これがまた判断の難しい馬で・・・。
Rivermanってのは別に牝馬じゃないと駄目だとかそんなことはないのだけれど、牡馬だとRomanが入る分だけ少しMill ReefやSeattle Slewほどに面白く作用してくれない。
だから父のNever BendにBold Reasonを重ねるとかで少しだけ芝っぽい切れを補完するのがベターなのだけど、Mr. Prospectorなんかを持ってくるとアロンダイトみたいにダートへ行っちゃうし、開き直ってRomanをクロスしたフリオーソみたいな奴もいるし、割りと力っぽい・・・スペシャルウィーク的なフィリーサイアーぶりなのだわ。
モチジュン先生の先週土曜ボツ予想で挙げられた馬も12頭中8頭が牝馬でG1勝ちはヴィルシーナとマルセリーナの牝馬二頭。重賞を勝ち負けするレベルとなればどっこいどっこいにはなるけれども、一発を期待するとなれば牝馬かなぁ・・・と。ディープのPocahontasクロスも微妙に牝馬寄りの成績なのだわ。
だから男馬のRiverman持ちでMr. Prospector＆Numbered Account＝プレイメイト＆Damascus共通のヘクタープロテクター≒Our Emblemというのは悩ましいのだわ。Hoist the FlagがあるからPocahontas経由のRomanクロスあるしな。
「BuckpasserとDamascusでNever Bend弄り完璧じゃん！」と簡単に喜べりゃいいんだが、母系をMr. ProspectorとPocahontasに弄られているんじゃぬか喜びよ。なんだそれ、スタート地点の周辺ウロウロしてるだけじゃねぇかと。
ニアリーの本質は名馬が名馬たる重要な血統だけをクロスすることにあって、不純物には手を触れないことが大切なのだわ。男馬なのにRivermanの母系に名血成分を注がれても困るよ。不純物なんだからさぁ・・・。
男馬ならNever Bend≒Bold ReasonやってSpecialも持ってきた方がまくりやすかったんじゃねぇかと思うしさ。ウォーエンブレム自体が非NDなんだから緊張と緩和を持ち出せばこの代でNDを緊張すべきではないか・・・とも思うしさ。でも長い目でみたらND一本の繁殖は有用だね！4分の3米4分の1英で配合決まってるし！
それでもなんかスピードが足りない気がするのだわ。Halo≒Sir Ivor×Rivermanとミスプロクロスがあるから最低限と言えば最低限だが、ポインテッドパス×Vaguely Noble的な本格化を遂げたときにスピードの底上げがされるかに疑問が残る。Romanが三つも重ねられてるからさ。
その終着点であるHoist the Flagの要素ってのもまた全体的にクロスされているから適性距離は中長距離以上。中山2200mでも短いくらいだからここは判断が難しいところか。未来のステイヤー候補が躍動する舞台だから問題はないかねぇ。
もしココで終いがもたないようならばダートか洋芝専門か。傾くならば傾きすぎてダートへ向かって欲しいが・・・。洋芝専門になったら見せ場がない。
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