砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

未来を閉ざす微妙な勝ち方 ツクバアズマオーについて

3角4角を後方からグーッとまくっていったところは一流のステイゴールド産駒らしい感じで、問題はそこから突き放せなかったところ。35秒6の上がりで勝ち時計が2分00秒6ならばまだ突き抜けても良い。

乱ペース気味であったことが勝因とするならばRed God≒Halo≒Bold Reasoningの作用に違いない。ちょっとロゴタイプっぽい勝ち味のなさがありそうであり、またロゴタイプよりも競馬が下手なので定量戦では買う機会がないだろう。

競馬の下手ぶりは母が持つBlushing Groom×リィフォー間に発生するTudor Minstrelクロスが原因。せっかくVaguely Nobleという重厚な血統があっても、これがかき消す様に働いてしまう。一流のステイゴールドには不必要な軽さが生じるのだ。

Giant's Causewayの血を持つならばもっと競馬は起用であるべきであるし、理想はやはり前のめりにジリジリと動く競馬。エイシンアポロンスズカコーズウェイもアンコイルドもG1レースではきっちりと前のめりに残した競馬で結果を出した。

逸材だと思って応援していたが、ここまでか。大阪杯で買うことは難しい。

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