リスト作成におけるプロセスは以下の通り。
- POG本でフォトを見る
- 気に入った馬をリストアップ
- 血統表を見て感想文を書く
POG本からの情報はフォトのみ。相馬観を養っていない血統マニアが好みとする馬体を選別し、血統についての感想文を書いただけですから、有料情報を使った記事ではないと思いたいところ。また、ほとんどの馬はnetkeibaなどで同じ画像を見られます。
リストに関しての注意事項は
- 敬称を略させてもらっています
- 一部略称を含みます
- リストの順番は母の馬名で五十音順に並び替えています
- 青色の馬名は牡馬、赤色の馬名は牝馬です
- 欄の空白は登録待ちです
- 感想文は根拠のないタイプの感想文です
- 社台グループと非社台グループで枠を別としています
まとめ
1万字を超えましたので、総括はここで。
ランズエッジを3頭も見ることになるとは思いませんでした。レガレイラ・ステレンボッシュ・ボスコヴェローチェの3頭ですね。レイデオロ×ディープ=ブラックでもウインドインハーヘアはお腹いっぱいなのに、おかわりもあるという。
私の馬を観る力も少しは養われたのかもしれません。いい馬を見つけられるかはともかく、同系統の何かを感じられる程度には。それでも、まだまだビギナーズラックを引けるレベルでしょう。ビギナーを脱出したいのは血統だけです。
今年は有り余る時間がありましたからのんびりとリスト作りを進められました。4分の1くらいはウインドインハーヘアの血統表を見ていましたし、8分の1くらいはメモリアルライフの血統表を見ていました。そのくらいにNHKマイルCの◎シャンパンカラーは会心でしたし、メモリアルライフは本当に良い配合なんですよね。ああいうのをPOGで狙うべきでしょう。お手本にすべきです。
社台枠
ラファミリア
性別 牡
父 レイデオロ
母 アイムユアーズ
生産 ノーザンファーム
馬主 藤田晋
厩舎 矢作芳人
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105348/
バロクサイドの一族だがエアグルーヴの枝とは異なりPrince Bioの絡みを重要視しない。私のバロクサイド観とはいささか解釈違いの趣があり、配合面でも凝縮に頼る部分が多く褒めづらい。シャンパンカラーの母メモリアルライフも凝縮の配合であるが、バルドウィナというド級の異系を持つからこその秀逸で、本馬の場合はバルドウィナの位置をセシルカットに頼むこととなる。ダイナカールの娘がバルドウィナに劣るとは言わないが、異系として働いているとは言えない。
アルーリングタイム
性別 メス
父 リアルインパクト
母 アルーリングライフ
生産 白老ファーム
馬主 G1レーシング
厩舎 中舘英二
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104829/
緊張と緩和で全部解決する配合。主要血脈に関しては好形というべきであるが、父母トキオリアリティーと比べてみると物足りない。母アルーリングライフの繁殖実績をブラフとしない配合ではあるものの、ホームランを出せる配合とは思えない。安定感を担保するには足りる。
ガルバナム
性別 牡
父 ハービンジャー
母 アロマドゥルセ
生産 ノーザンファーム
馬主 キャロットファーム
厩舎 渡辺薫彦
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105385/
こうしたクラシックディスタンスを累代した配合もPOG期間に走らないではないが、典型的な成功パターンでは母・母母・母母父・母母母のいずれかが短距離に適性を示している。スタミナ源を相似的に重ねているのでマイラーとして晩成した方が大物感がある。グランアレグリアやモーリスと同じ道を辿った方が高めだろう。
ベトルス
性別 牡
父 ハーツクライ
母 エスキモーキセス
生産 社台ファーム
馬主 社台レースホース
厩舎 友道康夫
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104976/
中長距離本格派の配合に疑いなし。母は「4分の3Mr. Prospector・4分の1Caro」のA.P. Indy直系で、強烈なインブリードを持たない。ダービーを目標に据えるには淡白さは否めず、良くも悪くもBernardiniを薄く伸ばした様な配合。インブリードを重ねりゃいいという話でもないにせよ、クラシックはそこの巧みさありき。
オールナット
性別 牡
父 サトノダイヤモンド
母 キューティゴールド
生産 白老ファーム
馬主 シルクレーシング
厩舎 高野友和
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104846/
