砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

まっしろ 日本ダービー回顧

朝、目覚めて、今日は日本ダービーだと深く思った。仕事に出かけて結果を見られるのは19時以降だと分かっていたから、一言もダービーのことを発さずに、ただ留めて、19時を待った。

レイデオロ。横ノリスローの展開で「4分の3Buckpasser、4分の1Kingmambo」がきっちりと差し凌いでみせた。

スローが一番怖かった。スワーヴリチャードはHalo的に脚を使うタイプであるから四位のおっさんの後出しは最適のタクティクス。それだけに追走能力を活かしきれない展開だと伸びきれない。こんなスローではとても・・・。

もう一度書く。最もHalo爺を愛してその志を継いだのがハーツクライだ。それを踏襲したのがスワーヴリチャードだ。だから前を行く馬を捉えられない。予定調和の先に伸びる脚を持たない配合なんだ。

脚の質としてはヴィルシーナに似ている。差しに構えては勝負にならず、勝負をするなら後出しの逃げ先行。それがハーツクライであり、Haloであり、スワーヴリチャードなのだ。

ダービーの最適解を俺は導き出したはずなんだ。スワーヴリチャードと四位のコンビが勝てないダービーなんて、何がダービーなんだ。こんな競馬があってたまるか。こんなに軽やかに動いたシンボリクリスエスに凌がれるなんて、あり得ないじゃないか。

・・・エピファネイアは、ダービーを勝ち得た器だったのだろうか。ルメールならばエピファネイアをダービー馬に輝かせることが出来たのだろうか。

ダービーのためにあった星の様に輝く予想の数々は流れ落ちた。全てを飲み込んで俺はまた競馬に生きる。こんなにつらいことがあるだろうか。大失恋だ。何もかもがどうでもいい。ただ横山典弘ばかりが憎い。お前!ハーツクライの主戦だったくせになんちゅう殺し方するんだ!なんでルメールを勝たせるような真似をしたんだ!!!

ハーツクライのためにあった男たちがこぞってスワーヴリチャードをハメやがった。クソッタレ。

[fin]