G1レースを好走しているだけにもうそろそろ重賞勝ちが欲しいアンコイルド。
しかし今回も勝ち切りは厳しいかもしれません。
理由はいくつかありまして。
まず勝ち切れる競馬が出来ていない、ということ。
リスクを飲み込んだ大胆な行動をしないので飛び抜けて得意な展開がないのです。
京都大賞典、京都記念とやはりこの舞台を得意としてはいますがトーセンラー相手に勝ち負けするのが精一杯。
ヒットザにデスペ。大負けも多く、突然台頭する典型的穴馬にしてやられてしまっているわけですね。
やはり勝ちパターンを持っている馬を相手にオールラウンダーが挑むのは難しい。
今回も脚質という点では向くと思います。
しかし相手が強い。レッドレイヴンというなかなか一筋縄ではいかん馬がいる。
AJCCを20kg増で惜敗の４着だ。次で一発はありえる。４歳馬だし。
元々は素質馬だったしクラシック路線で活躍もしている。今回の斤量でならば順当勝ちでしょう。
京都巧者タイプだがディープは中京でも仕事をする。危険である。
更に注意したいのが金鯱賞組である。ラブリーデイにフラガラッハ。
フラガラッハは2000m以上でもある程度の仕事をすることが分かったし今回も注目。
有馬記念は前崩れの上、ダンスインザダークらしい中山の脆さが出た。中京でもう一度。
更にアクションスターとかね。そしてブレイズアトレイルよ。
ブレイズアトレイルはこれからが怖い馬。中京みたいな馬場で差してきたらちょいとね。
ただこいつも勝ち癖がない。が、いい具合に良化してきているので狙いたい。
というわけで。ハンデ戦にしては粒が揃った、というレースでしょう。
波乱があっても驚かない。順当でも驚かない。面白い。
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