「とは」と言い切れるのだが、説明するのはとっても難しい。直感的にそれはあると思っているだけだし・・・。
父母間Hail to Reasonクロスのフェイムゲームと、父Hail to Reason4×4・母非Hail to Reasonのゴールドアクターなので、順序はいろいろ違っていてもHail to Reason×La Troienneの表現でAR共を踏破しているはず。
上の画像に補足。
Busandaの主な構成血統はMan o'War・Blue Larkspur・Summer Girl・Sweep・La Troienneである。
サンデーサイレンスと大きく絡むのはMan o'War・Blue Larkspur・Sweepで、小さく絡むのがSummer Girl。
またMr. Prospector×Buckpasserなどでおなじみの「Flambette×La Troienne」から、その絡みも含めた。
Sweepは牝系がWoodbineであるから、書こうと思ったら、おそらく、20くらいはナンバリングが続く。そのほどの脈絡がある血統だからフェイムゲームの配合に関しては大した意味はないのだわ。
あと、「歪な累代アウトが~」のくだりについて。本当に正しい配合を組んだら中距離馬~中長距離馬に出るべきだろう。「4分の1サンデー」で「4分の3Almahmoud」なのだから。
最後にボツ案紹介。
Sir Gallahad=Bull Dog。ハーツクライ自身は「4分の1トニービン」によってSir Gallahad=Bull Dogをアウトとしている。またホールオブフェームもディクタスによってアウト。「Sir Gallahad=Bull Dog」はね・・・。
Bull Dogの全姉にして、Sir Gallahadの全妹であるNoor Japanは引くのだわ。それじゃ「4分の3」×「4分の3」という黄金配合足り得ないじゃんって。(キセキは「4分の3Northern Dancer・4分の1トニービン」×「4分の3Northern Dancer・4分の1サンデーサイレンス」の配合)
そこで閃いた。「Sir GallahadとBull Dogをバラして考えたらどうだろう」と。
これで完全な非Bull Dogだったら面白かったんだけれども、UnderstandingがBull Lea-Bull Dogを引くのよねぇ。だからボツにした。結局4分の4Sir Gallahadは変わらなかったし。
基本的に全きょうだいは別物と思っている。別物だからこそ、そのクロスが有効に働くわけでね。
ブラックタイド=ディープインパクト=オンファイアは別物として扱う。けれどSir Gallahad=Bull Dogくらいの繁栄をしていると厳しいだろう。サンデーサイレンスやベルベットサッシュの様に全兄弟クロス・全兄妹クロスが入る場合が多すぎる。
こうなったら別物が融合した表現だ。その代ではなくて、例えばGallant Foxの観点から「4分の3・4分の1」を語るべきだろう。(それはそれでFighting Foxの存在がある)
次のボツ案は、Tracery。
ほら、ダイナサッシュが「4分の3Tracery・4分の1Princely Gift」でしょ。これでRibotやPrincequilloに話を持っていけばTom Rolfeのスタミナについて話が出来る。イッツパーフェクトプラン!
ベルベットサッシュも「4分の1Doronic」でアウトにしていてね、したらホールオブフェームもさ「4分の1Why Me Lord」でアウトなんじゃね!?うほほーいって思ってた。DoronicにNasrullahを引いてたら完璧だったのになって思ってた。
でも掘り掘りしたらあったの。Why Me LordにTraceryが。サンデーが非Traceryだからさ、これ行けるんでないかって気持ちが強くあった。
いや、これは結構すごいことだったんだわ。Northern DancerにTraceryが見られる様に、Mumtaz MahalとTraceryは密接な関係にある。それがきちんとアウトブリードされていて、そのアウト箇所にMumtaz Mahalがほぼ見られるってのは。
けれどSanctusが「Tracery×Mahmoud」であるわけでね、この流れに逆らう事はできなかった。
最後のボツ案は、Polynesian×Prince Rose×Kassala。
PappagenoとPrince Chavalierは父Prince Roseと母(直祖母)Kassalaを同じくする「4分の3同血」の甥叔父の関係。PolynesianはNative Dancerの父として有名で、他にBoldnesianの母父としても見られる。(BoldnesianはSeattle Slewの直祖父)
この観点からダイナサッシュ・Why Me Lord・アイリッシュダンスを結び付けられるぞ!というネタ。
ボツになったのは上のTraceryネタが原因。
Pappageno≒Prince Chavalierで緩和されているのはAbbot's Speed。これはAbbot's Traceの直仔だ。Abbot's TraceはLady Angelaにも見られる血統で、その父はTracery。
つまり「Why Me LordはTraceryをアウトにしている上に、PappagenoによってPrince Chavalierをニアリーしている。」という結論だった。その脈絡がまるまるアイリッシュダンスへ流れ込むのだから好配合も好配合よ。
・・・好配合ではなかったよねぇ。
本来ならBold Reasoningに見られるTraceryは無視してもいい。しかし近くにPrince Chavalierへニアリーの入るPappagenoがあるのでね。これは脈絡とみなすしか無い。
いわば「異系的Tracery」であって、あんまり作用していないタイプなのだわ。作用していたらSeattle SlewはNorthern Dancerをパクパクモグモグしていたろう。
作用しないもんだから、また裏のTraceryと結ばざるを得なかった。著名な裏TraceryといえばSpecialよ。それもHail to Reason×La Troienneの共通項を以って強く結びつくSadler's Wells。これが最強。
エピファネイアやエルコンドルパサーの強さをフェイムゲームは持っていなかった、という結論に至る。トニービンでSpecialの代用がされているわけでもなし。
[fin]