砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

持続戦になるから 神戸新聞杯予想

ニジンスキー問題は少し置いておこう。腐らない程度に。


競馬ラボの11年~14年に集計されたデータによるとステイゴールド単勝複勝ともに回収値が100%超えというベタ買いでプラスになる脅威のデータで、ハーツクライ複勝の方だけプラス。しかし連対率29.3%、複勝率46.3%とステイゴールドの15.4%、28.2%を大幅に超えている

スタミナ色が強いというか底力があるというか、少しズブくて他のコースでは反応しきれないタイプが好走するレースだ。3歳限定ともなるとそれは顕著な形となって現れる。

正直なところリアルスティールはそういう馬ではない。まずディープ産駒が活躍するレースではないし、Kingmambo持ちも過去に絡んだのはローズキングダムエイシンフラッシュ、そしてキングカメハメハだけだ。ダービー馬と後のJC勝ち馬だけ・・・。

またローキンとエイフラの年はスローであった。スローというのも違うんだが・・・後傾ペースとして綺麗にまとまったレースなのよな。藤岡祐介や浜中俊が綺麗なラップを作って、人気馬が淀みなく差しきって叩き合った綺麗なレースなのよ。派手な見せ場はないけれど。

今年は泥臭い匂いがプンプンするからリアルスティールには向かないと思うんだな。でも赤帽子を得られたのは僥倖よね。加速が敏だから詰まってもさほどロスがない。

それにこのフォルスストレートを髣髴とさせる緩やかな3角以降のコーナーもよろしい。馬群が散らばりやすい。それだけ早い段階からスピードが乗るということでもあるんだが・・・まぁ内で構えられる分だけ得はするし。

リアルスティールがすべきレースってのはマジェスティハーツのやり方なんだよね。最後方の最内べったり追走で直線へ向くまで外への進路を取らなかった。泥臭い34秒~35秒の戦いを後ろから眺めて自分だけは33秒で突っ切る・・・それが理想。

もちろん格ってのが違うから最後方である必要はないんだが・・・。33秒で上がることを念頭に置いた競馬をすれば勝ち目はあると思うんだなぁ。日本ダービーはそういう競馬の仕方だった。

でも菊花賞前哨戦であるからな・・・。前の位置につける意識は当然あるだろうし神戸新聞杯も差す切るというより押し切るレースだ。マジェスティハーツの競馬ってつまり横ノリさんの競馬でもあるわけで、それを福永祐一暫定リーディングジョッキーに求めるのは間違ってるかも。

それなら俺はティルナノーグのほうが好きなのよ。サンデー×ミスプロ×ニジンスキー×バックパサー+Specialをここで買わずしてなんとする。ディープとしてではなくサンデーとして整っている馬だから。

ディープ×Secretariat×Rivermanを米血で固めたあたりも面白くて、これはナタの切れで走る馬だ。ここで勝ってしまってもおかしくないのだわ。良血ディープが出遅れ癖を修正してきっちり勝ち上がってきたというのにこの人気の薄さ。狙い所として悪くなかろう。

キロハナ-リアファル-ティルナノーグで買おうと考えている。

サンデーミスプロバックパサのぶれないイメージを大事にしたい・・・。

[fin]