砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

春天回顧 その2

今にして思うとMr. Prospector持ちの春天勝ち馬はスズカマンボだけだった。

ミスプロ持ちが来ないレースというわけではない。シュヴァルグランが母父Machiavellianであるし、16年の3着4着5着6着はMr. Procpector持ち。ラストインパクトやネオブラックダイヤもそうだ。

けれど勝つのはいつも非ミスプロである。

これはサンデーサイレンス全盛の世であるためなのか、それともまた違う理由なのか、よく分からない。サンデー×ミスプロの中距離適性がオンとなるから春天では勝ちきれない、という予測も間違いではないと思う。しかしそれならばミッキーロケットがもっと伸びても良さそうなものである。

一つの仮説を立てると、「Mr. Prospectorによってスピードを得る類の北米系スタミナによって踏破すべき条件である」。ミスプロによってスタミナを削られる類の血統で勝つのだと。

これこれを持っている血統が成功するんだぜ~というのは実に馬鹿げた血統予想であった。持たざるものを重視することで、そこからまた一歩先に踏み込めたはず。

そうしたらミッキーロケットに印を打って「ぐわー」出来たのかもしれない。

レインボーラインに本命打つのはむずいのでね。あのくらい人気した馬が伏兵騎乗の馬群縫いで撫で斬りにしてしまうってのは、アンカツさんクラスの鞍上に期待することよ。

岩田にはその期待が出来ない、とは思わないけれど。前振りなしだったから想像が至らなかった。

[fin]