面白いんだけどしんどいな。
馬券を買おうと考えているわけでもないのでねぇ・・・。
皐月賞でボロ儲けしてやるぜ!という目標もないから徒労の気もしてくる。
アヴニールマルシェ、アンビシャス、コスモナインボール、シゲルケンカヤマ、ショウボート、
ソールインパクト、ダノンメジャー、だから次はティルナノーグか。
ははぁ、Gone Westのディープねぇ。
Gone Westはアメリカの誇るMr.ProspecterとBold Ruler-Secretariatの配合ですからザ・USAだと。
母母が英米半々ですか。半分はハイインロー配合で半分がアメリカのパワー。
ここのバランスを取らなければ配合は決まらなさそうですねぇ・・・。
それに重ねられたSecretariatにしても英米半々で、ミスプロが純米血統・・・。
正確に言えばNasrullahが英血統で8分の7が米となりますが・・・ここまでやると収集がつきづらいか。
ともあれGone Westは米4分の3の英4分の1になります。これを継続させたい。
ティルナノーグの母母がOcean Queenで、コレがZilzal×Irish River×Nijinsky×Buckpasser×Princequillo。
時の名馬たちをよくぞここまで揃えてみせたな、と。
ZilzalはNureyev×Le Fabuleux×ボールドラッドの配合。
母母のBold Exampleがボールドラッド×Better Self×Eight Thirtyでディープ的に悪い配合ではない。
ボールドラッドがボルキロで、Better Selfの父であるBimelechの母がLa Troienne。
ボルキロラトロまで行くかとも思いますが・・・ちょいとラトロが放置されているので。
そこで活躍するのがIrish Riverです。Rivermanがナスキロラトロだぜぇ!
というかBimelech自体をクロスすることになるのでかなり強烈になりますわ。
ん?River Jigが米3/4の欧1/4になるだろう?Zilzalが米3/4欧1/4だ。
それに米3/4の欧1/4になるGone Westというのは・・・まずくないか?
しかも頑強さはどいつもこいつも支える程度しかありやしねぇ。こんなのにディープつけて大丈夫なの?
瞬間的な速さはあるのだがノーザンダンサーを2本しか引かないこの馬を3歳春に買えるかは・・・。
デビューからの2連勝は強い内容に見えるが、実際は薄氷の勝利だったと思うのだ。
もう少し積んでから青葉賞で買えるかどうか、というところ。
次、ドゥラメンテ。
キンカメ×アドマイヤグルーヴという超良血配合。4分の3がルーラーシップと同血。
これだけ広いストライドを素早く回転させるのは不思議としか言い様がない。これはモノホンですわ。
しかもキンカメ産駒のトニービン持ちということはこの伸びた先の持続力こそ本領でありましょう。
これは逆らいづらいな。抜けてるよ。アヴニールマルシェが敵う相手じゃない。
直線向いて6馬身開いていても差し切ってきそうな馬ですわ。
次、マイネルサクセサー。
ブライアンズタイム×ジェイドロバリーとはまた・・・90年代じみた配合だ。
その先がLypardなので分かりやすい小回り巧者でしょう。小回りで粘ってなんぼだ。
Robertoとミスプロなので力っぽさもあるでしょう。純然たるアメリカ血統ですしね。
良馬場で弾ける馬とも思えないな。
次、ミュゼエイリアン。
グラスワンダー直仔×エルコンと見れば小回り巧者なのだが、スクリーンヒーローとは難しい所。
Sir IvorでHalo≒Red Godのニアリーを継続する点はいいと思いますが、
Seattle SlewにRiver manとナスルーラの本数が多すぎる気もしますねぇ。
それにノーザンダンサーが5本でしょう?ネアルコ血統が多すぎますわ。
(ニアリー)クロスするということは配合の幹に指定するという意味でもあります。
だから理想としてはクロスは一つや二つでいいのです。こんなにはいらない。
エルコンドルパサーなんてのは理想的な緊張配合なのだから父は異系で固めて然るべきでしょう。
そりゃネアルコの例があるから一概には言えないんだけども・・・。
ともあれスクリーンヒーロー産駒として外回り向きには出ていると思う。
それはそれでエルコン血統の無駄遣いにも見えますが。
そしてスクリーンヒーローの外回り産駒にサンデー直系が負けるとも思わないのだわなぁ。
最後、リアルスティール。
ラングレーの全弟。ディープ×嵐猫×ミスプロ×ヌレイエフ×プルーヴアウト。
ディープ嵐猫配合としては悪くない形ではないか。
ゲートをすんなり出てくるあたりもまた不思議で、この時期ならもう少し緩いもんじゃないの?ディープ嵐猫って。
ははぁ、3代母がミエスクなのね。つまり2代母がキングマンボと全きょうだい。
ラングレーってそんな血統だったのか。知らんかった・・・。
ラングレーもゲートを出るタイプですし。血統としてそういう傾向があるのでしょう。
Kingmanboは世界的な名馬も出している優秀なミスプロ系ですからそれがディープ嵐猫配合を支えてくれるのならば頼もしい。
(悪くない形→頼もしい。我ながらネームバリューに弱い男。)
しかしダービーには間に合っても、この時期から仕上がる配合とも思えない。
エアグルーヴのお孫さんであられるドゥラメンテにも同じことが言えますから純粋な素質勝負になりますね。
そうなると・・・エアグルーヴ牝系VSミエスク牝系という形とも言えるかも。
ドゥラメンテが優位ではあるんですが出遅れで取り戻せる程度の差であると思います。
あとはロンスパ気味にならないことを祈るばかりですわ。1戦1勝馬に4F的なスパート勝負は不利でしょう。
ディープ嵐猫配合というのはそのくらいのスパートをこなして当然ではあるんですが、
キンカメトニービンのドゥラメンテにそれを挑むのは酷な話ではないか。
本格化後ならば4F競馬でも切れたもん勝ちになってくるんだが・・・
3歳春の4F競馬はバリバリの持続戦よ。
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