砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

アデイインザライフって何様なのか 弥生賞回顧

なんだよお前。


「なんてディープっぽくない馬なんだろう」

と思っていたら今回のレースっぷりは完璧にディープ産駒のそれじゃないですか。

中団からしっかりと脚を使って3着に滑りこんでいる。

予想以上にタフな芝で舞台が中山、ということ以外はディープっぽい走りだった。

この条件下でディープらしさを発揮できるのはその巨体ゆえなのでしょうかねぇ。

しかしそれだけに今回は・・・ちょいと大物感が薄れてしまった。

大外まくりの末脚がなんとも大物感があって良かったのに中団からじくりと脚を使う今回の競馬。

ゴールドシップも中団からじっくりと競馬をさせたら人気がなくなるのだろうねぇ。

それだけ大外まくりの一気呵成差しってのは心を踊らす魅力があるんだ。

今年の弥生賞はちょいと傾向が違いましたねぇ。

後傾ラップなのだけど4Fくらいのロングスパート的な展開になっている。

折り合いを欠いたイタリアンネオが4角で置いて行かれたのはそういうことですね。

つまりは昨年の有馬記念的な展開です。あのままトゥザワールドが突き抜ければオルフェーブルになれた。

しかし伸びに欠いたというか・・・突き抜けすぎて馬が手を抜いたというか。

それでワンアンドオンリーが一瞬の差し脚でハナ差勝負に。

そして4ハロン勝負&有馬記念的、ということでキンカメが活きる展開だった。

キンカメというかトゥザワールド歓喜するような展開。

後方競馬のエアアンセムとキングズオブザサンが4着5着しているのもデジャヴですよねぇ。

基本的に前が崩れる展開なので後方の馬はある程度届くんです。ラヴイズブーシェとかさ。

なのでエイシンエルヴィンとかはそこまでマイナス評価をする必要はありませんね。

アグネスドリームは意外といいペースで逃げました。

13秒台に緩まないどころか1200mの時点で11秒台をラップしているくらいで、逃げ馬には厳しい展開。

・・・ちょいと深読みし過ぎかもしれないが。

川田の牽制って・・・結果的にアグネスドリームを突っついてないかな?

トゥザワールドが動いて、イタリアンネオが折り合い欠いて、エイシンエルヴィンが動いた。

エイシンエルヴィンがちょいと前を突っついてサトノロブロイが前に。アグネスドリームのペースが上がった。

トゥザワールドの前の馬が全部押し上げている。

そしてこいつの前の馬は全部沈んだし、後ろの馬はブラックへブンとタイセイクルーズ以外全部脚を使っている。

ははぁ。横ノリも上手かったけど川田も狙ってやったのならすごい男だな。

1倍台人気の馬ってプレッシャーかかるけど、逆手にとればこんなに周りを動かせるんだ。

あれ?

アデイインザライフも一緒に動いてウンプテンプの外につけているぞ。

ウンプテンプはそれを見て前に前に押し上げた。

3角に入ったら気合入れてアデイインザライフが上昇開始だ。展開向いてるね。

内であれだけスペース使って追い出せるんだから向いているでしょう。

キングズオブザサンなんてのは縫い差しですよ。あの密集した中を縫った結果だからなかなか強い結果。

エアアンセムも大外からまくりかけているから悪くない。強い。

アズマシャトルは流れに乗れなかった。騎手の力が足りてなかったというか、中山の経験不足というか。

土曜は阪神にいたわけだから仕方がないかもしれないがね。松山弘平

ゼンノロブロイ産駒は流れに乗れなかったら終わりというピーキーな馬だから困りものだな。

エイシンエルヴィンはねぇ・・・秋山の強気競馬がちょいとマイナスになったかな。

それも良し悪しだ。次頼むよ。

イタリアンネオも強気に持って行った結果なので仕方がない。

結果論では後ろで溜め競馬に徹したほうが良かったのだろうがな。

ウンプテンプは流石にね。村田このやろう!って競馬だったね。

新馬戦を見たのか?って話だ。緩まないままに直線向いて話になる馬かよ。馬鹿か。

東京1800mでさえアレだけ内で溜めても最後は伸びきらなかったんだ。3角からのスパート争いで競馬になる馬じゃねぇんだよ。

・・・

このやろう!!!買ってないからいいけどよ!

ということで・・・

本番はそこら辺を踏まえて考えたい。

[fin]