砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

マイルCSの予想を終えて

今回はちょっと尻込みするくらいの大穴予想になって、これが当たったとしたら1000万くらいになるだろう。夢が広がるでごわす。

こんだけの大穴に踏み入れられたのはやはり王者の不在が原因で、また王者に楯突いたヴァンセンヌロゴタイプなどの馬が不在であることも大きい。人気馬はみな別の条件でベストパフォーマンスを叩き出した様な馬ばかりであって、京都マイルという複雑な条件においてはそれが通用するかどうかが怪しい・・・というのが予想の根っこになってしまった。

あとはもう意地になって人気どころを蹴り飛ばした感が強い。「俺の配合論に適わぬやつは許さん!」と言わんばかりで、だから選ばれた3頭はそれだけ良い配合をしていると思っているわけだね。

一番自信があるのはやはり本命のスノードラゴンストレイトガールにはもうたくさんの財産をもらったし、その一端としてこの本命が叶えばいいなと思う。2着3着は単純に馬と騎手の兼ね合いが良好で、比較的京都外にハマりやすそうだなぁと思ったらエリモピクシー祭りになってしまっただけ。特に思い入れもない。

ヤングマンパワーが一番思い入れが強くて、最もApelle論の正解に近い逸材だと考えているだけにもったいない気もしている。でも4Fの流れならばクラレントに軍配が上がるという考えに間違いはないと思うし、Riverman牡馬を京都マイルで買うのは違うだろう。

この馬がナスペリオンに徹しきれないのはTom FoolDanzigRibotの影響とは別にRivermanという異物があるからで、3F瞬発となった富士Sでもイスラボニータに切れ負けしなかったのはこれが原因。新潟や東京なら好走出来るが京都での切れ味勝負ともなると難しいかと。

ダノンシャークの大駆けを期待したくもあった。サトノルパンよりずっと高い評価をしているのだけれども、やはり松山をここで信頼する気にはなれない。ディープのナスキロ切れを扱うのはめちゃくちゃ難しくて、それはもう好位~中団に潜り続けて十数年というレベルのジョッキーでなければならない。特に京都外マイルなんて条件なら難しさ万倍という話で、ディープの一流に乗り続けた福永だとか百戦錬磨の岩田とか世界中で修練を積んだルメールみたいな人じゃないと駄目。武豊やミルコでもなんだかなぁ~ってなるんだから、そりゃ松山じゃダメダメ。エビショーはオッケー。横ノリもオッケー。

でも松山はミッキーアイルに乗っていたら予想の根底を覆したくらいの男だからね。ダメダメというのはあくまでも中団競馬の話。その時は逃げ切りの夢を抱いて海に沈む可能性もあったくらいで、ミッキーアイルが浜中に戻ったのは鞍上弱化だと思っている。これ逆だったらめちゃくちゃおもしろいレースになってたからね!

ハイペースを刻むミッキーアイル、それを見ながら内にじっくりう構えるダノンシャーク、4角でフワッと内をついて一気のナスキロ差し!来た!ダノンシャークだ!外からフィエロが追う!その外から更にサンライズメジャー!しかし先頭はミッキーアイルダノンシャーク迫る!サトノアラジン今3着の一戦!先頭はミッキーアイル!今ゴールイン!2着はダノンシャーク凌いだか!

そんなレースが松山と浜中の鞍上交換であり得たと思うの。

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