砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ビッグアーサーが種牡馬入りすると聞いて

そういえばKLANがサービスを終了するそうで。シンプルかつ機能的で直感的操作の出来る良いデータベースだったと思う。血統を見るには不適切だけれども。

ビッグアーサーは中距離サンデーが全盛の現代では有用な存在だろう。同じ非サンデーの短距離馬であるロードカナロアは強すぎるライバルだが配合の方向はかぶらないはず。

とりあえず狙いたいのはサドラーのHail to Reason。サンデーが相手だから当然ここは弄られるわけだが、サドラーのHtRはサンデーでは対処しきれない。なのでポイントをちょいとずらす必要がありそう。

ロードカナロアSecretariatをよく伝える様に、ビッグアーサーも母の持つNureyev≒Sadler's Wells3×2を強く伝えるはず。しかしこれそのものを伝える様な遺伝力をニアリークロスというものは伝えず、厳密にはSpecial4×4が遺伝するだろう。

これはノーザンテーストの頑強と柔軟を引き出す要素。4×4というのは触れても触れなくとも良いサンデーサイレンスにおけるHaloみたいな要素なので、個人的には触れずに使いこなしたい。その場合はノーザンテーストをクロスするのがベターだと思う。

しかしだ。上記のHtR利用のポイントをずらす時にノーザンテーストを使える。つまりHtRの構成血脈をかすめる様なノーザンテーストニアリークロスが望まれるのだ。この場合はBold ReasonがBlue Larkspurクロスなので、Storm Birdが理想的だろう。Spy SongとBold RulerPrincequilloの絡みで嵐猫との相性も良さそうである。

そこらへんはキンカメ嵐猫のロードカナロアに通じる部分はあるかと。KingmamboっていかにHail to Reasonを使いこなすか~みたいなところがある。

あとこの場合はボリクリを使ってもいいのではないかと。NDに対する異系になる上にTom FoolHail to Reasonクロスを4分の1で抱えられるのは大きい。Bold Rulerのお伴にTom Fool。大事。

ただレイデオロの様な形となることはないので、おとなしく「4分の3HtR、4分の1サクラバクシンオー」かな。バクシンオーがHtRの異系として働くかどうか怪しいが・・・少なからずHtRの作用があってビッグアーサーが走ったのだから、全くの無意味ではないかと。また5代内であれこれすることもないので、これを土台としてそれぞれが何を表現するのかって話となる。

ある程度の共通項を持たせつつ、HtRの持つニックスをサクラバクシンオーを重ね合わせたいところである。理想を言えばやはりPretty Pollyを弄りたいところであるが・・・はて、HtRとPretty Pollyが密接に関わった血統はあっただろうか。

暗礁に乗り上げたところで

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