ショウナンパンドラの4分の3弟。母の仔は故障しがちだが勝ち上がり率は優秀。勝ち上がりと故障の因果関係が疑われるので、楽な仕上げで勝ち上がるだけの素質が要求される。ここをクリアしたとしても態勢が整うまで2勝目はお預けとなるから、POGにおいてはクラシックへの挑戦権を得られたら成功という部類。ジャパンカップを勝ち切るだけの素質があっても3歳春には間に合わない血統だ。
ミナデオロ
性別 牡
父 レイデオロ
母 ゴールデンドックエー
生産 白老ファーム
馬主 サンデーレーシング
厩舎 藤原英昭
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104854/
父レイデオロはNorthern Dancer5・5・7×6という塩梅なので、ガツンとNureyevを1本差し込むのは形として有効。レイデオロにこうした表現を掴みとる剛腕や握力といったものはなさそうだし、売却されてしまった母ゴールデンドックエーもそうした活力がなさそうだ。走らないという話ではなく、夢を見るには根拠が足りない。
カニキュル
性別 メス
父 エピファネイア
母 シャルール
生産 白老ファーム
馬主 キャロットファーム
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104865/
8分の7同血の従甥にヴェローナシチーがある。基本として晩成であり、祖母グレイトフィーヴァーは中距離~中長距離の馬で、母シャルールも中距離馬。本馬の配合も良いが、全力で褒めるならば次世代だろう。
ホウオウプロサンゲ
性別 牡
父 キズナ
母 セルキス
生産 ノーザンファーム
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105623/
父母の産駒が活躍したタイミングで超高額の取引となった馬。金子オーナーの二番煎じというペーパーオーナーでも躊躇する一頭。ホウオウの冠名が眩しく輝いている。母父Monsunはどちらかと言えばハーツクライの方が走る傾向があり、ノーザンファームが社台ファームに差をつけた部分だ。父ジャスタウェイの方が配合も褒めやすいと思うが。
レッドアレグロ
性別 牡
父 ロードカナロア
母 スキャットレディビーダンシング
生産 追分ファーム
馬主 東京ホースレーシング
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104762/
相似トゥ相似の嵐猫。「Hyperion×Son-in-Law+Count Fleet」な配合でスピーディながらも鈍重柔らかく、インブリードの強さに対して奥手の表現といえる。こういった配合馬が北米へ買われたときに、どういった走りをするのかを見てみたい。
ラファールドール
性別 牡
父 ニューイヤーズデイ
母 ティックルゴールド
生産 白老ファーム
馬主 社台レースホース
厩舎 田島俊明
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104889/
2代母がティックルピンクで、それへ対してIn Realityの導入は王道のダート配合。Dixie Union≒ダイナサッシュ≒フレンチデピュティの「Northern Dancer×Nasrullah×Prince Rose」の組み合わせを重ねているが、Dixie UnionはDixieland Bandの直仔で、その母父はCapote。Alzaoやラストタイクーンと同列に語るわけにもいかない。Street Cry直系らしい突進型のパワー&スタミナの牡馬だろうから、Troyの脈絡を活かせるステイゴールド×フレンチデピュティの母は歓迎か。晩成ではないがマイラーでもない、近親と同じ様な中距離馬だろう。
コルレオニス
性別 牡
父 レイデオロ
母 ヒストリックスター
生産 ノーザンファーム
馬主 キャロットファーム
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105704/
半姉ハープスターよりも配合のイメージにまとまりがある。レイデオロがMr. Prospector3×4の柔らかさを積極的に伝えるのであればよいが、初年度産駒にその保証はない。どちらかと言えばシンボリクリスエスを伝えた方が理解しやすい種牡馬だ。
ダノンウィルヘルム
性別 牡
父 レイデオロ
母 ファイネストシティ
生産 ノーザンファーム
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105719/
