そんなのあるのだろうか。分からない。
なぜこんなことを書き始めたか、というと・・・
今回の中日新聞杯ではアンコイルドやラキシスなどの京都巧者が出走してくるからだ。
京都記念の3着4着馬である。
アンコイルドは非サンデー系であるが最強のネタ馬ジャイアンツコーズウェイ産駒。
「併せたら絶対に抜かれない」という変態馬であった。
長い距離を使ってじっくりと加速するような展開ではかなり強い。外回り巧者。
ラキシスはエリ女2着馬。牝馬戦を駆逐する勢いのメイショウマンボの2着。牝馬戦のディープ代表として勝ちが望まれる。
鞍上にはリーディングを取り、弥生賞&チューリップ賞を立て続けに勝った川田将雅。
ディープ産駒らしい先行からの前残りが極めて強力。第二のジェンティルドンナになれるか?
他に京都巧者と言えば・・・まぁ、ディープ産駒は総じてそうなるでしょう。
マーティンボロやエックスマーク。
この2頭は惜敗続きで出世が遅れてしまったが重賞級の力は十分ある。
穴馬なんてケチなことはいわず、本命路線と言えるだろう。ハンデ戦だし。
というわけで本題に。
先に結論。まず互換性はないでしょう。
直線の長さや登坂云々を考えれば阪神巧者や中山巧者を狙いたい。
金鯱賞ではハーツクライ産駒が2頭、キンカメが1頭とパワー&スピードな馬が台頭している。
(1着カレンミロティック 2着ラブリーデイ 3着ウインバリアシオン 4着はトゥザグローリー)
傾向を同じくする、とは思わないがね。
それでも芝や登坂、直線の長さを思えば当然の展開だ。
また、東京と似た部分として展開的な強制的前残りが発生することが多い。
ある程度長い直線があるので差し馬たちが脚を溜めすぎてしまうパターンが発生する。
まさに金鯱賞がそれ。開幕週&ナルト暴走でキツイ前残り状態となった。
3着のウインバリアシオンは能力で強引に差し切ったのは流石というところ。馬券泣かせだわー。
今回もラブリーデイが出てくるが開催2週目ということもあって分かりやすい前残りになりはしないだろう。
この馬は小倉で結果を出しているだけに京都にも挑戦して欲しい。
キングカメハメハ産駒は実際のところ微妙な戦績であったりする。
特に単勝回収率は低い。回収率を考えればキンカメの単勝は買えないところだ。
しかし複勝回収率がなかなかに良い。穴っぽく飛んでくるようである。
そもそもキンカメというのは中山2000mで驚異的な強さを誇る。キンカメの庭と言える。
他に東京2000m、阪神1800mなどで戦績が良い。内回りより外回り、というタイプ。
中山の外回りでも1600mではキンカメだが2200mになるとステイゴールドが台頭する。
2200mとなるとスピード<パワー&スタミナに比重が行くのだろう。
それらを踏まえて中京2000mのデータを考えると・・・。
変だよね。パワー&スピードが活きそうなのに。
うーむ。
つまり瞬発力ですよね。上がり勝負になる面があるんだ。
複勝回収率が高いのは前残りになったときにキンカメが上手に生き残るから。
なるほどねぇ。
少しは求められる要素が分かってきたぞ。
つまりは・・・アンコイルドはやはり惜敗パターンだな!
瞬発力が求められる展開ではアンコイルドは厳しいですよ・・・。
ハイペース逃げに乗っかっての前残り展開ならば・・・まさに昨年の金鯱賞ならば・・・。
あれ。ラブリーデイってめっちゃ展開で得してるじゃん。
奇跡的な2連続惜敗だったのだな。
今回もラブリーデイが馬券になるようならば勝ち馬はアンコイルドしかいない。
逆に言えばラブリーデイが馬券になる可能性はなんだかんだで低い。
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