砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ジャパンカップ展望 出走予定馬など

凱旋門組からはハープスタージャスタウェイが。

秋天からはイスラボニータジェンティルドンナエピファネイアスピルバーグフェノーメノ

デニムアンドルビーディサイファトーセンジョーダンなど。

他の路線からはヌーヴォレコルトタマモベストプレイサウンズオブアースなどが予定している。


とんでもないメンツが揃いそうですがまだまだエリ女マイルCSを挟むから分からんね。

そもそもイスラボニータという東京じゃ買えない馬に蛯名が乗るという・・・。

サウンズオブアースフェノーメノをどうするんだよ。回避ですか・・・?

それにしても買いごたえのありそうなメンツだなぁ。本当に面白そうだ。

見どころ1 ジャスタウェイVSスピルバーグVSジェンティルドンナ

秋天的ステータスをつけるならこうですよ。

ジャスタウェイ

パワーS 切れA 粘りSS 持続力SS 先行力B

スピルバーグ

パワーB+ 切れS 粘りA+ 持続力A 先行力B

ジェンティルドンナ

パワーB 切れB+ 粘りS+ 持続力S 先行力S 

ジャスタウェイは最強なんですが・・・

このメンツだと秋天と同展開になりそうだからスロー瞬発だよね。一昨年みたいな。

ジャスタウェイは千八東京で並々ならぬスーパー瞬発を見せてはいるんですが届いてないんですよね。

なぜ届かないのか。それは「普通じゃ届かない変なところから競馬してるからだよ」と推察いたします。

昨年の毎日王冠を考えてみます。

あれはクラレントが完璧にハマった競馬でした。初週の東京をあんな楽なペースで逃しているんですぜ?

クラレントの強さは粘りに由来しますから決して速い馬場が得意なわけじゃありません。

しかしそれでもこのペースで東京千八を逃したらエプソムカップと同じことになってもおかしくない。

エイシンフラッシュはきちんと溜めながら届く位置にいた。間違いない。

向こう正面の半ばから4角まではスローに落ち着いていた。その間にじんわりと押し上げている。

大体1Fにつき1馬身くらいを詰めているでしょうか。だから3馬身くらい詰めたくらいじゃないかな?

ところがジャスタウェイの位置はエイシンフラッシュの2馬身半ほど後ろだった。

徐々に押し上げるエイシンフラッシュに対して更に押し上げる格好。

特に3角からの押し上げはかなりのものでエイシンフラッシュに対して外からまくりかけて1馬身近く縮めている。

そして4角では内外の差で再び1馬身差に。直線に向いた時点で1馬身差は少なくともあった。

カメラの角度で正確の値は分からないが100m地点でもその差は縮まっていなかったんじゃないか?

しかしそれが一気に半馬身も詰まった。本当に最後の最後に詰まったはずだ。

無茶な競馬をしていたのはジャスタウェイですよ。

ピンク帽かぶって序盤をスロー追走、後半から一気にスピードアップして外捲り。それでも最後まで脚が相対的には衰えなかった。

エイシンフラッシュは序盤こそ少し前についていったものの、あとは無理なく最内からじんわりと捕まえに行った。

逆ならわかる。無理のない最内追走で最後は半馬身突き放したぞ、という話ならね。

ところが無理な競馬のジャスタウェイが最後に詰めたのだ。これはなんだ、と。重賞1勝馬の競馬じゃないぞ、と。

後に秋天とDDFを快勝。田んぼ開催の安田記念を辛勝。これらを功績を知っている今だからこそ分かる違和感でよねぇ。

ジャスタウェイは4Fの競馬をした。そして3Fを32秒7で上がったのだ。

エイシンフラッシュと同じだけ切れて、エイシンフラッシュより末脚を粘らせたわけですな。

そしてその粘りが本番で猛威を振るった、と。

ずいぶん長々と書きましたが要点は一つ。

ジャスタウェイの強さは粘り強さ」です。

脚が終わってからの先が強い。終い1Fが12秒台に突入する展開ならば誰にも負けない。

ジャパンカップはそういう競馬になるのか。ならないですよねぇ・・・。

距離延長はあまり良い材料ではないしジャパンカップの4角はめちゃくちゃ広がる。

デニムアンドルビーの例があるから消しやすいわけでもないけど昨年は4F競馬だから。

ガチンコの3F競馬だったらジェンティルドンナの脚は全く衰えない。これは今年の秋天で見たとおり。

そして3F競馬の前を差し切る4Fの差し脚には切れが必要とされるのです。

こと「切れ」に関してはスピルバーグが上手ですからジャスタウェイには不利な形になります。

そして2400mになればスピルバーグジャスタウェイはパフォーマンスが落ちる。

得意のスロー東京。得意の3F競馬。この男どもは女王ジェンティルドンナを差しきれるでしょうか。

スローになる区間が400mだけ増えた。それ以外は秋天と同じ。

それならスピルバーグジェンティルドンナだけでいいわけですよ。

3F競馬になれば切れ味の劣るジャスタウェイスピルバーグに負けますよ。

結局はハーツクライ産駒なのです。持続力と粘りに長けたハーツクライ産駒なんです。

でも先行したら話はまるで違いますね。

持続力と粘りはジェンティルドンナを超えてるわけですから

昨年のトーセンジョーダンと同じ競馬をすれば昨年の秋天をリフレインできますよ。

ゲートはまともに出るようになっているからありえますよねぇ。

スロー展望ならば前付けに動くのは当然でしょう。

そこら辺はどの馬も同じだから枠次第ですか。先行力ばかりは平均値だから。

ジェンティルドンナがスローで強いのは先行力がずば抜けているからでしょう。

どのレースでも勢い良くズバッと出てます。本当に雄々しい牝馬ですよ。

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