砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

半端なやる気でアルゼンチン共和国杯予想

と言っても簡単に予想しただけですが・・・

ちゃんと文字にすることが大事なんだよね。それと結果を比べることでまた一つ何かを得られるでしょう。


「テンが速くてロングスパート決着になったレースで勝ち負けしている馬が良い」

というのが大きな指標です。

中山2200m、京都2400m、福島や札幌などのローカル2000mなどなど。

これらの条件を好走しているのは

モビールフェイムゲーム、コスモロビン、クリールカイザースーパームーンマイネルメダリスト

アドマイヤケルソ、ホッコーブレーヴスマートギアラブリーデイ

そこそこいますね。なお低レベルな実績などは無視して抜き出しております。

面白そうなのはモビールで、今回はロスのない立ち回りが期待できそうなので期待値は高い。

モチジュン先生も「中山2200mをまくれる血統」とブログの過去記事で書かれておるので目の付け所は間違ってなさそう。

鞍上がまた面白い。嘉藤貴行騎手である。

ミルファームとの付き合いが始まってからジワジワと勝ち鞍が増えてきた騎手らしい。

圧倒的に逃げ先行が多く、後方へ下げることが非常に少ない。10回の騎乗に1度くらいだ。

ミルファームってのはオーナーブリーダーで、過去には柴田大知松岡正海などに依頼していた、と。

つまりは積極果敢な騎乗を好む傾向にあるみたいですね。

このミルファームは中規模くらいのブリーダーで良血馬とはほぼ無縁です。

つけている種牡馬も格安のものばかり。ミュージカルパレスにはジャンポケをつけてますが

この繁殖が社台管理時に一番良い仔を出した配合だからでしょう。ちょっと奮発したんですね。

ジャンポケもかなり値段が下がっているでしょうし・・・。

詳しいことは調べてみてください。なかなか面白いところです。

そんでこのモビールはなんとミルファームが所有している馬・・・じゃないっ!なんだこの前振り。

なんと吉田照哉氏ですねぇ。生産者は社台ファームです。なんだよイイトコのぼっちゃんじゃねぇか。

しかし現6歳のハーツクライ産駒ですのでね。まぁ、そこそこってところでしょう。

ハーツクライウインバリアシオンの活躍で一気に牝質アップしたとかしてないとか)

重要なのは「わざわざ嘉藤騎手を起用した理由」でしょう。

もしかしたら逃げ馬不在を狙ってるんじゃね?

あるいは逃げるかもしれませんね。嘉藤騎手はどんなペースを作るのだろう(他人事)

