだよねぇ。

マイル戦では一番面白いと思うよ。先行が残るか、差し切るか、って。

そういう中で2番手から残りきった1着。これをどう考えるか、というと・・・

やっぱり有利なんじゃない?自在な馬だから。

今回騎乗する内田にしたって先行馬に関しては勘が狂っていない。

エリ女は人気背負って支持者共々憤死したけどジャパンカップで結構競馬したからねぇ。

ただ有利なだけで能力差があったら話にならないんだよねぇ。

この馬の本質はどこにあるのか、って話さ。

クラシック全部出して大阪杯からヴィクトリアマイル。そっから安田記念

秋になったら中距離路線の京都大賞典エリ女に行ってジャパンカップ

これは馬主の意向なの?大魔神は馬鹿なのかな?

母母のハルーワソング、というとマーティンボロの母親。

マーティンボロはディープ父だから4分の3の同血ということですな。

マーティンボロは2000mで活躍する馬。ヌレイエフを思うともうちょっと短くていいかも。

それにミスプロ×ヘイローのマキャベリアンが4分の1で入っているわけです。

・・・マイル?と思うよ。

岩田はどっちかと言えば職人肌の馬が得意だよね。

岩田自身の得意戦法と被ったらきっちり仕事をさせる。

内田は結構自在な馬のほうが得意じゃないのかな?

受け幅の広い馬のほうが上手に走らせてくれそう。

それらのことを前提にすると外の枠はヴィルシーナに調度良いかもしれない。

内の様子を見てから動けるのは自在性のある馬、騎手には有り難い。

東京マイルは初っ端の直線が長いしね。上手い騎手が乗るなら外かも。

で、12番にコスモセンサー

一昨年の安田記念で3着着てるんだね。

サクラバクシンオー産駒、唯一のマイル成功例であるグランプリボスが2着したレース。

1着のストロングリターンともども31秒3というレコードタイムを記録したんだよなぁ。

この年の安田記念は大波乱が起きてるんだね。こうしてみると確かにまぁ・・・。

シルポートが穴人気するパターンは二つだもんな。

よほどカッチカッチのレース。あるいは人気陣が怪しいレース。

どちらにしても荒れたり荒れなかったりするわけだけど当馬は馬券に絡まないんだよね。

血統は・・・面白いなぁ。リバーマンが母父の血統に連なってるよ。初めて見た。

ニアークティックノーザンダンサー以外で連ねてるし。へー。へー。へー。

戦績はどう見るべきかねえ。アーリントンカップを勝ってから重賞勝ちはない。

オープン戦を2連勝して東京新聞杯2着、マイラーズC安田記念と連続3着。

ここがピーク。秋から年末にかけては不振。

年始に怪我かなんかで休んで丸一年。今週の東京新聞杯で復帰、と。

買う気はないなぁ。7歳だし。

ただ・・・高齢馬が避けられるのは斤量の問題があるからであって

56kgで走られる7歳馬は特別避けるべきこともない気もするなぁ?

そこを考えると13番コディーノの方が美味しそうに見えるんだよね。

東京優駿で凡走。毎日王冠へ行って2番人気。2400mは怪しかったが1800mなら、という評価。

これが結局7着。しかし出遅れに18kg増、上がりタイムを評価されて本番の秋天では4番人気に。

結果が5着であるから面目は保った。

そこから休んで始動がここ。2月頭。

他の4歳馬に比べりゃレベルが違う、ってのは確かですな。

2歳からずっと一線を走り続けて秋天5着。ここから本格化するなら第二のジャスタウェイになれる。

だけどここで走ったらマイル専門になるのかな。

走らなかったらフェブラリーステークスに向かって欲しいわ。面白いかも。

ともあれ、上がりの使える先行差し馬だからちょいちょい面白いかな。

しかしここで外枠は微妙。内で溜めることは前提としてあるからね。

ヴィルお嬢なら自在性に任せて上手に馬群に入れるけどそこまでこいつは器用じゃなかろう。

器用なら毎日王冠の出遅れで最後方待機を選ぶはず。追って前を目指すくらいならね。

14番はリルダヴァル。雷神さんも7歳っすね!

今の東京だとどうなんだろう。タフな馬場の方が精神的に走ってくれるんだよね。

固くて速い馬場だと走るのを怖がるというか加減するというか、そういうところがあるみたい。

元々は大変な末脚を持った馬だったらしいけど故障してからちょいと変わったみたい。

そういう意味ではアグネスタキオンの正当後継とも思えるんだけどもね。

種牡馬にしたら面白いと思うんだが・・・。面白いだけだわな。ロマンしかない。リアルがない。

中団で競馬してきっちり脚を使えるやつだけど・・・買うには早いかなぁ。

そんでもっての15番ホエールキャプチャ。57kgじゃ買いづらいなぁ。

展開的にも厳しいんだわな。外枠から、このメンツ相手に、となると・・・。

この馬の競馬をしても掲示板に届かない。

枠自体はアレだけど周りの事を考えるとそこそこ前には行けそうだなぁ。

プリブリのお隣さんくらいは狙えるかな?それでも8番手とかかなぁ。

そもそもこの時期にクロフネは走ってくれるのか、という不安がね。

強い牝馬だけど牝馬的な強さだ。穴に一考、という感じ。

最後に16番ブレイズアトレイル

エルコンドルパサーを母父に、母母はファビラスラフイン

ファビラスラフイン?絶対に聞いたことある!」と調べてみたら秋華賞馬だ。

牝馬にしてジャパンカップ2着に食い込んだ名牝ですよ。しかも3歳で。またシングスピールの2着なんだよね。

そうして生まれたラフィントレイルを母にダイワメジャーが父。

ダイワメジャー産駒がこの時期に走るか、と言われりゃ微妙なんだ・・・。

しかしエルコンが入っているしノーダンクロスもうるさい。おとなしく京都走ってろ!と怒鳴りたいくらいだぜ。

しかし差しが届く京都はお預け。東京で一叩きしてみっか!って感じかなぁ。

年始~春末当たり前では東京適性なきゃマイル馬は役立たずだからね!とにかくちょいと頑張ってくれよ。

舞台的にマイルCSは合いそうだよなぁ。春末の安田より。

今回はどうでしょうね。小倉大賞典もアリだと思うけどなぁ。

大外に入っちゃったらどうしようもないでしょ。一団馬群になりそうだし外枠はちょいとねぇ。

タナカツとのコンビは悪くなさそうだし中4週はそこそこ良好なローテ。

しかしリゲルSの時の18kg増はなんなんだ?適性というわけでもあるめぇ。

京都金杯も2㌔しか落ちてないし・・・。残りの16kgは成長分ですか?

そんなわけねぇだろ!

こいつばかりは馬体重みないことには。

内に先行馬が連なって外にポツンポツンと先行馬。東京マイルでは面白い展開じゃないかね?

どういう展開するのかな?過去の例を見てみよう。

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