砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

AJCC予想を始めよう

特別登録馬を見ていたら調子が出てきたので血統的な狙い目だけでも考えようと思う。


有名ドコロが揃ったイメージだが人気以外はG1どころか重賞での好走もあやしいところで、大きな穴はなさそうである。かといって高レベルな争いが見られるとも思えず・・・まぁ関東騎手で構成されるのだからおかしな流れにはなるまい。マイネル二頭に大知と松岡が乗るならなおさらよ。

先週の日曜中山最終を代表に中山2200mって差したがりが序盤にマージンを取り過ぎるきらいがある。それを逆手に取ってドスローに落としこむ達者が柴田大知であり田辺裕信であり・・・関東の若手が引っ張れば大丈夫だわな。ユキトもターコイズで上手い流れを作ったしこのメンツは安心できる。

特に大知は中山外回りの逃げが本当に上手くて・・・上手すぎて馬がついてこないこともたまにあるくらい。昨年のオールカマーマイネルミラノが失速したりね。この馬で厳しい流れを作るなら1800mが限界だろう。2000mでもスローに落としたい・・・そこら辺は巴賞の綺麗な勝ち切りと函館記念の失速ぶり、そして新潟記念のハナ差争いからも伺える。

だが・・・メダリストもディーンも逃げを打てる脚はないだろう。マイネルから行くならフロストの松岡正海だな。あたりが強い逃げをするし距離が伸びて良い馬でもないから勝ち切りまでは計算出来ないな。

藤懸のヤマニンボワラクテが逃げるなら大穴が出そうだな。だがマツミキ調教師がこの騎手に逃げを許すとも思えず、あくまでも関東騎手の流れに乗らせたいのではないかね。キンカメ×エリシオはMill Reef×Seattle SlewとNureyev≒Fairy Kingが同時に発生するから中山2200mはベストだろう。ただ母系がキョウワアリシバと同じでDanzigを上手く使った部分もあるから・・・判断が難しい。

Danzig×Fairy King×Nureyev×Nijinsky×トライマイベストというノーザンダンサー系の並びを見れば2000mと2500m気味なんだよねぇ・・・。母母ワンオブアクラインはOlympiaクロスのDanzig直仔だから中山とて外より内、まくりたい馬じゃないかな。

ところがどっこい母父エリシオはTourbillonの靭やかさを伝える種牡馬なので長短半々なんだわな。母ヤマニンカルフールは芝1200mダ1400mダ1000mで3勝した馬だが繁殖としては母父エリシオの側面を伝えがち。

するとキンカメ×エリシオのイメージそのまんまで考えてもいいのかな。京都外2200mでも実績があるようにナスキロ柔さも表現された「玉虫」のキンカメ産駒だ。となりゃ中山2200mはベストだろうな。

でもG2を勝てるほど優れた配合ではないよなぁ。母父サンデーなら本命が打てたが。

ジジイばっかりなんだよなぁ・・・。スーパームーンとかあと1歳若けりゃ本命打てたのに。AR共はゴールドアクターとメイショウカドマツに併せて叩き合ってなきゃならないレースだよ。付いて行けないどころかノブレスとミストラルに差されるのでは話にならない。重賞では買えない馬になってしまった。

だがまぁ・・・山本オーナーの馬だろ?それにしては随分と中距離馬然としすぎでディセンバーSの走りは適距離と思わせるもんだな。なんで藤沢先生はAR共でしか使わんのだ?エプソムCとか・・・あぁスピルバーグの帯同やってたのか。

うーん中京2000mなんか使って欲しいんだが滞在でしか走らせてないな。輸送に弱いのか。

すると・・・ディサイファサトノラーゼンがベターかな?ディープを2200m以上の舞台で買いたくないのだけれども、この二頭なら・・・いや2200mならサトノラーゼンが上手か。Roberto×Mr. Prospector×Nijinsky×Danzigだから中山での信頼度は高い。

ただセントライト記念の例もあるから前に余裕があると厳しいし、中山2200mスロー&ロンスパの前残りをディサイファが味方につけてしまうとジェンティルドンナだろうがオルフェーヴルだろうが捕まえることは難しくなる。もちろんサトノラーゼンが前受けする可能性はあるから意味のある例えではない。

でも中山2200mという舞台は差しが有利であることに変わりはなく、やっぱり差した方が分が良いんだわな。Sir Gaylord×ボールドラッド×Foreseerのナスキロクロスをひくラーゼンならなおさらそうだろう。

ただディサイファもそうであるけれどDanzigを名血統から継いでいるだけあって前さばきが汚いのだわ。二頭ともRoberto×Mr. Prospector×Danzigだもの。ディサイファに至っては母母がグラスワンダーの全きょうだいだもの。

こういう馬は展開や騎乗に助けてもらわなきゃ勝負にならない。外回りを内から差すとかスローを抜け出すとか、あるいは淀みない流れを押し切るとか。切れを使ったり使わせなかったりと忙しない勝ち方しか出来ないタイプだろう。

今回の場合は「好位」を取ったほうが勝つだろうな。機動力も柔らかさも切れも全てを使い切れる絶妙な位置取りを求められる。その観点からすりゃこの二頭が人気しているのは危ないんだよねぇ。決め打ちする奴らに敗れやすい。

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