砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

感涙の春に終わりを告げて

福永がダービーを勝ったぞ、と思いきや・・・ここで和田竜二。花の12期生が満開。

01年にテイエムオペラオー春天を制してからはG1に縁はなかった。しかしここで伏兵ミッキーロケットによる勝利とは、とんでもない大波乱。

ノーブルマーズが内ラチ頼ってから抜け出しかかって、そこから更に後方から突っつかれて・・・という目黒記念と同じ展開。おぉ、これはノーブルマーズが差せるのかぁ!と思いきや、前のミッキーロケットがもう一回伸びて、外からワーザーがグワーンッと伸びて、もうびっくり仰天。

本命のキセキは・・・後方ままでインに突っ込んだ4角を見届けたらノーチェック。フラグって大事だねぇ。そうだよね。サイモンラムセスがこれほどよどみなく逃げたら前に進出する機会はないよねぇ。

けれど2番人気のG1でこんな無気力騎乗をされるとは思わなかったよ。ミルコがヤラズヒーラーするとは思わなんだよ。貴様も随分と日本競馬に染まってきたじゃないか。G1となればかかることも恐れずに前受けを敢行してファンを仰天させてきたミルコが、なんという有様。

ハイペースにおいてはGreen Dancer最強という!という図でもあったろうか。しかしCaerleonというスタミナを持つミッキーロケットが一層上手ではあった。カレンミロティックも母母父Caerleonで、これも宝塚記念好走の実績あり。

和田竜二の勝利に涙を誘われたけれど、同時に「Pivotalというのはこういう血統だったのか」という収穫もあった。サンデー持ちだったら俺の読みに間違いはなかったと思う。けれど母父Pivotalというのは、なーんかあるんだね。

ファンディーナで分かった気になっていたけれど、ちょっと情けない予想だったよなぁ。


[fin]