POG5世代目で指名馬のダービー制覇が叶うのか・・・とワクワクもしていたのですが、不安もありました。
しかしオークスは正々堂々のガチンコ勝負でしたから。「オークスでこれなら大丈夫、正々堂々の勝負ならソールオリエンスから曲げることは出来ないな」という本命でした。
それでも不安は不安だったので、タスティエーラをすごく持ち上げておきました。大成功でしたね。
非根幹距離的スタミナ&スピードを重ねがけしたサトノクラウン産駒で、この一貫した取り組みは万人に褒められるべきです。G1を勝って欲しいですね。
2023年東京優駿予想 - 砂時計のくびれた場所
ソールオリエンスは気性が許すなら千六から三千二までこなせる馬ですから、まぁ、超ウルトラスーパー結果論を言いますと、2番手の広い空間を使えたら楽勝だったでしょうね。
落馬を含むファクターが絡み合った結果ですから、しょうがないことです。エフフォーリアほど悔しいレースじゃないでしょう。パーフェクトウィンの一歩手前ですっ転んだ騎乗はねぇ・・・。
入線直後は「クラフティワイフからダービー馬が出た!めでたい!歌って踊れ!」とテンション上がりまくりだったんですが、スキルヴィングが。
「君は本当にダービーで印を打てる馬なのか?」「実はそんなことないんじゃないの?」とひたすらに陰湿な目を向けて血統表を掘るわけです。
その疑いが払拭されると「いや、俺は君のことを信じていたよ。」「君の未来に栄光あれ!乾杯!」と印を打つわけです。
でも、彼には未来も栄光もなかったんですよね。
競争馬が亡くなると、競馬ファンというなかなか身勝手な位置を自覚してしまってしんどくなります。そう思うのもまた傲慢な話ですし、割と競馬ファンは八方塞がり。目を背けるのも無責任であるし、何かの解決を図ることも出来ない。
スキルヴィングが亡くなってしまったのに、競馬ファンが生きている意味はなんなのだろう。生と死に、大した意味はないのかもしれない。
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