砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

AJCC回顧

キセキもそりゃ良い配合だが、ダンビュライトに◯を打った菊花賞は間違いではなかったかなぁと。

下っても外回りでも味のない馬でああるが、こんなペースになると流石にハマる。中山二千二でこんなペースになるのも珍しいが、レースを動かしたのが当のダンビュライトなのだからこりゃ強い。

Ribotを表現することに秀でたキャサリーンパーはクリソライトアロンダイトといった砂の王者を輩出したが、マリアライトリアファル、ブラックスピネル、ラブラドライトなどの芝組も強い。

Rivermanの割に牡馬も走るのはRibot×Princequilloの表現が強いのだろう。Kingmamboとの組み合わせでそれを強調し、ブラックスピネルの場合はPrince Bioに傾く。責め方が一貫している。

しっかしルーラーシップへ対してRibot攻めを初っ端からやってのけたのはすごい。四肢緩々だけどパワー抜群のルーラーシップだから、胴長で四肢ゴリゴリのRibot繁殖を持ってくるのは当然と言えば当然?これ以上緩々するという案はないだろうし。

キセキもダンビュライトも「Ribot×Prince John」なのだよねぇ・・・。Halo的なところも弄ってびみょ~に下れるのが強みだ。

ルーラーシップが「Nasrullah×Hyperion」の柔さを伝えることを想定していたのかな。またノーザンファームRivermanはHaloへの紐付けを意識してるものが多く、トニービンをそれへ絡めるという理屈はちょいと考えたことがない。

すでにスワーヴリチャードとダンビュライトという例がある。トニービンというのも実に掘り下げ甲斐のある血統だ。

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