砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

Pico Neo3 Linkを購入して思ったこと

8月下旬に体ぶっ壊しまして、1ヶ月ほど仕事を休んでいました。「リコリス・リコイル」とか「振り返れば奴がいる」を視ていたのは、そのためです。

医者には「慢性疲労症候群みたいなもんだね」と謎の言葉を告げられました。「慢性疲労症候群」は診断のつかないものでして、検査とかで異常が見つからないものだそうです。様々の検査を重ねた上で「どの病気でもねぇぞ!症状からして慢性疲労症候群じゃねぇか!」みたいなもんだそうです。

その症状の一つに「6ヶ月以上症状が継続する」というものがあります。なので私は「慢性疲労症候群」ではなく、それらしい何かなのです。

1ヶ月ほど休んで、全然治る様子がないので「休職しますわ」と申し出て上司と面談をしました。上司×2はその申し出を全スルー。私に働くよう促し、可能な範囲内で働いています。週に20時間くらい。

 

大学+仕事の生活が破綻した・・・相当前から破綻していたのだ、という。

2年前から疲労のために肝臓の数値に異常が出ていて、後頭部も円形脱毛症が出来ていて、夜も眠れないことがありました。精神的には毎晩友人とDiscordで話したり、職場で上司と駄弁ったりで安定させられていたと思います。私は身体より精神に来るタイプだと思っていたので、そこは気をつけていたのです。

しかし・・・通勤中は黙り込むことが多くなっていたのです。私はいつも車の中でチャゲアスを歌うのが当たり前で、それをする体力すらなくなっていたのでした。私の大好きな「river」の歌い出しが分からなくなって、すごく困惑しましたねぇ・・・。

今は「振り返れば奴がいる」から「なぜに君は帰らない」を久しぶりに歌いまくっていて、体力的には一時期ほど落ちていないようです。毎日あのハイトーンを出せるように練習していて、充実はしていますね。

 

「慢性疲労症候群」と言えば仰々しいんですが、我慢に我慢を重ねていた身体が音を上げただけであるようです。少しずつ体調は良くなっていますし、大学も1年の延長で済みそうです。収入面で厳しさはありますが、貯金を切り崩せば問題はありません。

そんな中、私は「Pico Neo3 Link」を購入したのです。別に暇を持て余しているわけではなくてですね、エアロバイク用なのです。VR目的ではなく、便利なディスプレイということですね。

この逆境において私は「仕事で一切の無理はしない。その上で最強の体力を手に入れて復帰する」という目標を掲げています。人間、やっぱり体力なんですよ。タバコばっかり吸ってちゃね、駄目なんです。でもタバコは美味しいんで、エアロバイク漕いで相殺しようという。なんだったら吸いながら漕げばいいんです。

灰皿付きのエアロバイクはなかなか格好いいと思うんですよね。ヘッドマウントディスプレイを頭に装着して、チャゲアスのライブとか競馬のレースとか見ながら、タバコを吸って、エアロバイクを漕ぐ。近未来的っ!

 

で、使用した感想ですが。PS3をHDMIで出力した時くらいの感動はありました。それ以外は・・・まぁ、想像以上に面倒くさいデバイスだし、ソフトウェアに金がかかるなぁと。

面倒くさいってのは、まぁ、言うほどではあります。WifiでPCとつなげることも出来ますしから。遅延や画質を求める場合はDPでつなぐのが無難で、「Pico Neo3 Link」はデフォで5mのケーブルがついてますから設置にかかる問題は特にありません。

随分と温められた分野ですから、想像していたほどの問題はないのですよね。特にこいつは必要なものがワンパッケージで、これだけ買っておけば何も不自由がありません。これで価格が5万を切るのですから、なるほど、誰もが勧めるだろうなと。

PSVRも相当価格を頑張っていたはずですが、その後にMetaから更に安くてスペックの良いものが出て、それと同スペックで付属品がパーフェクトなのが今回の「Pico Neo3 Link」となります。

Meta Quest2は価格がこれより高く、付属品は基本的に別売り。その代わりに遊べるソフトが最強というものです。どちらかと言えばスタンドアローンで真価を発揮するわけで、PC接続を主軸とする場合は「Pico Neo3 Link」のコスパが圧倒します。

特にVRではなくヘッドマウントディスプレイとしての需要を見込む場合は「Pico Neo3 Link」しかコスパが見合うものがないというべき。VRのコントローラーも評価が相対的に低いのですが、マウス代わりに使うと考えれば気になるはずもありません。

 

あとは、まぁ、慣れが必要です。慣れるにしても長時間の使用が難しいという。1時間も使ったら焦点を合わせる目に違和感が出てきます。目が疲れるのです。

これもやはり慣れが必要らしく、操作に慣れるにはVRに慣れる必要があります。幸いにしてデバイス自体の軽量化も進み、装着の塩梅も悪くありません。締め付けについても気になるほどではありません。(個人差あり)

ですので失敗したくない人は試着が必須でしょう。VRゲームを主目的とする場合は尚更です。私はエアロバイクを漕ぐだけですから、あんまり深く考えませんでした。

 

何にせよ、新たな風が吹くのは間違いありません。

不満点を挙げればいくらでもあるんですが、この新感覚は想像を超えてくること間違いなし。何かしら有意義な形を作り上げられれば、5万円は高くなかったなぁと思えますね。

とりあえずは秋天の予想しなきゃいけません。菊花賞は納得のいく予想が出来ませんでしたから、今回は馬券の心中相手をしっかり見つけたいですね。

 

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