4分の4Mr. ProspectorでKingmambo3×4。母父City Zipが非Princequilloだから、ここの距離的スタミナが表現されやすい配合と言える。晩成のステイヤーでも驚けないがダノンの冠名がついている以上は中距離スタミナパワーと読むべきか。血統の字面的には父の母であるラドラーダが本馬のイメージに近いかもしれない。ボリクリとレディブロンドの息子と。
ジャンドル
性別 牡
父 エピファネイア
母 フーラブライド
生産 白老ファーム
馬主 サンデーレーシング
厩舎 高木登
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104913/
ランニングフリーにメジロデュレンとタマモクロスを添えた様な狂気的発想の春天配合馬が祖母ヒカルカリーナ、春天要素を母体としてスーパーカーを狂気に染め上げたのが本馬といえる。POGに向く成長曲線であるかは分からないが、POGに適切なスピードを供給する血統を近くに抱えてはいない。
フェンダー
性別 牡
父 モーリス
母 プリンセスロック
生産 ノーザンファーム
馬主 シルクレーシング
厩舎 斎藤崇史
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105753/
種牡馬モーリスはドゥラメンテやキングカメハメハに近い、「母が好配合ならそれでいいや」の傾向がある。名繁殖や名牝の類と順当に結果を出していて、配合の妙というべき部分でそれらを上回ることもない。Damascusを抱えることや、サンデーのインブリードをLyphard表現でまとめるといったことはあるにせよ、基本は好配合の繁殖牝馬ありきだ。それらにしてもPOG期間は低調である。
ステレンボッシュ
性別 メス
父 エピファネイア
母 ブルークランズ
生産 ノーザンファーム
馬主 吉田勝己
厩舎 国枝栄
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105743/
大枠で「母母が非Nasrullahのエピカメサンデー」と言えるからデアリングタクトに近い形。母母がランズエッジであるからエピファネイア×ルーラーシップによるNijinskyインブリードの継続は好材料だろう。3勝した母との父母相似配合でもあるから配合への信頼度は高い。夢は見られる配合だろう。
ラケダイモーン
性別 牡
父 レイデオロ
母 ラルケット
生産 ノーザンファーム
馬主 金子真人HD
厩舎 須貝尚介
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105845/
2代母アズサユミが非Prince Rose・非Native Dancer・非Pompey=Laughing Queenの異次元的異系配合で、更にファルブラヴを受け入れて好繁殖の地位を確立したのが母ラルケット。キンカメ系との配合は緊張と緩和のリズムが自然と決まりやすいから、長打を含む打率10割という破格の実績も不思議はない。ロードカナロアよりも伝えるスピードの質は重いだろうから、兄や姉ほどマイルに寄らないだろう。千八馬としての底力は十分だが、ダービーを制するにはスピードの下支えが弱いと考える。
ボスコヴェローチェ
性別 牡
父 ブリックスアンドモルタル
母 ランズエッジ
生産 ノーザンファーム
馬主 大野照旺
厩舎 武幸四郎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105847/
4分の3非Nasrullahという異質さでマイブームとなったヴァルコスの半弟。本馬は「4分の1Court Martial4×5かつ非Blue Larksper・4分の3Blue Larkspurかつ非Fair Trial」というウインドインハーヘアを4分の1異系として扱った配合となる。一方でノヴェリスト×サンデーサイレンス×ダンシングキイのニックスで優秀を示した母でもあり、字面通りに産駒を出せるかどうかは不安。ブリックスアンドモルタルのStorm Bird3×3の遺伝が試される一頭といえる。
ミスタージーティー
性別 牡
父 ドゥラメンテ
母 リッスン
生産 ノーザンファーム
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105856/
この父と母の仔であればロマンを語るに足りる。Mr. Prospector直系としての意味合いが強い配合なので、POG期間で稼ぐには苦労するかもしれない。切れる脚がないので2200mが得意そうだが、古馬となってその距離を上手く走るかもしれない。リッスンというよりサトノクラウンにイメージは近い。
マテンロウゴールド
性別 牡
父 レイデオロ
母 ルールブリタニア
