砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スプリントからの刺客 マイルCS予想決定版

2枠3番スノードラゴン 大野拓弥  父アドマイヤコジーン朝日杯FS安田記念を勝ち、ショウナンカンプの超前傾ラップを追い続けて最後方から追い込んできたスティンガーを封じて高松宮記念の2着を守り、新潟スプリンターズでは春の王者ショウナンカンプと新星ビリーヴと叩きあって2着を得た名馬。スピードの担保は父Cozzeneから、晩成型の上昇カーブは母父ノーザンテーストから得た。  母父タヤスツヨシフジキセキやジェニュインと同期の初代サンデーサイレンス産駒で、ライバルたちを退けて父にとって初めてのダービー馬となった。近親にはDr. FargerやUnbridledがある名血。  本馬の配合はロイヤルサッシュ≒ミセスマカディーとCaroクロスを幹とした相似配合。それならば父のように距離に融通が効いてもいいはずで、またトライバルチーフロイヤルサッシュを通じたPrincely Giftクロスはゴールドシップと同じものだから父より平坦を得意とする。新潟スプリンターズで栄冠を手にした様にマイルCSの勝ち切りまで計算したい。 スプリント世界からの刺客ストレイトガールVMを2連覇したように、サンデー持ちのスプリンターは加齢によってマイルもこなすようになる。ストレイトガールスノードラゴンもピュアスプリンターではなくて、あくまでも千四馬だろう。そこから振れてスプリントとマイルを行き来するならば、それはズブさで説明がつく範囲だ。 スノードラゴン サトノルパン クラレント サトノアラジンが人気だがディープ嵐猫に京都外マイルを託すのも俺の配合論に適わない。この配合は中距離でこそ光るものであって、それはもう格が違うのだと言わんばかりの勝ち方をするものだ。ディープ産駒の全姉弟(兄妹)が共にG1ウィナーというのも違うと思う。 イスラボニータはロスのない競馬でしかG1では信頼できない。昨年は内を捌いて着を拾ったものの、今年は内がごちゃつきそうであるから道中のロスは避けられないだろう。 ミッキーアイルをマイルで買うとすればそれは来年の話であって、気性や体質がズブくなった頃を見計らいたい。 クラレントを買うくらいならヤングマンパワーを買うべきなのだが、この枠でテン乗りバルザローナだと外の先行勢に飲まれる可能性が高い。ナスペリオンが馬群に飲まれたら何も出来ないから、ここは適材適所の岩田クラレントを狙いたい。 サトノルパンはミルコなら前へ出してくるはずであり、ここは前目のエリモピクシー兄弟狙い撃ち作戦。揃って残る展開ならばスノードラゴンはらくらく抜け出しているはず。 [fin]