砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

マイルCS回顧

「Robertoの分際でよく伸びた」

と言い方も悪ければ上から目線抜群のコメントをレース後に吐き出しました。

Robertoが外枠に集中すれば潰し合いは必至で、勝ち負けの際にあるのはダノンプレミアムとて厳しかろう・・・と。それならインディチャンプで十全。

「ステイゴールド産駒にして、ステイゴールドの素質に非ず。」というのがインディチャンプの読みでして、内に潜んで一気に突き抜けるという安田記念の競馬は明らかなキンカメ色。

それならばワグネリアン福永からブラストワンピース池添への乗り替わりに異論はありません。また、今の京都はオルフェーヴル馬場。オルフェ馬場ならばSpecialが抜群であるはず・・・。

このように本命は早々に決まりましたが、2着3着で迷走しました。

「オルフェ馬場なら岩田息子が上手にVaguely Nobleを導けば足りるんではないか」

「しかしレッドオルガは一瞬の脚がない。」

「いやいや、マイスタイルが逃げるならば早い脚を使う展開となならないのではないか。」

そうして決まった◯レッドオルガ。大敗でもないし、G1初騎乗なら上々です。「岩田息子」「岩田産駒」というふざけたものではなく、「岩田望来騎手」と正しく書く日も近いでしょう。

 

「藤岡兄貴」は「タナカツ」とか「横ノリ」とか「ゾエさん」とか、愛称の類です。「藤岡弟」とは少しニュアンスが違いますね。たまに福永騎手を「ナーガ」と書くこともありますが・・・。弟は追い込みの精度をもう少し高めて。お願い。

 

閑話休題。

アルアインの伸びなさは意外と言いますか、やはり秋天から良くなっていなかった様子。この短期間でプラス10kgですから案の定って感じもあります。

馬を見られる人はこういう馬をすぐに切れるのでしょうけれど、血統派閥は勘とか期待とか、そういうものでしか判断がつきません。「それは判断なのか・・・?」と突っ込んでくださった方、ありがとうございます。

ただ、仮に状態を戻していたにしてもですね。Vaguely Nobleだとかの血を持たないアルアインがマイルでビュッと動く時期を過ぎていると思いますね。ペルシアンナイトにはそれがありました。

今年のマイルCSを難しくしたのは「Sir Gaylordらしい馬の不在」でして、ダノンプレミアムの敗北を説明するならば「Sir Gaylordらしくなかった」となります。この距離において最高級のRobertoだと思いますが。

プリモシーンへそれを期待する気持ちもありましたが、彼女もまたSir Gaylordらしくありません。私の考えは「ゴールドシップの系譜、Princely Giftの壊れたバネ。」のまま。

Bold RulerやNever Bendで「ビュッ」と動けない彼女では京都外マイルの攻略は難しい・・・というのは正しくあったようで。彼女の走りが好きな私としては外せないところでした。

・・・好きなら外せない予想、この考えにおいて私はエリモピクシーを裏切り続けていますねぇ。いつまでたってもエリモピクシーを理解できません。

レッドアリオンやサトノルパンにもここで印を打っていますから。もうエリモピクシーをマイルCSへ連れて来るのはやめてほしい。

でも私は知っていますよ。来年はレッドヴェイロンが来るんでしょう?また印を打ってやるからな!覚悟してろよ!

もう頑としておりますが・・・きっと、きっと、トキオリアリティーのマイルCSが孫の代に果たされたようにして、エリモピクシーも孫の代にマイルCSを攻略してくれると信じていますよ。 

 

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