そりゃ蟻でもなければ梨でもない。馬です。
実は56kgを背負ったレースは安田記念だけだったりするのだ。
2番手でバテずに脚を使って8着。1分32秒0で走っているから斤量に問題はないだろうが。
何が問題かって距離よ。距離不安。
ヴィクトリアマイルを勝ってるしオークスで2着だしで問題はない。
しかしメイショウマンボがその類の距離で無双したのが今年の3歳牝馬。
「走れる」程度の適性では歯が立たない可能性も・・・?
鞍上にも不安がある。岩田康誠騎手。逃げ馬には怖い騎手だがその分差し馬の台頭を許す傾向が。
メンツ的にも3番手は確実だろう。2番手・・・あるいはアタマ、そこまで考えさせられる。
すぐ外にエディンがいるのだ。エディンに抵抗していけばスタートの鈍いセキショウは番手に控えざるを得ない。
つまりスローに落ちる場合は序盤のハイペースがマスト。
セキショウを封じるのは序盤のハイペースだ。
ヴィルシーナが先頭に立てば・・・差し馬はどうにも出来ないだろう。
京都大賞典ではニューダイナスティの果敢な攻めが功を奏したが、それをセキショウがやるかどうか。
(和田竜二騎手の英断だったと俺は思います。二の足の良い馬じゃないからロングスパートしかない。良し悪し。)
どうだろう?
エリ女の宿命「逃げ馬の大波乱」をヴィルシーナがやっちゃうパターン。
二の足争いに持っていくのならばセキショウやエディンもさほど抵抗はないと思う。
先行馬の思惑が一致する面白いメンバーじゃないかね?
しかしそんな簡単な話でもないな。(シンプルイズベスト、ということもあるが)
それでも台頭出来る差し馬が今回は多すぎる。前残りでもメイショウマンボは抵抗できるだろう。
オールザットジャズも前目で競馬をしていれば台頭できる。
セキショウが逃げてしまうと前の馬が厳しくなる。
それはもうまるで菊花賞のバンデのようになるでしょうよ。
番手から抜け出すヴィルシーナ、差しに構えるメイショウマンボ。
もうガッチガッチ馬券ですわ。
しかし54kgを背負うデニムアンドルビーも相応の怖さがあるよ。
ディープ×キンカメは瞬発力の鬼だ。京都外回りでは有用の存在。
マンボは力強さがある分、55kgの斤量がプラスに働いていた様子がある。
デニムの方は力強さよりも軽さが目立つ。斤量の軽さで逆転を目指したい。
(それだけに当日の馬場が・・・雨+京都外じゃ追い込み馬は買いづらい)
(それに今回は距離延長。長くなって良くなる馬ではないんじゃ。追い込みなら融通は効くが)
血統の話をすればトーセンアルニカという本道から外れた馬がいる。
父はメイショウサムソン。父父はかの名馬オペラハウス。
母父はエルコンドルパサー。なんとも不思議な馬である。
そしてこんな血統の知識はない。解説している人はいないかしら。
なかなかいない。
ともあれ、ヴィルシーナにオールザットジャズ。京都大賞典組が面白い。
今年の札幌記念を走ってる馬は「潰れる」か「化けるか」だ。
アスカクリチャンがアルゼンチン共和国杯を1着。
好走ならばアンコイルドが秋天を4着している。
京都大賞典もヴィルシーナに続いての9着ならば決して悪くはないだろう。
(でもヒットザターゲットがくるならオールザットジャズでも良くね?)
プラス、プラス、プラス思考でいけば面白い。
外人、と一括りにしてしまうととても悪いが。(めっちゃ悪いことだが)
とりあえずCデムが乗ったときは覚醒した走りを見せてくれている。
今回も乗り替わりで外国人騎手。結構面白い材料は揃ってるんじゃないか?
乗り替わりが悪い結果に繋がる馬でもないしここは軸にしてみたい。
ヴィルシーナの逃げを想定した馬券も1つ2つ勝ってみるか。
[fin]