京成杯AH予想の時に
「トウショウドラフタはNuber≒Sadler's Wellsで逃げられそうだけれども、かかってばかりの3歳馬をそういった形で御そうとする厩舎は少ないだろう」
ということを書こうと思ったんだ。けれども、あくまでも伝えるべきことは「逃げ馬不在の状況で押し出されるピークトラム小牧太の悲哀」。ちょっとごちゃついたから消した。
そうしたらあれでしょ。ビッグアーサー逃げ切ったじゃない?「こりゃ回顧のタイトルは決まったぜ!」とポチポチ打ったら既視感があってね、「Specialな化け物」で自分のブログで検索をかけたら「そういやビッグアーサーの主戦って藤岡康太なのね」という記事があった。15年の8月22日のものだ。
北九州記念で藤岡康太が負けるとは思ってなかった頃である。「ここでビッグアーサー買わない奴って何考えてんの?」ってくらいのスタンスで書いてたと思う。そして負けてから「ビッグアーサーって加速が緩やかすぎでしょ!」と懐疑的になった。今でも信用ならないよねぇ。
もしSpecialで逃げるんじゃないかと思いついても「いや福永だし」と思っていただろう。けれどそんなの関係無かったよな。スノードラゴンがハナを抑えようかとしたら火を噴いて差し返したもの。G1スプリンターがあんなことになったら騎手は無力だ。
終い1Fのビッグアーサーなんてもうステイヤーかと思うくらいテッテコテッテコ走ってたよな。実に靭やかなテッテコ走りで関心したものねぇ・・・。あの靭やかさでスプリンターズをどう走るんだろうねぇ・・・。
京成杯AHは会心の予想だったよね。ダノンプラチナはG1を制した靭やかさだけあって登坂ではちょっと止まってしまったな。そうね、東京や阪神外の切れに専念した配合なのだからこんなもんだろうね。ロードクエストはやっぱり転がり込めるタイプの差し馬だ。サラサラと中山の4角をまくれるんのだから。
クエストは京都でも阪神でも新潟でも東京でも中山でも・・・まぁ大体どこでも脚を使える馬だろう。なんだったら道悪でもいい。けれど馬のレベルとしてはG3やG2止まりであって、東京なら東京で上手はいるし、中山なら中山で上手がいる、そんな相手関係に悩まされるんじゃないかねぇ。
5年早く産まれていればチャンスはあったと思う。安田記念でもマイルCSでもワンチャンあった。
カフェブリリアントは上位3頭の中で最も窮屈な競馬をした。配合通りに小回りは鬼であった。
松岡は・・・後の先ではなく先の先を取りに行って沈没したな。その馬結構小回りで切れるタイプだからもうちょっと溜めて欲しかったな。
ペイシャフェリス大野とワキノブレイブ津村の先行にはビビったけれどペースは太っつぁん主導だな。千四組で先行したら中山の常道へ戻れないじゃん。ツムツムと大野はそこら辺わかってると思ってたんだけどなぁ~(上から目線)
※中山の常道~後半にスパートをかけてまくりかかるストライド差し。新潟千四は東京千四に次いで直線の長いレースであり、朱鷺S組なら差しに構えた方が競馬はしやすいはず。13年にはサクラゴスペルが安田記念5着から朱鷺Sへ挑み、直線の短さが災いして2着に敗れた。その後はオーシャンSをまくってしまったり、京王杯をぶっ差したり、伝説のスプリンターズ2015で2着になったりした。なお、サクラゴスペルは現役競走馬である。
西では福永がセントウルSを勝ち、東では池添が京成杯AHを勝った。今年の短距離戦線はどこか・・・ロケットマンでも封殺しかねない怪しい臭いが立ち込めている。G1での人気殺しが流行りそうっ!
[fin]