生産 ノーザンファーム
馬主 寺田千代乃
厩舎 中内田充
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105874/
母ルールブリタニアの全妹であるミッキークイーンはオークス馬。Gazeliaによる強力な遺伝によりオークスへ間に合わせられたという血統で、その加護も今は遠い。新たなド緊張を受け入れる時期と言われればその通りであり、ウインドインハーヘア4×3は絶妙の塩梅と言える。POGで指名をするのであればGazeliaの緊張を弄るパターン、あるいは異系的スピードを導入するパターンか。
レガレイラ
性別 メス
父 スワーヴリチャード
母 ロカ
生産 ノーザンファーム
馬主 サンデーレーシング
厩舎 木村哲也
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105898/
母ロカが緩い父母相似配合、本馬はそこからの緊張と緩和でHis Majesty=Graustark5×6を取り込む形。8分の1Unbridled's Songとして納得のいく配合であるし、ランズエッジの枝としてもNijinskyの継続は歓迎だろう。重厚に重厚を重ねてきた枝であるから、二冠馬ドゥラメンテを父とした兄よりも晩成したスワーヴチャードを父とする本馬の方がそれらしい配合と言える。全体的に異系的取り組みと言えるから、配合の着地点は見えづらい。
リンドバーグ
性別 牡
父 ドゥラメンテ
母 ロベルタ
生産 ノーザンファーム
馬主 近藤英子
厩舎 寺島良
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105906/
やらんとしていることはレイデオロに近いが、基本としては「現役時代に3勝したヴィクトリー全妹への父母相似配合」だろう。走るとすればステイヤー気味の表現となるはずなので、ダービールールのPOGでは微妙。デスペラード感がある。
非社台枠
イモータルバード
性別 牡
父 レイデオロ
母 アスカビレン
生産 桑田牧場
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021100674/
母母スウェプトレジーナに短距離実績があるレイデオロ×ブラックタイドの中距離×中距離。ウインドインハーヘア4×3にして、Burghclere≒Height of Fashion5×4・5。見事な配合で、クラシックに乗っても全く遜色がない。表現はともかくとして、配合ばかりを見ればレイデオロ産駒でトップクラス。足りても不思議はない。
アメイジングライトの21
性別 牡
父 ドゥラメンテ
母 アメイジングライト
生産 宮内牧場
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103295/
母アメイジングライトはパワフル・Danzigのガチンコ配合。Almahmoud的な靭やかさで煮込んだタイプのDanzigではないから、ワンペースな走りを伝えるだろう。ここへドゥラメンテが配されて本馬。パワーとスピードが担保されたドゥラメンテであるにしても、その奥は無保証。Allegrettaにそこを頼るならマイル専念ベターだろう。
サトノラクローヌ
性別 牡
父 サトノクラウン
母 ウェントワース
生産 上水牧場
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104670/
Mr. Prospector≒Bold Native5・6×5・5・4で、Marjuによる4分の1非Mr. Prospectorの形。2代母はForest Wildcat×Mr. Prospectorの短距離×短距離、本馬はサトノクラウン×ストリートセンスで中長距離×中距離、まずまずベター。緩慢さをAlibhaiパワーで解決するタイプの突進力が魅力の配合だが、Mr. Prospectorの本数が多め。「4分の1Mr. Prospector3×4・4分の3非Mr. Prospector」が一等きれいな形だと思っているから、こういった配合はあまり重く見ない。
ホウオウラムセス
性別 牡
父 エピファネイア
母 オメガフレグランス
生産 岡田スタッド
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103487/
シーザリオ≒ゴールドアリュール2×2にして、キャンペンガール≒キロフプリミエール≒ニキーヤ≒セイリングビューティ4・3×3・3。芝を走っても不思議はないが、その場合はMill ReefやRivermanなどを抱えてまとめた方が大物感がある。ただエピファネイアは種牡馬としても気まぐれで、配合の良し悪しというよりかは素質を受け継いだかどうかに重きが置かれる。この価格ならそうなのだろう。