ともかく下手なスローペースにはなりそうにありません。きちんとAR共のレースになるでしょう。

となるとどうなるか。やはりロンスパ戦になるんじゃないでしょうか。

すると特筆すべき馬たちは・・・

フェイムゲームクリールカイザースーパームーン、アドマイヤケルソ、マイネルメダリストか。

フェイムゲームクリールカイザーオールカマーの伸び方を信頼するしかありませんね。

二頭とも斤量が見込まれているので狙いづらくはありますが。

スーパームーンは距離延長で何かしらの妙味がありそうなのが面白い。

オクトーバーSは内から堅実に堅実に伸びてきた2着で、1着は外から400mだけで差し切ったホッコーブレーヴ

札幌グランドオープンもその堅実な伸びで最後まで鈍らずに突き抜けてみせた。

札幌記念は度外視でいいでしょう。ゴールドシップを追っかけて行くだなんて無茶なことをするもんだ。

アイルランドはまぁ、ちょいと切れが必要な展開だったからね。エックスマークに交わされても仕方がないですね。

ドンドコドンドコとソコソコに追い詰めてくるんじゃないでしょうか。

アドマイヤケルソは負け方が不気味。

芝変わりの京都2400mを勝ったのは良い材料ですがその後は掲示板をウロウロ。

札幌グランドオープンでは最後の最後まで伸びきったコンマ1秒差の5着で、

前前走のTVh賞はその最後の伸び脚を壁で塞がれて惨敗。

そして芝変わり以来の好条件である京都2400mのディープインパクトカップでは3着。

勝ち馬の競馬は武豊らしい下りまくりからの粘りこみ。2着のリメインサイレントは先行から粘った。

このレースまた前を捌くのが難しく、真っ直ぐ終えたのは終いの200mもなかった。

かといって最後の最後で切れて見せたわけでもなく、前が鈍った分だけ3着まで来れたようなもの。

ヨシトミ先生が乗るので無難なところから延々とズンドコズンドコ伸びてくるんでしょうが・・・

昨年のJCで3着まで来たトーセンジョーダンのイメージで買えなくもない馬ですね。はい。

マイネルメダリストはAR共と同じ条件の目黒記念勝ち馬。

前走は大敗してしまったがここでは立て直してくるでしょう。過度の期待はせずに見守ります。

馬の素質からしてもそこまでAR共に向くイメージはない。面白いことに。

この馬の勝ちパターンは「3F競馬だけど5Fくらいから11秒9でラップしてる」という曖昧なものでして・・・

「やや持続戦的。しかし3F競馬」という内容。前は結局潰れますから追い込み万歳レースなんですな。

過去のレースを見てもロンスパらしいロンスパになってなくて、それは目黒記念も同じでした。

7.1 - 11.6 - 11.2 - 12.6 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 11.4 - 12.0

追い込み馬は3角くらいから淀みなく追走して3Fを目一杯追うだけで良かった、というレース。

11.4である程度切れているところが面白い。ホッコーブレーヴなら容易く差しきれたでしょうね。

スピルバーグなんかがそうだったけど4角前から加速してなきゃ東京巧者な差し馬じゃないんですよ。

直線向いてからさぁいくぞ、では差し馬は展開に助けられているだけなんですよ。

(それを言ったらキズナのダービーも助けられているんだが)

少なくともAR共はヒシミラクルみたいな競馬が求められる面が強いのでね。

同系統で買うならホッコーブレーヴだ。こっちのほうが切れも実績もある。

スーパームーンが面白い位置に入ったし、鞍上がウチパクだし。悪くないんじゃない?

クリールカイザーはアニキ吉田だからのんびりと後方から競馬を進めるだろうし・・・。

狙うならフェイムゲームか。ヒロシは常に的確な競馬をしているから信頼度は高いぞ。

ここ3戦ほど惜敗を続けているけど馬の能力を考えたら上々。ここで勝ってもいいよ。

問題はねぇ。やっぱり一から十までホッコーブレーヴさ。

日経賞は300mだけで全てを差し切るようなえげつない切れ味を見せた。

そして春天でもその切れ味だけでキズナを叩き斬って見せたよね。

この切れ味はG1級だからさ。馬場さえ問題なければ確実に切れると思う。

昨年のAR共は馬場が悪くて粘り脚がすごく強調された展開だった。

アスカクリチャンアドマイヤラクティ(泣)、コスモロビンにデスペラード

このメンツに後方からあそこまで行ったのだから凄いもんですよ。

だから馬場。馬場さえ問題なければ・・・。

いやはや。混戦模様ですよ。本当に。

買わない事をお勧めいたします、ってくらいに。

・・・

「買わないほうがいいよっ!」って斬新な予想だなぁ。

[追記] 14:52

あぁ、これは切れてなんぼかもしれません。

ジワジワと行ける馬は確かにありなんですが前受けが前提となりますよ。

ウチパクさんなら先行してくれそうだしスーパームーンは消せないな。

やはり本命はホッコーブレーヴとなりましょう。

切れる馬場ということは展開による前崩れしか望めなくて、

そういう状態ならばマイネルメダリストはあんまり面白い馬ではないのです。

ならば中団からネバネバと伸びるジリ脚を狙うべきで・・・

ヒモでアドマイヤケルソやスーパームーンフェイムゲームクリールカイザーなど。

驚くほどに順当に決まるのではないでしょうか。やはり買わないほうが良い。

個人的にはマンハッタンカフェ×トニービン×ノーザンテースト×ヴェイグリーノーブルのリキサンステルスが怖いです。

母がナリタセンチュリーの全妹。ナリタセンチュリー京都大賞典京都記念勝ち馬で宝塚記念2着の実績もある。

マンカフェ×トニービン×ノーザンテーストは芝ダート兼用に出やすいしね。

初っ端からということもないだろうけど芝変わりは青田買いが基本ではある。

狙う手もある、という程度でありまして俺はちょっと悩んだ。だから買わない。

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