アスロス
性別 牡
父 レイデオロ
母 ステラリード
生産 木村秀則
馬主 広尾レース
厩舎 矢作芳人
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103683/
息子は絶対に短距離を走らせる執念の遺伝が母ステラリード。レイデオロ×スペは血統構成からして相性が良さそうなシンプルな形だが、母がいささか不穏であるので配合イメージ通りに出るとは限らない。こうした気性による早熟は柔らか晩成へ持ち込んだ方が大物が出やすいので、お肉の固そうなレイデオロは微妙。兄や姉の成功パターンを踏襲した方がPOGでは指名がしやすい。
メイショウフウドウ
性別 牡
父 シニスターミニスター
母 テンザンオトヒメ
生産 藤原牧場
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104445/
シンプルなシニスターミニスター×フジキセキの配合。シンプルというよりかは淡白。表現がどこへかっ飛んでいくか不明瞭なので実馬の良し悪しに賭ける部分が大きい。配合面で強く推せる部分が少ないので、血統マニアとしては難しさが勝つ。
ナイトスラッガー
性別 牡
父 ルーラーシップ
母 トーホウアマポーラ
生産 竹島幸治
馬主 東豊物産
厩舎 高橋亮
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021101603/
配合については特になし。ルーラーシップを経由したエアグルーヴはややこしいところがあるから、トーホウガイアの資産で食っていける現状においては微妙だとは思う。エアグル×Unbridled's Songの組み合わせを成功させたとて、その手間に見合う報酬があるのかは疑問だ。競争馬というよりかは、後継繁殖を目的とした配合というべき。
ソウルアンドジャズ
性別 牡
父 ブリックスアンドモルタル
母 ナスノシベリウス
生産 ハシモトファーム
馬主 グリーンファーム
厩舎 武井亮
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106694/
3代母Happy Tuneがストームソングの4分の3妹。一族の出世頭はGalileo×Gone WestのステイヤーであるOrder of St George。NasrullahとCount FleetとPrincequilloの凝縮だけで一流を出す一族とも言えるから、本馬はその系譜に相応しい配合だ。ハーツによりそれを緩和して成功している母でもあるから一概には言えないが、クラシックを戦うならこちらが優位では。
ソルレース
性別 牝
父 アドマイヤムーン
母 ニードルクラフト
生産 ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021101677/
まともに競争馬となれた兄や姉の方が少ない中、一家からチャンピオンスプリンターのファインニードルが出ている。素質を示すならば阪神JFや桜花賞で稼ぐ手はあるが、良くも悪くもピュアスプリンターの配合。スピードの質一つで稼ぐことが出来る2歳時に低調であれば成長を待つしか手がなくなる。
オンザプラネット
性別 牡
父 エピファネイア
母 ニューウェーブ
生産 千代田牧場
馬主 久保田定
厩舎 佐々木晶
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104132/
どちらかと言えば半兄の父モーリスが配合で優位。更に言えばブリックスアンドモルタルの産駒も見てみたい。これもこれで一つであるにしても、エピハーツの差し加減では本格化は遅れるだろうし、Woodmanであれば遅れるべきだろう。
シノノメ
性別 メス
父 サンダースノー
母 ハウリング
生産 ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021101679/
シングスピール過激派による配合。ハードスパンによるシングスピールの表現は不思議の一言で、血統表に限れば成立するかもしれない。積み重ねた機動力≒パワーを外回り的靭やかさの支えとする形で、芝の1800mを走ってもいいだろう。Round Tableがいささかうるさいので、差すなら外側から。基本は逃げ先行ベターか。
フサイチリニモの21
性別 牡
父 エピファネイア
母 フサイチリニモ
生産 岡田スタッド
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103534/
4分の1非Nasrullahのエピファネイア産駒。この4分の1が名繁殖トキオリアリティーであるから、突貫気味にクラシックへ進むタイプでもない。アペルトゥーラという成功例があるにせよ、よくこの成績の繁殖にエピファネイアをつけたものだと思う。良い悪いの判断をするには難しさがあるものの、相当走っても不思議はない配合。どちらかといえば牝馬に出た方が後々の楽しみがあったかもしれない。
ブロンズテーラーの21
性別 牡
父 モーリス
母 ブロンズテーラー
生産 岡田スタッド
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021103537/
Hyperionの凝縮が決まった3代母キョウエイヨシノからフジキセキでやや薄め、ロージズインメイでがっつり薄めたのが母ブロンズテーラー。そこにモーリスが配されてサンデーサイレンス4×4とLyphard5×5。Almahmoud血脈がHyperionを引き連れて登場という風情であり、緩和からの緊張が図られている。強力なニアリークロスも認められず、緊張と緩和による表現が強い。こういった配合は晩成が基本となるし、父がモーリスということも拍車をかける。完成は古馬以降だろう。
レディマキシマ
性別 メス
父 キタサンブラック
母 マイネヴォヤージ
生産 ビッグレッドファーム
馬主 サラブレッドクラブ・ラフィアン
厩舎 中野英治
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106812/
緊張と緩和をソフトにしたソールオリエンス配合。4分の2マルセリーナとも言える。キタサンブラックの牝馬がPOGで一線級を走るには、Dulce絡みのインブリードで1役、Specialの導入で1役、サンデーサイレンスのインブリードで1役、ヌレサドニアリーで1役、しめて満貫です、というコナコーストのパターンが持論。ダート馬と見れば印象はかなり変わるが。
マウリノ
性別 牡
父 レイデオロ
母 マウレア
生産 下河辺牧場
馬主 落合幸弘
厩舎 手塚貴久
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021101440/
ウインドインハーヘア4×3のレイデオロ×ディープ。Affection牝系のキンカメサンデー配合とも言えるから、トゥザワールド=トゥザグローリーやアカイトリノムスメ、ウシュバテソーロとも似ている。4分の3同血の従兄であるドルチェモアは父がルーラーシップであるだけ前受け志望だが、本馬は父レイデオロであるからやや差し加減でもOK。従兄より競馬のしやすい質であると思うが、前受けを徹底したからこそ従兄はG1を勝てたとも言える。レイデオロ×ディープで一流の差しを打てるかどうか。
アレナパラシオ
性別 牡
父 シニスターミニスター
母 ルスナイプリンセス
生産 高昭牧場
馬主 ノルマンディーサラブレッドレーシング
厩舎 四位洋文
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021100752/
シニスターミニスターらしく凝り固まった配合。姉がマンカフェ肌として成功したのだからシニスターミニスター、という呼吸でもある。スタミナゴリ押しの突進で強い配合なので、4つ角の1800mでどれだけ稼げるかどうか。ファスリエフはダート中距離路線においては秀逸なスピード源と言えるから前受けも視野に入る。晩成ではないがPOG期間でバリバリ稼ぐ早熟でもない。
チャージドアップ
性別 メス
父 キズナ
母 ルネイション
生産 ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021101702/
Pivotalを尻に敷いたキズナ×アドマイヤムーン。成長曲線はそこそこPOGに向きそうだが、マイル戦を争えるだけのスピードはない。ダーレーらしいMr. Prospectorの妙味が光る配合で、2000mをこなせるならば面白そうだ。
ケアラウレア
性別 メス
父 Quality Road
母 Hard Not to Like
生産 Dattt Farm LLC
馬主
厩舎
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110073/
母は北米を走った芝の中距離馬でハードスパンの肌。中距離馬の父母による相似配合で距離適性は千四か千八、目立つ脈絡は持っていないものの大枠では好形。北米配合だがTom FoolやBold Rulerがあまり主張しない珍しさで、Touch of Greatness≒ストロベリーロード≒Tectical Cat3・3×3の印象が強い。
[fin]